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【Busselton & Yallingup 3泊4日の旅⑧】ナチュラリスト岬のウォークトレイル

最終日の午前中は、この壮大な大自然の中でウォーキングがしたいと思い、Cape Naturaliste(ナチュラリスト岬)に向かうことにしました。

最初のプランでは自転車で向かうつもりだったのですが、予定していたルートが舗装された道ではなかったこと、また天気予報に反し雨が降ってきたことにより、自転車移動は難しいと判断。引き返して、車で移動することにしました。

ヤリンガップからナチュラリスト岬を目指します
途中、Sugarloaf Rock に立ち寄ることも念頭に出発しました
(Margaret River Region Map by margaretriver.com)
途中雨が降ってきたので、車まで引き返すことに…
旅先で無理は禁物です!


目指したのは Cape Naturaliste Lighthouse(ナチュラリスト岬灯台)の入口です。ここが複数のウォーキングトレイルの発着地となっているためです。

Cape to Cape Track

Cape to Cape Track というのが最も有名なトレイルで、西オーストラリアの最南西端にある Cape Leeuwin(ルーウィン岬)まで続いています。その距離片道135㎞。美しい海と植物を眺めながらの長距離ウォーキングにいつか挑戦してみたいとは思うのですが、その距離を通しで歩くとなると、きちんとした装備と時間が必要なのでまだ達成できていません。今回も、こちらのトレイルは時間的に難しすぎるので見送りです。

Cape to Cape Track
Cape Naturaliste と Cape Leeuwin を結ぶ全長135㎞のトレイルです

Access for More Trail (to Sugarloaf Rock)

こちらは Sugarloaf Rock(シュガロフ岩)までの片道3.5㎞のトレイルです。車椅子の方でもアクセスできるよう、きちんと舗装されているトレイルだそうです。

実は前日にパートナーの同僚と食事をしたのですが、その際に、こちらのトレイルが良いと勧められました。よって、今回の目的はコレだったはずなのですが…。まあ、予定外のことが起こり、計画は変更となりました。

Access for More Trail
車椅子の人でもアクセスできるよう舗装された片道3.5㎞のトレイルです

Cape Naturaliste trails

そしてこちらは Cape Naturaliste 周辺を巡るトレイルです。複数のルートがあるので、自身の好きな組み合わせで歩くことが出来ます。私たちもこの看板を先に見てからトレイルに入れれば良かったのですが…。

Cape Naturaliste 内のトレイル
灯台までの道と勘違いし、Whale Lookout まで歩くことに!
しかも道を間違え、さらなる長距離コースに(笑)

私たちは何を血迷ったのか、灯台までの短い散歩道だと勘違いし、この Cape Naturaliste trails に足を踏み入れてしまいました。灯台の麓まで行ってすぐに引き返すつもりだったので、水や食料等も持たず、パートナーに至ってはいつものごとく裸足で出発。
※Pは仕事以外常に裸足なので足の皮が非常に厚く、裸足歩行に慣れています。普通の人は真似してはいけません。

最初は美しい景色に感動の連続でしたが、歩いているうちにおかしいと気付きます。すれ違ったカップルに確認すると、やはりトレイルに足を踏み入れてしまっていました(しかも、この方たちもトレイルがこんなに長いとは思わず、無装備で入りこんだらしいです)。

彼ら曰く、もう半分以上の距離まで来てしまっているとのことだったので、私たちは Whale Lookout(クジラが見れるかもしれないポイント)まで歩いてみることにしました。

Whale Lookout までの美しいトレイル
朝の雨はどこへやら、晴天となりました
(日焼け止め塗ってなかったのに…)
分かれ道に遭遇

どんどん歩いていくと、分かれ道に遭遇します。マップがあったので近づいてみたのですが…。

地図が風化していて、道が全く分からない!!!

通常であれば、現在地の印とともに、各ルートが色分けして提示されているはずです。しかし、それらがほとんど剥げてしまっていて、読み取り不可能な状態になっていました。現在地すら分からないので、パートナーとどっちに向かうか相談し、左側(下り)に進むことにしましたが…。

ご想像の通り、これが大きな回り道となってしまいました。

実は、先述のカップルとすれ違った際、彼らから『ここからならWhale Lookoutまでは直ぐだよ。すぐに塗装された道が見えてくるはずだ。』と聞かされていました。

しかし、歩いても歩いてもその兆しは見られず、ただただ美しい自然に飲み込まれていくばかり(笑) 

風化した地図
現在地さえ読み取れないほどになっていました
狭くなっていく道幅
一方、景観は息を飲むほどの美しさ
裸足には厳しい岩場の登場
オーストラリア特有のNative Plantsの数々

進めば進むほど壮大な自然に遭遇し、その景観の数々は本当に息を飲むほどの美しさでした。パートナーも私も普段から運動をしており、お互い年齢の割に足腰が強いので、もはやこのハプニングも楽しくなってきてしまいました(笑)

そうこうしているうちに、下り道が上りに変わっていき、上がりきったところで広大な海が目の前に広がります。方角はしっかり認識していたので、自分たちが岬を挟んで反対側の海岸沿い(湾側)に出たことが分かりました。

そして直ぐに舗装されたトレイルが現れました。ここから Whale Lookout まではとても早かったです。

Whale Lookout までのトレイル

Whale Lookout のトレイルから望む Geographe Bay は信じられないほどの美しさでした。携帯のカメラから、さらにGoProのカメラでも撮影してみましたが、やはり収まりきらないほどの景色です。到着した際は、その素晴らしさに溜息が出てしまったほどです。

Geographe Bay
Whale Lookout

Whale Lookout とは言葉の通り、クジラの展望台です。ここはクジラが現れるエリアのため、運が良ければ、この展望台からクジラを見ることが出来ます。数日前に参加したホエールウォッチングツアーでも、この辺りを遊覧していました。

残念ながら、この日は肉眼でクジラを見つけることはできませんでしたが、予定外のブッシュウォーキングと Whale Lookout からの景色に大満足な一日となりました。

尚、帰路は比較的あっという間に駐車場まで辿りつきました(笑)

駐車場にある地図を確認したところ、やはり私たちは途中でメイントレイルから外れてしまったようでした。地図通りに進んでいれば、Whale Lookout までのコースは往復2.4㎞だそうです。

ところどころ足場の悪い箇所もありますので、お年を召した方には少し難しいコースかもしれません。途中、80代前半位のご夫婦に会って立ち話をしたのですが、彼らは最後まで行かず、足場が悪くなったら引き返すつもりだと言っていました。

入口に戻った際に確認した地図
恐らく矢印の所で左側に進んでしまった模様

余談ですが、帰りにインフォメーションデスクに寄って、私たちがトレイルを外れてしまった原因である、あの風化した地図について情報共有してきました。私たちは体も丈夫で歩き慣れていますが、体力の無い方や、ブッシュウォーキング慣れしていない観光客の方にとっては、こういったハプニングは怪我をしたり熱中症になったりする原因になり得ます。次に行った際には改善されていることを祈ります。

とは言え、自然が大好きな方にはこちらのウォーキングトレイルはとてもお勧めです。興味のある方は、きちんと装備をした上でトライしてみて下さいね!

【Busselton & Yallingup 3泊4日の旅⑨】へ続く・・・

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