見出し画像

【バリ島旅行記⑭】ギリ・アイルからバリ島へ/EKAJAYA FAST FERRY を利用した感想

さて、忙しさにかまけて放置していた『バリ島旅行記』ですが、いい加減完成させたいと思います!本記事を含めて残り2記事ですが、ご興味のある方はどうぞお付き合いくださいませ m(_ _)m

今回のトピックは、4泊5日のギリ・アイル滞在を終え、再び航路でバリ島に戻った際の体験談です。往路は Blue Water Express(ブルー・ウォーター・エクスプレス)さんのスピードボートを利用しましたが、復路は EKAJAYA FAST FERRY(エカジャヤ・ファスト・フェリー)さんのボートを利用させていただいたので、そちらのレビューがてら、当日の移動の様子をお届けしたいと思います。

※往路の体験談は下記記事をご覧ください。


利用した運航会社と手配内容

EKAJAYA FAST FERRY(エカジャヤ・ファスト・フェリー)

前述した通り、復路は大手として知られる EKAJAYA FAST FERRY(エカジャヤ・ファスト・フェリー)さんを利用しました。往路は調べる時間が足りず余裕がなかったので、大手でオペレーションに定評のある Blue Water Express(ブルー・ウォーター・エクスプレス)さんにお世話になったわけですが、現地到着後に口コミ等を見ると、エカジャヤさんも人気の大手運航会社とのことだったので、詳細を調べてみることにしました。

上記の公式ウェブサイトで確認してみると、便数が複数あり、出発時間も私たちの都合に丁度良い感じでした。船内設備も特に問題無さそうですし、なんなら大手の割には料金が安めです。しかも、船のサイズが大きく、船上のデッキにも席があるとのこと。会社名の通り、スピードボートというよりはフェリーの印象です。船体が大きいと揺れを感じにくいですし、外のデッキ席を陣取れば風に当たることができます。これが何を意味するか…、船酔い対策ができます!

往路時の体験談にも書きましたが、P氏の娘(K嬢)と私は、往路のボートで船酔いにやられまして、限界ギリギリのグロッキー状態となりました。船酔いしづらい船があるなら是非そちらを選びたいということで、復路はエカジャヤさんにお世話になることにしました。

パダンバイ港 vs スランガン港

到着港についてですが、バリ島での次の滞在場所がスミニャックエリアだったため、当初の予定では、パダンバイ港ではなくスランガン港(サヌール近く)行きの船を予約するつもりでいました。しかしながら、その場合、乗船時間が1時間ほど長くなるため(経由地が多い便だと2時間以上)、船酔い組にとっては一抹の不安が…。特に船酔いがひどかったK嬢の強い希望もあり、車移動の時間は長くなるけれども、乗船時間の短いパダンバイ港行きの便を選びました。

エカジャヤ・ファスト・フェリーさんが運航する船のルートマップ
オレンジの線で囲んだ箇所を見ると分かる通り、スランガン港の方がスミニャックに近いです。
ただ、私たちは船酔いの心配があったので、パダンバイ港行きの便を選択しました。
(画像元:https://baliekajaya.com/schedule-pricing-2/)

パダンバイ港からの送迎手配

パダンバイ港からスミニャックにある宿泊先までの送迎は、P氏のお友達であるマデさんにお願いしました。パダンバイ港は多くの観光客や客引きで混み合っているため、自分が手配したドライバーと落ち合うのは結構大変らしいです。その点、顔見知りの方が迎えに来てくれるのは心強かったですね!

※マデさんについては、下記の記事で紹介しています。

尚、ブルー・ウォーターさんやエカジャヤさんのような大手の運航会社であれば、ホテル、又はホテルに近いエリアまでの送迎サービス(有料)の利用が可能かと思いますので、土地勘のない旅行者さんであれば、そちらを利用するのが無難かと思います。

記事後半に画像を張りますが、実際、パダンバイ港は客引きが多かったです。中には、あたかも『自分はあなたが予約したドライバーですよ~』と言わんばかりの態度で接してくる『偽装ドライバー』なる人もいるようで、トラブルになることも多いとか…。その点、大手会社の送迎車であれば、スタッフさんは会社のユニフォームを着ていたり、港にカウンターオフィスがあったりするので、確認はし易いものと考えます。

