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ツイステッド空想科学⭐︎よく分かる魔導工学考察⭐︎

どうも。こんばんは。
筆者です。
今日はね、「ツイステッドワンダーランド」で度々出てくるのによく分からないこのワード
「魔導工学」や「魔法石」周りに関して現代テクノロジーを元に考察していきまーす。

※ATTENTION

この記事は「ツイステッド・ワンダーランド」の魔法石・魔導工学周りに関する考察記事です。メイン7章含め既存イベントのネタバレがあります。ご注意ください。
なおこれは空想科学読本の部類です。
現実の科学、テクノロジー周りに関しての説明は分かりやすさを重視してるため厳密には違うだろ。って部分があるかもしれません。ご了承ください。

⭐︎発電の仕組み⭐︎

突然ですが、現代文明に欠かせない「電気」アレ主にどういったエネルギーから作られているか知っておりますか?

答えはそう!回転エネルギー!!!

…正確には「電磁誘導」って言う磁場を使って電流を作る仕組みをより効率よくしようとすると自ずと回転に至る…って感じですな。身近なとこだと自転車のライトが分かりやすいかと。
そのため、基本発電機と呼ばれるものは磁石で出来た巨大な風車…すなわち「タービン」に何かしらの力を掛け合わせて作られているんだ。

みんながよく目ににする「火力発電」「水力発電」「風力発電」ってのはタービンをなんの力で動かしているかって言う分け方をされているんだ。水なら水車みたく風なら風車みたくね(無論自転車は人力)
一応付け加えとくなら火の場合、直接タービンを回す力ではなく火で温めた「ガス」や「水蒸気」が膨張するパワーでタービンを回すんだけど…ここで「温める力なら火力じゃなくてもよくね?」となり派生していったのが「地熱発電」や「原子力発電」といったところですかな。

まぁ「太陽光発電」とか言う例外こそありますが…(アレはどちらかというと電池の発展系)主な発電方法…いや現代テクノロジー技術の大元は「回転エネルギー」をいかに活かすかって言うわりかしシンプルな理論メインで出来ているんだ。

それこそ「水蒸気」って言葉が出てきてピーンときた方いらっしゃるかもですが産業革命を支えたテクノロジー「蒸気機関」アレが時代が流れる中形を変えていった姿…それの最たるものが発電システムなのですぞ!!
…ところでさらっと噴水の話した時にも触れたんですがこの古代ローマ時点で蒸気機関に目をつけてたヘロンとか言うギリシャ人あまりに天才すぎるのでは…?(あ、噴水周りは下の記事参照)

⭐︎魔法は電気によく似ている?⭐︎

…はい。いやこれ魔導工学記事だろ??なんの関係があるんだ上の話!となりますね。
ちゃんとあるんですよこれが

というのも、回転エネルギーを利用するタービン自体はそれこそ古くから粉挽き水車や風車等様々な使われて方をしてるのだが…これが電気へ変換となると必ず出てくる物があるんだ。
そう!その名も「磁石」!!

…この「磁石」と「電気」を組み合わせた力…すなわち「電磁力」があまりにも凄まじすぎた…
「フレミングの法則」なんてものが生まれるくらいには方向性を持った物理的な「力」に変換…そっから応用して高速回転する「電気モーター」更に電磁波を利用した「通信機器」等まぁとにかくありとあらゆる力に変換可能。

加えて、「電磁力」は電気を流すコイルと磁石だけあれば使えるから超絶コンパクト!

…こうして現代文明は「火力」「水力」「風力」等ありとあらゆる力をタービン(磁石)を通して「電気」に変換…その電気を「光」や「電磁力」等、人間の扱いやすい力に変えるというシステムを軸に進化していった訳なのですが…

なーんかこんな話…ツイステで見たことありませぬか?「磁石」周りの概念をまんま「魔法石」に置き変えると…なんかツイステ世界の魔法にだいぶ近いモノが見えてきませぬか?

そう!「魔法石」は魔法士の「魔力」を扱いやすくするもの。ならば
「発電に使うエネルギー」≒「魔法士の魔力」
「磁石」≒「魔法石」
「電気」≒「扱いやすくした魔力」
という図式が成り立ちませぬか? 

⭐︎魔法石と磁石⭐︎

「魔法石」と「磁石」はあまりによく似ているんだ。そもそも力を持った石って言う観点でも似ている上、その特殊性ゆえ一部の生物は「磁覚」を持っている故磁場の感知が可能。

あ、凝灰岩なのは多分視認性重視ですな。

火山活動にて生まれる「凝灰岩」や「火成石」は「マグネット」という言葉の元となったマグネタイト…別名「磁鉄鉱」と呼ばれる石の成分が含まれていている上

極めつけはこれ!なんと強力な磁性をもつ」磁鉄鉱」は雷電パワーを受けて出来上がるというではありませぬか。
…まぁ厳密な「電力」と「磁力」の関係性は詳細を話し出したらキリがない故省きますが、いずれにせよこの話、なんか「魔法」のパワーを受けて出来た「魔法石」とかなり似た概念を感じませぬか?

