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息子と日本旅:東京編 素晴らしき哉、日本と友
機内泊のフライトで寝不足で到着した日本だったけれど、空気はきれいだしとにかく色んな意味で便利で清潔で感動しまくりのスタート。
駅ナカにスーパーあるよ!しかもハエたかってない!ぴかぴか!シャインマスカット!いちご!なしー!日本素晴らしいね!と駅で感動しまくる日本人の親子は、通勤途中の皆様の目にどう写ったのでしょう・・・。
まずは東京でしばらくお世話になるH田ファミリーのお宅に向かうべく、奥さんが働く新橋へ鍵を取りに伺う。
道にうんこ一個もおちてないね〜
誰もチャイの飲み残しバシャーってやったりしてないね〜
そこら中にきれいなお店があるね〜
牛もリスも猿もいないね〜
空が青いね〜
とか言いながら、H田ファミリーの奥様、えっちゃんが働く世界銀行の入ったビルに到着。
しかしでかいリュックを背負った小汚い私達、あきらかに場違い。しばらくうろうろしてようやく意を決して扉を開け、無事鍵をゲット。
眠かったのだけれど、地下鉄を乗り継いでH田ファミリーのお宅に荷物を置き、すぐにお昼を食べに外に出る。実は1年前に私達家族が南牧村に住んでいた頃ホームステイにきたことがあるイギリス人のリチャードが、再び日本に来ているというので急遽お昼を一緒に食べることにしたのだ。南牧に遊びにきたリチャードは、リンタロと静かに心を通わせ、二人は友だちになった。
リチャードは日本語がちょっと下手になってて、ちょっと英語がしゃべれるようになったリンタロと、どぎまぎしながらルー大柴語で喋っていた。ふたりともお互い好きなくせに言葉少なだから何故か私だけたくさんしゃべる謎のうどんランチ。リチャードも学校を何回も転校したことがあるからリンタロの気持ちが理解できるんだ、と静かにリンタロを応援してくれた。
リンタロとリチャードはよく似ている。シャイで、遠慮シイで、優柔不断で、多分今はふたりとも、自分探しをしている。旅する二人の明るい未来を、心から祈っている。
その後、H田くんが帰宅して、一緒に神保町の本屋さんをぷらぷら。誰が買うんだろう、というとてもニッチな価値のある本ばかり置いてある本屋がずらり。ぶらぶら歩いて眺めて回るだけで楽しい。
なぜか浮世絵に興味津々の凛太郎は、葛飾北斎の浮世絵を買いたいと必死で選んでいた。
このH田くんというのも、実はリンタロの友達だ。H田君が佐久に住んでいたとき、私が当時運営していたTEDxSakuのスタッフとして参加してくれたのが出会いだったのだけれど、ミーティングで会うたびに何故かH田くんに懐いたリンタロ。1歳違いの甘え上手な妹に母を取られた心境を上手に読み取ったH田くんは、いつもリンタロをぎゅーっと抱きしめてくれたし、優しく励ましてくれた。
えっちゃんと娘ちゃんも帰宅して、夕食に連れて行ってもらった神田餃子。ぷりっぷりの牡蠣のトーチ炒めとビールがサイコーだった。餃子をたらふく食べて、泥のように眠りについた東京初日は、リンタロの古き良き友人に再会した充実の1日だった。
初日の支出:
京成成田スカイアクセス線 大人1360円 子ども680円
本400円
ユニクロ17000円(着るものって高い!けど冬の日本を乗り切る防寒具は必要…)