【バリ島旅行記⑦】バリ島からギリ・アイルへの行き方&久しぶりの船酔い
4日間のウブド滞在を終え、私たち一行が次に向かったのは、ロンボク島の北西部に位置する離島の一つ、Gili Air(ギリ・アイル)です!
ギリ・アイルがどんな場所なのかは、過去記事で簡単に紹介しておりますので、そちらを参考いただくとして…。
その島は日本から直行で行けませんし、バリ島からも船で2時間ほどの距離がありますから、長期休暇が取りずらい日本人にとっては少々マイナーな旅行先かもしれません。実際、私も今回初めて訪れましたし、提案されるまで島の存在さえも知りませんでした。よって、日本語による現地情報も比較的少ないかと思いますので、今日から数回に分けて、このギリ・アイルについて紹介していきたいと思います!
というわけで、本日のお題は『バリ島からギリ・アイルへの行き方』についてです。
バリ島からギリ・アイルへ行くには、スピードボートの利用が最も一般的です。そして、スピードボートが発着する港は、運航会社によって異なるようですが、Padang Bai(パダンバイ)、Sanur(サヌール)、Serangan(スランガン)の3カ所。※便が多いのはパダンバイです
私たちはウブドに滞在していたので、最寄りの港はパダンバイです。よって、『ウブド (送迎車)⇒ パダンバイ港(ボート) ⇒ ギリ・アイル』というルートで島へと向かいました。
では、具体的に見ていきましょう!
利用した運航会社
今回、ギリ・アイルへの往路は、大手である Bluewater Express(ブルーウォーター・エキスプレス)さんの便を利用しました。スピードボートの運行会社は数多くあり、サービス内容や価格帯にはかなり幅があるようです。しつこいようですが、今回は小さな子供たちが一緒なので、便利かつ安全であることが第一優先です。よって、値段は少し張りましたが、オペレーションに定評のある大手の会社を選びました。
予約に関しては、運航会社さんの公式HPから直接申込みました。旅行会社や予約サイトを通して購入するなど、調べればもっと安くあげるための選択肢はあったかもしれませんが、今回はとにかく『簡単』『安心』『スムーズ』であることが最良だったのでダイレクトに!(←単に調べあげるのが面倒だったという説有り/笑)
パダンバイ港への行き方
パダンバイ港への行き方ですが、旅行者の場合、運航会社の送迎サービスを利用するか、自身で送迎を手配するかのいずれかになるでしょう。
①運航会社の送迎サービスを利用する
大手の運航会社には送迎サービスがありますから、そちらを利用するのが一番手間がなく安心だと思います。その理由としては、下記2点が挙げられます。
・船のチェックイン時間に間に合うように迎えに来てくれる
・港に到着してからのチェックインや荷物の預け入れがスムーズに進む
そもそも自社のボートに乗せるための送迎サービスですからね。間に合わせないわけにはいきませんから、先方で適切な時間帯を設定し、宿泊先まで迎えに来てくれます(エリア外の場合もあるので確認は必要)。また、港に到着したら、運航会社のオフィスを見つけてチェックイン手続きをしなければなりません。送迎サービスを利用すれば、そのままチェックイン場所まで連れて行ってもらえるので、右も左も分からない混沌とした現場で、オフィスを探し出す手間が省けます。
他にも、大手のスタッフさんは、会社の制服を着用し、会社のロゴが入った車で迎えに来て下さるので、見分けがつきやすいという利点があります。料金の安い運航会社さんだと、送迎オプションを委託している所もあるそうで、その場合、客引きのドライバーさんと見分けがつき難く、トラブルに発展するケースもあるみたいです。確かに、帰りの便でパダンバイ港に到着した際、あまりに客引きが多いことと、そのカオス加減に驚いたものです。予約したドライバーさんが制服など着ていなければ、落ち合うのも一苦労だろうなと思いました。
コストはかかりますが、その分のメリットもありますので、特に土地勘の無い旅行者の場合は、大手運航会社の便と送迎サービスをセットで利用することをお勧めしたいですね。
尚、予約時に注意する点としては、追加料金の確認ですかね。『送迎車がシェア(乗合)なのかプライベート(貸切)なのか』『ピックアップ場所がどこなのか』によっても料金は変わってくると思うので、事前に理解しておくことが必要です。また、各社で荷物の重量制限があると思うので、事前に確認しておくのが良いでしょう。
②自身で送迎を手配する(Gojek、タクシー等)
運航会社の送迎サービスを利用しない(できない)場合は、自力で港に辿り着く必要があります。方法としては、Gojekやタクシーを利用したり、個人で送迎サービスを手配するなどですね。
個人的には、この方法にメリットをあまり感じませんが、上手く出来れば『安く』つくかもしれません。ただ、先述した『チェックインに遅れないように到着する』『運航会社のチェックインカウンターを見つける』という点で、なかなか気が抜けず、ストレスを感じるだろうなと思います。また、土地勘や現地での感覚を携えていないとトラブルにも遭いやすくなります。トラブルを解決しようとして、結果的に『安物買いの銭失い』状態になってしまうこともありえますので、そこの部分も考慮した上で、旅を計画する必要がありますね!
