助けられた漫画の世界
孤独な幼少期、思春期をどうやって耐えて過ごしたか。。
あたしの中では漫画が全て
少女漫画はもちろん、薔薇百合物も好きだった。ボーイズラブなんてまだなくて完全にタブー視されてたものを好んだ
世の中から排除されようとしてる物に興味が湧き共感もしてそれを隠れてコソコソと見るのが好きだった
完璧にアングラな世界に足を早くから突っ込んでいた😱
小6の頃、いじめられてた
学校でかくれんぼしてあたしが鬼で皆、教室に帰ってるのに1人で必死に探して昼休みを過ぎていたのに気付かず廊下に立たされた
そんな時に藤子不二雄の「魔太郎がくる」を読んでいた
家に帰った後、漫画を描いた
自分をいじめた相手を描き自分が魔太郎の様にうらみはらさでおくべきか、と唱え
殺したりするのである
あたしは楽しかった、救われた
いじめらる度に今日はどんな復讐をしようかな、と早く家に帰って復讐漫画を描きたかった。漫画のネタにする為、学校に行く様なものだ。それに集中し虐めの辛さを忘れる様にした
この事があったから乗り越えられた、学校にも行けた
魔太郎に本当に助けられてたのです、笑
後はありえもしない少女漫画の恋愛物が好きだった
特にくらもちふさこ
アイドルと恋愛したり先生と恋に落ちたりカッコいいお兄ちゃんと戯れあったり
あたしの好きが詰まっていて憧れだった
15歳の時に自分の10年後と言う題名で作文を書け、と言われたのであたしは「10年後の25歳には外国のミュージシャンと結婚して彼と一緒にツアーを回る、家にいる時は彼が朝にはいつもアフタヌーンティーを入れてくれ、ハニー、起きたかい?とベッドまで運んでくれるのだ」
と言う内容を書いた
先生はどう思ったろう?
現実的なものなんて自分にはない!
だけど実際の25歳はこんな事になるなんてあり得ない。。
自分に羽が生えてあって教室の窓から飛び降りたら自分は飛べるんだ、とか考えたりしたし空を飛んで自由にどこにでも行けたらなぁ
悪魔、堕天使に憧れオカルトが大好きだった少女時代
いつまでも夢を見続けて生きていけたら。。
漫画はそんな自分を唯一満たしてくれた
漫画がなかったらどうしてたんだろう?
とりあえず漫画がある世界に生まれて良かった、それだけは感謝