⭐︎ブロッド⭐︎

ブロッド周りも改めて整理しよう

学園長は「燃料」と「排気ガス」の関係で説明してくれていたけれど…人間は燃料みたく単純じゃない上、魔力だけを分離とかも無理なので…そうだなぁ火山活動を利用してる「地熱発電」のが分かりやすいかと。

ほら地球は生きてるって言いますし…

火山を「魔法士の人体」と見たてた場合、地熱貯留層から出てくる「蒸気や熱水」が「魔力」でタービン(磁石)が「魔法石」、発電機から先が実際に出力される「魔法」ってなる寸法ね。

熱水の話は深海も陸も原理上同じですぞ。

で厄介なのがこの地熱貯留層から出てくる「蒸気や熱水」の部分。自然の火山だから硫黄とかヒ素のような…毒になる成分がそれなりに出てくるんだ。この熱水や蒸気に含まれる不純物が普段「ブロッド」と言ってるものに近いかと。

噴火とはまさにこの事

あ、「オーバーブロッド」はもうマグマまで出るドッカーン!よドッカーン!って考えると分かりやすいでしょ?

硫黄が耳につまるネタってそういう…

あとブロッドが硫黄に近い性質だから炎色反応で青色の炎…とかね。(下のは実在する青い炎の火山。なおガスマスク必須)

⭐︎魔導工学とは

はい、こうやって一個一個見てけば見てくほど発電機における「タービン(磁石)」を魔法石に見たてた場合の合理性の凄まじさが見えてくる訳だけど…ここまでくるとさ。
「魔力」→「魔法石」→「魔法」の図式と
「電力」→「磁石」→「電磁力」の図式
両方が似たような計算式で組み合わせることが可能そうじゃないですか?

例えば「磁界」の部分に魔法石の力を付加出来ないかなとか。なんか応用したらレールガンの応用で魔導ビーム砲打てるんじゃない?とか。

はたまた時計の宝石軸受けの発展で魔法石を軸に組んだタービンとか面白そうだなとか。

補助用の魔導バッテリーや魔導デバイスとか言う概念も存在するようですし

更に、磁石の発展系といえばそう記録媒体!魔法石含めた応用をするな魔法式をベースにしたプログラミングコード…などなど夢が広がりすぎますなぁ。
そんな魔力伝導と電気伝導の合わせ技にしてツイステ界最強のテクノロジー!それが

魔導工学だ!!




かつて人々は雷電に神を見出した。

バアル、トール、インドラ…ゼウス等

その強さから最強と目された神々も多い。

しかし人々の探究心は怖いもの

深淵を探究した果て、科学テクノロジーはついに
最強神すら暴いていく。

「深淵の支配者」それは天に座す神に手を届かせた。地を這う人間達が織りなす物語なのである。

参照

色々あるのですがあげるとキリがないのでおすすめシリーズものを2つ。

科学といえば市岡元気先生!理科の範囲を幅広く分かりやすく面白い実験を動画にして下さっていている…本当にオススメですぞ。

やはりこの手の話では欠かせない「Dr.stone」これ読んだ後にアニメ1期9話を是非見てくだされ変な涙が出てくるから。

最後に。今回まとめる上で偉大かつ大事すぎるツイステご本家魔導工学系男子の魔王攻略解説。科学ネタを面白くまとめる上でめちゃくちゃ参考にしてしまいました。改めて敬意を。

以上。魔導工学考察でしたー。

おまけ考察:魔法石について

さて、実はちょっと前、Xにて現ツイステ世界の魔法石はサファイアがモデルになっているのではというお話もしておりました。

ここら辺は主に色のバリエーションが高いことと丈夫なことと

以前「時計の街」でも少しお話入れたのですがサファイアは時計の軸受け(要はコア部分」等。機械工学ジャンルでも重要な立ち位置にいる鉱石だからです。

時計とマジカルホイールのエンジンパーツ…色々似通った部分があるだろうなというのも。
…しかし今回地質学周りを掘っていてある石の存在を失念していたことに気づきました。
その名を「ペリドット」といいます。

夜、蝋燭の光で綺麗に輝くことから別名「夜のエメラルド」とも言われたこの石。
実は先程事例にあげた「魔法石」のベースになってるのではと候補にあげた「鉄鉱石」とかなり密接な関係にあるのです。
更にこの石…黒い針が入るものが珍重されておりまして…その名も「ルードヴィッヒアイトインペリドット」!

実は、この石個人的に理想的なものを追い求め続けてた石でして…完全に盲点だった悔しい!!

そんなかんなで今現在。
個人的な「魔法石」の想定は「サファイア」と「ペリドット」が悪魔合体した石…そんなイメージになっております。

今度こそ終わり。次回「マレウス君とガーゴイル」ガーゴイル研究会衣装合わせでどうしても書きたいネタがあるんだ…!

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