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【バリ島旅行記⑧】ギリ・アイル島内での移動手段

ギリ・アイルは、1時間もあれば自転車で島を一周出来てしまえる小さな島です。海沿いには観光客向けのリゾート施設が立ち並びますが、いずれも素朴な雰囲気で、近代的な建物はまず見かけません。カフェや店が立ち並ぶメインエリアを外れると未舗装の道もありますし、モスクからはお祈りの音が聞こえてきます。全体的にとても長閑な雰囲気で、住民の方々の生活をすぐ近くに感じることができる島です。

島内の交通に関しては、車やガソリンを使うバイクの走行は禁止されています。よって、旅行者の移動手段は『徒歩』『自転車』『チドモ(馬車)』に限られるでしょう。

今回は、そんな『ギリ・アイル内での移動がどうであったか』『不便は感じなかったか』という点について、感想を書いてみようと思います。


ギリ・アイル島内での移動手段

徒歩

徒歩移動に関しては当たり前過ぎて、わざわざここで述べるべきことなのかと迷いましたが、「滞在中に徒歩移動だけで事足りるか」という質問に答えるならば、その答えは「YES」です!(個人的には自転車のレンタルを勧めますが)

先ほども話したように、ギリ・アイルは小さな島です。島の円周は5kmにも満たないそうで、徒歩であっても2時間くらいで島を1周できてしまいます。もちろん個人差はあるでしょうが、歩くのが好きな方であれば、昼間は何の苦もなく移動できると思います(夜は明かりが少ないので気をつけましょう)。

とは言え、島到着時は大きな荷物があるでしょうから、少し注意が必要です。というのも、メインエリアを抜けると未舗装な場所も出てきます。荷物がバックパックのみで、暑い中20分~30分歩くことも苦でないなら問題ないかと思いますが、そうでなければ、後述するチドモ(馬車)を使うか、港に近い宿泊施設を予約するのが良いでしょう。

自転車

ギリ・アイル内の移動には自転車が一番でしょう!自転車は移動にも便利ですが、島内のアクティビティとしても楽しめるので、個人的にはレンタルすることを強くお勧めします!

自転車は島のいたる所でレンタル可能です。インフラがそこまで整っていない島内では、スピードは出さずにのんびり走るしかないので、本格的な自転車である必要はありません。砂地では足を取られたりもするのでタイヤは太目の方が便利な気もしますが、私は少し年季の入ったシティサイクルでも楽しく過ごせましたよ(笑) 外で買い出しとかしたい方は、籠付きだと便利ですね!

それと、宿泊先によっては無料で自転車を貸し出しているところもあります。私たちが宿泊したガンバローにも自転車がついていました。正直、乗り心地はお世辞にも良いとは言えず、ギーギー変な音も出てましたが、それはそれで田舎ライフという感じがして、そんな僅かばかりの不便さが逆に趣があって楽しかったです(笑)

道路事情に関しては、先述した通り未舗装な場所もあります。海辺近くでは自転車を押して歩くこともありますが、それもまた楽しいですよ!

港にあるレンタルバイク屋さん
メインストリートにあるレンタルバイク屋さん
他にも、あちこちにレンタルバイク屋さんがあります。

チドモ(馬車)

これは、ギリ3島ならではの交通手段ですね。島を歩いていると、よく『シャン シャン シャン』という音を鳴らして馬車が走ってきます。荷物が多かったりすると徒歩で移動するのは大変です。島内に車は走っていませんので、そういう時はチドモのお世話になる必要があります。

港には沢山のチドモが待機していますので、見つけるのは難しくありません。ただ、値段交渉はしなければなりませんし、目的地に到着してから金額を上乗せされることも普通にあるので、負けずに頑張って下さい(笑)

チドモ

船着場から滞在先のバンガローへ

さて、ギリ・アイルに到着した私たちは、大きな荷物を抱えて宿泊場所に向かわねばなりません。予約したバンガローは港から約1.6kmの距離。大人だけならまだしも、小さな子供が一緒だと難しい距離です。

