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【オーストラリア・パース生活】生蜂蜜を求め Swan Valley へ行ってきました
パース滞在も終盤に差し掛かってきた頃、考え始めるのは「今回のお土産は何にしようか…」ということです。日本に帰国するたびにお土産を購入するので、かなりネタも尽きてきました(笑)
アイディアを捻り出そうと近所のスーパーマーケットをウロウロしていたら、蜂蜜セクションに到達。そこで西オーストラリア州が蜂蜜の聖地だったことを思い出しました。日本ではあまり知られていませんが、西オーストラリア州の蜂蜜は安全で高品質。Jarrah Honey(ジャラハニー)など、西オーストラリア州でしか採れない種類もあり、お土産にピッタリなのです。
しかし、スーパーマーケットに置いてある蜂蜜は結構大きくて重たいため、スーツケースに入れて持って帰ることを考えると購入は躊躇してしまいます。「もっと小さい、お土産サイズ的なのがあれば良いのにな~」と悩んでいたら、ふと、Swan Valley (スワンバレー)に蜂蜜専門店があることを思い出しました。
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Swan Valley(スワンバレー)とは、西オーストラリア州で最も古いワインの生産地であり、西オーストラリア州を代表する観光地の一つでもあります。この地区には多種多様なワイナリーが点在していて、美しい自然の中でワインやチーズ、オリーブなどのテイスティングを楽しむことができます。また、ワインの他にもビール工場や蒸留所、チョコレート、ナッツ、ヌガー、コーヒーなどの専門店、お洒落で雰囲気のあるカフェやレストランなども沢山あり、地元民にとっても観光客にとっても非常に魅力的な場所です。
そして、その Swan Valley には蜂蜜の専門店もあります。「観光客に人気の地域なら、お土産用に作られた小さな蜂蜜も置いてあるのでは?」という淡い期待のもと、P氏と共に蜂蜜探しに出かけた次第です!
通常、Swan Valley に行くということは、半日から丸一日かけてワイナリー巡りをしたり、素敵なカフェやレストランで食事したりすることを指すと思うのですが、今回の私のミッションは『小瓶の蜂蜜を見つける』ことのみ!よって、ワイナリー等の紹介は省きますので悪しからず。
※興味のある方は、下記 Swan Valley のオフィシャルサイトへどうぞ!
※※※
さて、今回私たちが目指したのは、Swan Valley にある蜂蜜専門店 The House of Honey(ザ・ハウス・オブ・ハニー)です。Great Northern Hwy 沿いにあり、シティからは車で35分~40分といったところでしょうか。
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周囲には美しい Vineyard(ブドウ園)が見渡せます
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緑が多く素朴な雰囲気が素敵です
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English ではなく Australian と書いてあるところにオージースピリットを感じます!
日本語を話すスタッフもいたようですね
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店内はオレンジや黄色のビタミンカラーでとても明るい雰囲気でした。置いてある商品も蜂蜜だけではなく、ワックス、スキンケア用品、美容用品、石鹸、ハニードリンク、お茶、キャンディー、お菓子類など、蜂蜜を使った可愛らしい商品が沢山あり気分が上がります!
入口近くではアイスクリームも販売されていて、そのカウンターでコーヒーやケーキ等もオーダーできるようになっていました。甘党で話好きのP氏はさっそくそこの店員さんを捕まえて話し込んでいましたね(笑)
私はというと、とにかく小瓶の蜂蜜を見つけなければならなかったので、蜂蜜セクションへ直行しました。あまりに沢山の商品があって驚きましたが、すぐに理想的なサイズの蜂蜜を見つけ一安心!種類が沢山あり、どの蜂蜜を買おうか最初は迷いましたが、最終的に『Wild Flower(ワイルドフラワー)』『Karri(カリー)』『Jarrah(ジャラ)』という3種類の Raw Honey(生蜂蜜)を複数個購入しました。
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この80gのサイズは運びやすく、お土産としてちょうど良いですね
無事に蜂蜜を購入できたので、コーヒーでも飲もうかと外に出てみました。
外のカフェエリアは緑と光のコントラストが美しく、素朴でとてもリラックスできる雰囲気です。
P氏がすでにハニーケーキとコーヒーを一人で堪能していて笑ってしまったのですが、確かに、お茶をするにも良いところだなと思いました。Swan Valley地区は広いので、観光中にちょっとした休憩で訪れるのに良い場所かもしれません。
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注文は建物内のカウンターでします
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冒頭で少し触れましたが、大自然に恵まれた西オーストラリア州は Raw Honey(生蜂蜜)の聖地です。
植物の種類が多い分、蜂蜜の種類も豊富です。特に西オーストラリア州南部にしか生息しない Jarrah(ジャラ)の木から取れる Jarrah Honey(ジャラハニー)は抗菌作用や栄養価がとても高く、さらに花が2年に1度しか咲かないこともあり、希少価値が高いと言われています。
また、検疫が非常に厳しい西オーストラリア州では、蜂を病気やペストから守るため、海外からだけでなく他州からの蜂蜜の持込みも禁止しています。病気や害虫の影響を受けにくい環境下においては、農薬を使う機会も少なくなります。そのおかげで、私たちは栄養価の高い生の蜂蜜を安全に食することが出来るというわけです。(検疫情報はこちら)
西オーストラリア州産の生蜂蜜、私も自分用にいくつか購入しました。すでに試食してみましたが、あまりの美味しさにもっと買っておくんだったとすでに後悔中です(笑) 今度は4月にパースに行くつもりなので、その時は大瓶で購入しようと思います。