当日の移動の様子

では、ここからは私たちの当日の旅路をレポートしていこうと思います。

宿泊先からギリ・アイルの船着き場へ

私たちが宿泊していたバンガローは船着き場から徒歩20~25分ほどの距離にありましたので、往路と同じようにチドモ(馬車)を利用しました。小さな荷物なら歩ける距離ですが、スーツケース等の荷物が一緒だったのと、何より小さな子ども達がいますからね。宿泊施設のフロントデスクを通して2台手配しました。

チドモ(馬車)
島内では、車やガソリンを使うバイクの走行は禁止されていますので、
観光客の移動手段は、徒歩か自転車かチドモに限定されます。
チドモから眺める景色
チドモから眺める景色
チドモから眺める景色
チドモから眺める景色

そういえば、港に到着してちょっとしたトラブルがありました。アジア旅行でありがちですが、チドモから降りる際、予定外の金額を請求されてしまったのですよね。予約した際、宿泊施設のフロントデスクからはRp.150.000(一台)と案内されていましたが、実際に請求された金額はそれよりかなり高かったという…。まあ、値段は交渉で決まるような文化がありますし、正規金額というものが存在しているのかどうかも分からないので(あるなら最初にプライスリスト等で提示してくれると助かるのですが…)、今回はホテルから提示されていた最初の金額を渡して、乗船場へと向かいました。

チェックイン/乗船/船内の様子

港に到着したら、先ずはチェックインをして、乗船の案内があるまで待ちます。面白かったのは、船に乗る前にワンクッションあったことです。桟橋から直接船に乗ることは出来ず、一度大きな『筏』のようなボートに乗って、沖に停泊している船まで向かい、そこで船に乗り込んだのですよね。あくまで予想ですが、エカジャヤさんの船が大きいため、直接桟橋につけることが出来ないのだと思われます。その『筏』のような乗り物は結構揺れましたが、これはこれで楽しい体験でした!

乗船するために乗った大きな『筏』のようなボート
これで沖に停泊している船に運ばれ、乗船しました。

乗船後、屋内の席には目もくれず、私は一目散に船上デッキへと向かい、席を陣取りました。よって、屋内の席はちゃんと見ておらず、そのため詳しい説明はできないのですが、いたって普通だったかと思います。エカジャヤさんのホームページによれば、ちゃんとエアコンもついているようですし、子ども達やK嬢も途中から屋内席で過ごしていたので、それなりに快適だったのだろうと思います。

私はと言えば、出発から到着まで、ずーっと屋上のデッキ席におりました。下の写真のように、ベンチ型の席が左右に各5~6列ほどあったので、問題なく席を取ることができました。

屋上のデッキ席

当日は若干曇りがちでしたが、紫外線は結構強く感じましたね。風もめちゃくちゃ強くて、普段日焼けをあまり気にしない私でも、何かしらで肌を守らないと危ないなという気持ちにさせられました。たまたまバリ島で購入していた巻きスカートがバックパックに入っており、それで腕と肩をカバーすることができたのでラッキーでしたね。船に乗る時は、薄手の長袖・長ズボンの着用に加え、帽子やサングラスの持込みを強くお勧めします!(風が強いので、帽子は飛ばないようにする工夫が必要です)

なお、船上ではスタッフさんがビールやコーラを売っていました。値段は少し高いですが、やはり気温が高いので、冷たいドリンクを飲むとサッパリします!私は普段ソフトドリンク類を飲みませんが、手持ちの水が最早お湯に近い状態になってしまっていたので、ついついコーラを買ってしまいました。暑い時に飲む冷えたコーラはとても美味しかったです(笑)

ギリ・アイルからパダンバイ港へ(ロンボク島経由)

さて、ギリ・アイルを出発して15分ほど経った頃でしょうか。大きめの港に到着しました。こちらのボートはロンボク島経由だったようで、しばしの間停船しました。

船で乗り合わせたオーストラリア人カップル(シニア)はロンボク島でトレッキングをすると言っていました。観光開発が進んでいるとは言えど、バリ島ほどリゾートリゾートしているわけではなく、まだまだ自然豊かで地元感が強い場所らしいです。私たちは船から島を眺めるだけでしたが、それでも、そんなロンボク島の素朴な雰囲気は感じ取れました。インドネシアの大都市やリゾート地を避けたい旅行者にとっては、ロンボク島は面白い場所かもしれませんね。私も次にインドネシアに行くなら、ロンボク島を訪れてみたいなと思いました。