そこで男性陣がチドモの交渉に動き出しました!最初に提示された金額は、馬車1台につきRp.200,000(2,000円弱)。うーん、歩いて20分程度の距離でその値段は、日本のタクシーより高い気がするのですが気のせい?しかも、私たちの人数プラス荷物だと、チドモは2台必要です。値段交渉を試みましたが、Rp.200,000が崩れることはありませんでした。一旦断って他のチドモにも聞いて歩きましたが、そちらもRp.200,000と言われたので、もしかすると、あの辺りのチドモは観光客に対して同額で案内しているのかもしれませんね。

欲しい物や必要な事になら躊躇なく払いますが、歩いて簡単に行ける距離に何千円も使うのは皆気が引けてたみたいだったので、「自分は歩いても良いよ~。(っていうか、むしろ歩きたい)」と提案してみました。男性陣もそう感じていたみたいですが、恐らく、私を歩かせるのは悪いと思ったのでしょうね。私が提案したら、二人とも間髪入れずに「僕も歩く!」と言い出したので、P氏娘&子ども達は荷物と一緒にチドモで、P氏&娘旦那&私の3人は徒歩でバンガローに向かうことにしました!

バンガローまでの散歩はとても楽しかったですよ!港から真っすぐ伸びたメインロードにはお洒落なカフェやお店が並んでいるのですが、そこを過ぎると一気にローカル感が増します。道も途中から不安定になりますし、民家のバックヤードではニワトリや牛が放し飼いにされていて、本当に長閑です。緑輝く小路もまさに南国の田舎という感じで、素朴な雰囲気。バンガローまで歩いたことで、お店の集まる場所も分かりましたし、何となく道順やクリニックの場所など知ることが出来て良かったです!

船着場のメインエントランス
お洒落なお店が集まるメインストリート
メインストリートにはコンビニもあります
趣のある緑のトンネル
途中、子供達と荷物を乗せて行ったチドモ(馬車)とすれ違いました。
すれ違い様に手を振ってくれたりして、お兄さんはとてもフレンドリーでしたが、
P氏娘曰く、最終的にRp.300,000を請求されたそうです(笑)
放し飼いの牛の群れ!
突如現れるので驚きます(笑)

20分ほど歩いて無事にバンガローに着きました。レセプションでは、先に到着していた子供たちがウェルカムドリンクを飲んで寛いでいましたよ(笑)

チェックインを済ませてバンガローへ行くと、部屋の前に、既に自転車が用意されていました。無料の自転車が宿泊料金に含まれていて、まあ、乗り心地は微妙でしたが、滞在中はずっとこれを使えたのでとても便利でした!

ウェルカムドリンク
ジンジャーが効いていて、とっても美味しかったです!
無料のレンタルバイク
バンガローの前には、自転車が二人分置かれていました。
乗り心地はお世辞にも良いとは言えませんでしたが、この島ではスピードは出せませんし、
蛇行しながらのんびり走るくらいが丁度よいので、何ら問題はありませんでしたよ!

最後に

以上、今回はギリ・アイルでの移動手段について書いてみました。大した内容ではありませんが、宿泊場所を決める際には、島内の移動手段も多少考慮したうえで、エリアを決めると良いのかなとは思いましたね。

それと余談ですが、ギリに行くなら荷物は少ない方が良いです。私もバックバックだったらどんなに楽だったろうと思いましたが、この後にパース帰省を控えていたため、荷物の種類が多く、大き目のスーツケースでなければいけなかったんですよ。インフラが整っていない場所だと、土埃などで汚れやすいですし、スーツケースなどの素材は損傷しやすいです。ですので、高級なスーツケースは持って行かない方が無難な気がします。実際、私のスーツケースは、バリ島を出る頃には部品の一部が取れて無くなっていました(ガムテで補強しました/笑)。今回のバリ旅行は移動の多いスケジュールだったので、それも想定内。安いスーツケースを持って行って正解でした!

では、次回の記事では、ギリ・アイルでリピートしたワルンについて紹介しますね!


おまけ

ギリと言えばウミガメ!
スノーケリングで一緒に泳いだりするのがギリ3島で人気のアクティビティなのですが、
泳がずとも、港にも沢山いましたよ~(笑)


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