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というわけで、スムーズな移動を希望する私たちは、ブルーウォーター・エクスプレスさんの送迎サービスでパダンバイ港へ出発!4日間お世話になったヴィラのオーナーさんやスタッフさんにご挨拶をし、温かく見送られながらウブドを後にしました。
迎えに来て下さったスタッフさんは、時間通りに到着。爽やかなライトブルーのユニフォームで正装しており、安心感がありました。車内はエアコンが効いていて非常に快適でしたよ!
ウブドからパダンバイ港までは、車で大体1時間ほどです。海が近くなるほど町の雰囲気も変わっていくので面白いですね。海沿いの道路に入ると、道端で魚を丸ごと売っている人達をよく見かけました。
パダンバイ港ですること
パダンバイ港が近くなると、路面店の数が一気に増えてきます。沢山のワルンや売店、ツアー代理店などを通り過ぎ、車はブルーウォーター・エクスプレスさんのオフィス前で停まりました。
チェックイン&荷物預け入れ
先述しましたが、港に到着したら、まずは運航会社のカウンターでチェックインをしなければなりません。私たちは預け荷物も多くあったので、この時に済ませました。
カフェで休憩
チェックインを終えて身軽になったら、あとは乗船の時間を待つのみです。周辺にはワルンやカフェがありますので、休憩場所を探すのは難しくありません。お洒落なカフェもいくつかありましたので、時間さえあれば、そちらでゆっくり過ごすのも楽しいと思います。
私たちも乗船まで1時間以上の猶予があったので、何処かで休むことに。私はワルンを物色していたのですが、乗船場の近くに何故かプール付きのカフェレストランがありまして…。言うまでもなく子ども達が釘付けになったため、そちらのカフェに入ることになりました(笑)
スピードボートに乗船
オフィスの待合所へ移動
乗船時間が近づいてきたので、私たちは運航会社のオフィスに戻り、そこの待合所で案内を待ちました。確か、この時に、チケットらしきものが配られたような気がします。
そういえば、待合所にはトイレが併設されていたので、この時点で用を済ませておくことを強くお勧めします!というのも、船内にトイレはありますが、運航中は揺れがすごいですし、やはり清潔であるとは言い難いようです。私は実際に見ていないのですが、P氏の娘であるK嬢が「やばかった」と言っていました。あくまで想像の話ですが、問題は会社の設備云々ではなく、客のマナーレベルが様々なうえ、船酔いやら何やらでトイレを汚す人が多いのではないかと推測します。ギリ・トラワンガンまでは1時間30分、ギリ・アイルまでは2時間程度の船旅ですから、出発前にトイレに行っておけば、到着まで行かなくても済むでしょう。
尚、乗船場近くのワルンにもトイレはありますが、有料としているところが多いので、細かい現金(Rp5,000ほど)を用意しておくと、いざと言う時に安心ですね。
乗船
乗船時間になると、スタッフの方が乗船場へと案内して下さったので、皆でゾロゾロと移動しました。どうやら子供がいると優先的に案内してもらえるようで、とてもスムーズに船に乗り込むことが出来ましたよ!
