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場面緘黙症について伝えたい【解説編】
そろそろ年末ですね!
皆さんはどのようにお過ごしの予定でしょうか?☺️
実家に帰省する、お友達と過ごす、推しのカウントダウンライブに行く、、
皆それぞれ充実した日々を過ごせると良いですね!
僕は妻と一緒に家の掃除や片付けでもして、住居も心もスッキリとさせたいです!
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ところで今回は、僕自身も幼少期に発症した「場面緘黙症」についてお話ししていきます。まだまだ知名度が低く、「何それ?」と言われることも多いです。
1人でも多く、この病気のことを知っていただきたいと思います。
わかりやすく、5W1Hの形式で書いていきますね🫴🏻
1. 場面緘黙症とは何か?(What)
場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)とは、家庭内や特定の場所では人との会話ができるが、例えば学校や職場では言葉が発せなくなる病気のことです。
症状が酷い場合は、声だけでなく体も硬直して動かせなくなってしまう緘動(かんどう)という症状も現れます。
2. なぜ場面緘黙症は起こるのか?(Why)
実は明確な理由は未だわかっていません。
本人が元々不安を感じやすい性格だったり、急な環境の変化によるストレス等が関係しているのでは、と考えられています。
単なる恥ずかしがり屋ではなく、そういう「病気」です。
しかし表面上では恥ずかしがり屋で話せないものと誤解されやすく、本人も何故話せないのか説明のしようがありません(そういう病気ですし、そもそも聞かれても話せませんからね💦)
3. 場面緘黙症の影響はどこで現れるのか?(Where)
1.と重複しますが、学校や職場のような人の多いコミュニティで発生しやすいです。会話ができないことで、周囲とのコミュニケーションに支障をきたします。
(流華の場合は、自宅にいる時のみ両親とは会話可能。しかし幼稚園、小学校のように場所が変わると親に対しても会話ができなくなる。親戚の集まりでもほとんど会話できなかった。)
4. 場面緘黙症は誰に起こりやすいのか?(Who)
子供が発症する例が多く、年齢でいうと2歳~9歳の期間が多いとされています。
ちょうど幼稚園へ入園、小学校に入学等、環境がガラッと変わる時期に一致しますね。
ただ、稀ですが大人になってから発症したケースはあるようです。
5. 場面緘黙症はいつ始まり、いつ改善するのか?(When)
幼少期に発症し、成長につれて10代のうちに改善されるケースが多いとされています。しかし大人になっても症状が継続し、社会人生活に影響をきたすケースもあります。
(流華は3歳頃に発症。8歳の頃に徐々に小声では話せるようになり、時間をかけて10代前半で完治した。)
6. 場面緘黙症への対応方法とは?(How)
まず前提として、上記5Wを理解すること。
そのうえで、以下の方法で対象者と向き合うことが大切です。
・無理に話させようとしないこと
話せないのは「話したくない」わけではなく、不安や恐怖で話せなくなっているのです。
圧力をかけると、かえって不安を増幅させてしまいます。
・非言語コミュニケーションを活用
話す以外の方法で意思を伝える手段を提供します(ジェスチャー、筆談、スマートフォンのメッセージ機能など)。
言葉でなくても、我々人間にはコミュニケーションを取る術はいくつもあります。
・小さな成功体験を積ませる
話しやすい状況を少しずつ提供し、無理のないペースで進めます。
例えば、友人や親しい人と一緒にいる場面から始め、徐々にコミュニケーションの範囲を広げます。話しやすい環境を提供することが大事なのです。
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逆に、「これはやってはダメ!逆効果!」なこともお伝えします。
◆幼稚園や学校など、子供同士で起こりえるケース◆
・「何で喋らないの?」と聞く。(喋れないんだから答えられませんし、圧力を感じ余計に恐怖を感じます。)
・例えば、机の上のリンゴを指さし「この果物は何て言う?答えて。」と言葉を発せざるを得ない状況を作る。
・仲間はずれにする。遊びに1人だけ誘わない。
・勇気を振り絞って言葉を発した時に、「あ!喋った!」と大げさな反応をする。
◆大人(親や教師)から、症状を持った子供 への行動・言動◆
・学校の授業で、教科書を無理に音読させる。音読するまで何分も待つ。
・「あんたが喋らないせいで親である私が恥をかくのよ!」と責める。
・家の中では話せるのにも関わらず、子が話しかけてきても口をきこうとしなかったり無視をする。
・子供が場面緘黙症であることをそもそも認めようとしない。わざと喋らないのだと思い込む。
実は、上記のこれはやってはダメ!は、この僕が実際に経験した内容なんです😨
子供は病気のことを理解できないのかもしれませんし、そこは大目に見るとしても、大人の言動がね。。🫨
考えられませんよね。。
いずれこの辺りのお話もしますが、幼少期は運悪く大人にも恵まれなかったんです。
前述の通り、僕は3歳頃、幼稚園入学と共に発症したと記憶しています。
喋らない子がいるということで、早速僕はクラスの輪に入れず孤立してしまい。。
と書き進めようと思いましたが、前置きが長くなってしまいました。
僕の具体的な体験談と、克服に至るまでのお話は、次回の記事でお話ししますね!!
長文となりましたが、お読みいただきありがとうございました。
次回も、是非とも多くの人々にお伝えしたい内容です!
皆様がより良い人生を歩んでいけることを、今日も願います。