ロンボク島の港に到着
結構沢山の人達が乗り降りしていました。
そういえば、ギリ・アイルで働いている方の中には、ロンボク島住みの方もいらっしゃったので、
島に帰省する方も少なくないのかもしれません。
船から眺めるロンボク島
同じインドネシアでも、バリ島とはまた違った雰囲気を感じました。

さて、ロンボク島を離れた後は、パダンバイ港に向かって一直線です。それなりに揺れはありましたが、外の空気と風に当たっているだけで大分違います。「これならイケる!」と早い段階で悟りましたし、実際、船酔いはしませんでした!

船からの景色
後半はポツポツと雨も感じましたが、晴天だと暑すぎただろうと思うので、
結果的には曇り模様で良かったのかもしれません。

パダンバイ港到着

ギリ・アイルを出発して約2時間後、パダンバイ港が見えてきました。さすがバリ島なだけあって、リゾート施設があちらこちらに建っているのが見えます。

パダンバイ港
往路で立ち寄った際には気づきませんでしたが、
リゾートっぽい施設が沢山建っていました。

そしてもう一つ、船の上から見て「おお!」と思ったのが、客引きの多さです。船が近づくにつれ、客引きの皆様も増えていきます。港に到着して船から降りると、「タクシー?」「車は必要かい?」などと言いながら、次々と客引きの方々が近づいてきますので、毅然とした態度ですり抜けなければなりません。

私たちは友人のマデさんに送迎を依頼していたので、「ノー・センキュー」と言って、ただその場を立ち去るだけで良かったですが、事前に運行会社やエージェントを通して送迎依頼をしていた場合、どの人が自分を送ってくれる人なのか判断するのは難しいだろうなぁと思いました

先述しましたが、『自分はあなたが予約したドライバーですよ~』と言わんばかりの態度で接してくる、いわゆる『偽装ドライバー』なる人もいるようなので、注意が必要です。そういったトラブルに遭う可能性を低くするには、やはり、大手の運航会社さんに送迎を依頼するのがベターだろうなと感じました。

船の到着を待つ、出迎え、ならびに客引きの皆様

さて、P氏の友人であるマデさんと落ち合うのは、お互いに顔を知っていますので、全く難しくありませんでした。ワルンで小休憩を取った後、私たちはスミニャックを目指して出発しました。

感想

今回、往路は Blue Water Express(ブルー・ウォーター・エクスプレス)さん、復路は EKAJAYA FAST FERRY(エカジャヤ・ファスト・フェリー)さんにお世話になったわけですが、個人的にはエカジャヤさんでの船旅の方が好ましかったです。理由はひとえに、『船が大きい』ことと『屋外に席が多くある』ことが『船酔いの可能性を引き下げてくれる』からです。

一方、ブルー・ウォーターさんは、予約・オペレーションという手続きの面でしっかりしているなという印象でした。実際のところ、エカジャヤさんでは送迎を依頼しなかったので2社を公平に比べることは出来ないのですが、ブルー・ウォーターさんによる往路時のピックアップから乗船までの流れはとてもスムーズで好印象でした(時間通りにお迎え→スタッフさんはユニフォームでしっかり正装→車内はクリーンでエアコンも利いていて快適→チェックインカウンター前で降車)。

何事においてもメリット・デメリットはあるものですから、自分にとって何が大事なのかをしっかり把握したうえで、運航会社さんを選ぶと良いかと思います。

<まとめ>
✅船酔いしやすい場合、大きな船、外の風に当たれる船がお勧め!
✅船酔いしやすい場合、多少陸路移動に時間がかかってでも、乗船時間を短くした方が体への負担は少なくて済むだろう
✅港では客引きが多い
✅港からホテルまでの送迎は、多少値段が高くても、信頼できる大手の会社に依頼するのがお勧め

以上、ギリ・アイルからパダンバイ港までの船旅レビューでした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?