船内の様子
中の席
座席は通路を挟んで、左右に3席ずつ配置されていました。座席数は思ったよりも少なく(恐らく70席くらい)、ボート自体も想像していたより小さかったです。でもまあ、スピードボートですもんね。大きくなるとフェリーになってしまいます
両側に窓はありますが、開けることは許されていません。恐らく、波しぶきがすごいので、水が入ってこないようにするため、そして安全性を保つためだと推測します。ただ、狭い甲板に出ないと新鮮な空気が吸えないというのは、少し大変でしたね。
外の席
甲板に出て外階段を上ると、ルーフトップに2階席がありました。席数はかなり少なく、私が上った時には全て埋まっていましたね。階段はかなり急な上、風が強く、船もすごく揺れるので、ある程度足腰が強くないと上るのは難しいかもしれません。足腰の弱いお年寄りや小さなお子さんがいる方は、1階席にいるのが安全でしょう。
私は一人で様子を伺いに上ったのですが、席が埋まっていたため、後方にある段差に腰をかけてみました。しかし、エンジンの音と振動が大きく、そして風も非常に強かったことから、長居ができる感じではありませんでしたね。残念。
船酔いについて
これはもう覚悟して行って下さい!正直に言って、かなり揺れます!私は普段、船酔いなど全くしないのですが、そんな私でも後半の1時間はかなりしんどくて、一人で必死に耐えていました。まあ、揺れもそうなのですが、フェリーと比べて船体が小さく、エンジンの音や振動が体に響きます。また、外の席が少なくて、ずっと空気の籠った室内にいるしかなかったのも原因の一つでしょう。P氏娘のK嬢もグロッキー状態になっていました。
あと、これは私が悪いのですが、最初の段階で、下を向いて携帯を弄っていたんですよね。これは絶対に良くなかったと思います。普段船酔いしないからと、余裕をかまし過ぎました…… 反省。
船酔いする方だけでなく、普段は全く酔わないよという方でも、スピードボートの船酔い対策は必須です!ちなみに、ブルーウォーター・エキスプレスさんでは、酔い止めのピルがもらえるようです。公式HPを見ると、カウンターでお願いすればくれると書いてあるので、必要な方はもらっておくのが良いかもしれませんね。(出発の30分前に飲むのが良いらしい)
ギリ・アイル到着
パダンバイを出発してから約90分後、ほぼ時間通りにギリ・トラワンガンに到着しました。ここで降りる客もいれば、新たに乗船する客もいるので、しばし停船します。
そこからギリ・アイルまではゆっくりと進行して10分程度。何十年かぶりの船酔いを乗り越え、なんとか無事に島に到着しました!!正直、船酔いが酷くて、あれ以上我慢できた気がしないので、到着した時はかなりホッとしましたよ(でも、帰りの便が恐ろしい・・・)。
まとめ
今回は、私たちの体験談を基に『バリ島からギリ・アイルへの行き方』について書いてみました。船酔いこそは大変でしたが、ブルーウォーター・エクスプレスさんのオペレーションはとてもスムーズで、困ることは何もなく良かったです。やはり、土地勘の無い観光客にとっては、多少コストはかかっても、大手の運航会社さんを利用するのが便利で安心だよなと改めて思いました。
その他、今回の体験を基にアドバイスできることがあるとすれば、本文でもお伝えしましたが、下記の点ですね。
✅大手運航会社の送迎サービスをセットでつけるのが安心
✅港に到着後、チェックインが必要
✅トイレは乗船前に済ませておく
✅船酔い対策はしっかりしておく
✅船内で小さな文字は読まない!!(携帯や本など)
ちなみに、帰りのボートは別の運航会社さん(Ekajaya Fast Ferry)を利用しました。往路とはまた違った体験でしたので、後日改めて記事にしますね。
では、次回からはギリ・アイルでの離島ライフを紹介していきます!