ルーク・ハントの怪文書①
ボンジュール!私は愛の狩人、ルークハントさ!私は嘆きの島で麗しの我が女王と姫林檎、監督生君達と共に世界を救う大冒険をした矢先、ふと不思議な夢をみたんだ。
夢にしてはあまりに具体的すぎる内容だったから。ここに手記として残そうと思ったのさ、夢といえば監督生君も不思議な夢を見るんだって?是非とも話を聞きたいな。
※ATTENTION
このnoteはスマホゲーム「ツイステットワンダーランド」で今後展開されるであろう7章こんなストーリーだったら面白いな…という考察です。よって6章までの盛大なネタバレを容赦なく含みます。そこのところご了承ください。
また、この話は
「愛の狩人ルーク・ハントが夢で見た7章」
という体でルクハンが自分が見た夢を思い返すような形で綴ってる夢日記という体で描いてます。
つまり怪文書です。
完全なる妄想、幻覚です。
普通の考察文だと出しきれないこんなインスパイアあったら嬉しいなって言う小ネタも入れ込もうとした結果がコレだよ!!後ほど別ノートに解説を作れたらなと思っています出来上がるまではどこに何のインスパイアを入れたか考えながらご覧いただければと思います。
(何故語り部がルークなのかって?考察文作成中にうっかりSimeji変換でルークの付けてるあだ名が出てきてしまったのがきっかけなのさ!)
あ、至極真面目に舞台背景考察を書いた物を作りましたので解説その①としてぜひ。インスパイアネタまとめはしばしお待ちを!
序章「約束」
始まりはそう…春休み前で浮ついた空気の中のだった。
休み中に何するか悩んでいた監督生君のとこに我が寮のムシュー・姫林檎がやってきた。
なんと彼は春休みマジフト部の次に行われる練習試合に選手としての参加が決定したんだ!ボーテ!素晴らしいことだ!
練習試合春休みにだから是非見に来て欲しいとのことで監督生達は呼ばれたのさ!
そこに駆けつけたのはムシュー・ワンダー!自由意志を持った彼は本当の意味での「外」に行ける機会に目を輝かせた!。
しかーし!彼は特殊な身の上故に一人で歩くのは流石に危険。兄上である自室の君はオルトが行くのは止めないけれど行き先(RSA)を聞いて自身は絶対に同行ないと断固拒否。そこで、監督生と私が引率をするという形でオルトくんと一緒に行こうという話になったんだ!
ヴィル?彼は春休みに仕事を詰め込んでいるんだ。エペルくんの初舞台に行けない事を残念そうにしていたよ。だからこそ私が代わりに目に焼きつけてくるよ…
まぁ、別の理由もあるのだけれどね。
さて、賢者の島を歩いた事がないという監督生君とグリム君。念願の初めのお外に目をキラキラ輝かせるオルトくんがいたから観光案内も兼ねて島を散策しながらRSAに向かったんだが流石に喋る魔獣とヒューマノイドを連れた私達は目立ってしまってね。
途中危うく見せ物にされかけたけれど無事RSAにたどり着いて私たちはマジフト部の練習試合を見ることになったんだ。
さてさて10月(※2章時)にマジフトの簡単なルールは覚えたけれどポジションとかは詳しくないという監督生君のために私とオルト君がポジションの解説したりしながら私はエペル君、ラギー君、そして獅子の君その他マジフトで切磋琢磨するプレイヤー全てのの雄姿をしっかりとこの目に焼き付けてきたのさ…
実は先程ぼかした私の別の目的というのは相手となる強豪校RSA校の選手の視察だったりする。
というのもこの3月のNRCとRSAのマジフトの練習試合は5月の学園対抗戦前にお互いの情報を均等にするために行われている試合でね。今回の試合でレギュラーになった人達は学園対抗戦での活躍も期待されていているのさ
つまりエペルくんは嘆きの島でユニーク魔法に目覚めたことでマジフト部でも、学園対抗戦でも期待されているってことでもあるんだ。んーボーテ!同じ寮生として鼻が高いよ!!!
…っと話が逸れてしまった。私の悪い癖だ。とにかくこの3月の練習試合はNRCとRSA。両者の情報を均一にする目的で開催される試合でもあるから両学校共々情報収集役を派遣するのが古くからの習わしでね。目の良さを買われた私が今回は引き受けているよ。
そんなかんなで相手の動きの観察をしっかり把握しつつお互い全力で駆け引きや連携プレーが美しい楽しんでいるのが良くわかるいい試合を見終わった後監督生、グリム君、オルト君と一緒にエペル君を労っていたときに、耳ざとい私はふとRSAのマジフト部長が獅子の君に向かってこんなことを言ってるのを聞いてしまった。
「今年こそあの約束、果たせたらいいな」
気になって横目で見やると獅子の君は寂しそうな顔をしてこう言っていたんだ。
「ハッ、果たせそうにはないがな。」と。
第一章「招かれざる客」
さて、短い春休みが終わり、この学校も最後のシーズンを歩んでいく。この時期の皆の注目の的はなんといってもマジフト学園対抗戦だ。この学園対抗戦はこの世界全ての学園が試合を行い、各地で配信される世界きってのお祭りとなる。
なんといっても我が校NRCとRSAの賢者の島にある二大魔法学校のマジカルシフト対抗戦はこの祭典の目玉中の目玉なのさ!
というのもそもそもNRCとRSAはツイステッドワンダーランドきっての二大名門校で
マジカルシフトは魔法行使アリのスポーツだ。
この魔法行使アリというところがキモでね。なまじ寮対抗戦ですら大きなお祭りとなってしまう理由は優秀な魔法士の卵の魔法を生で観戦することができるからだったりするんだ。
用は優秀な魔法士の卵を発掘したいという企業側の思惑というやつだね。
年内で一番大きくかつ、学年末に催される5月の学園対抗戦ともなれば。
学校を代表する選手になれただけで自身の優秀さをアピールできるものだから、インターンを控えた三年生達はこの頃虎視眈々と技を磨いていたりするのさ。
学園対抗マジフト戦の実行委員は黄金の君に決まったよ。
寮対抗戦は努力の君、VDCは薔薇の君が実行委員として動いていたこと。
加えてこの学園対抗マジフト戦はNRCとRSAそれぞれから実行委員長を排出して運営を行う共同主催方式
極め付けに今年はRSAが会場となる。ということでRSAの生徒と潤滑なコミュニケーションを鑑みた時黄金の君がうってつけだろうとい話になったのさ。
黄金の君は他の学園との共同主催という大きな役割を担いとても緊張しているようだったとヴィルが言っていたよ。
だがしかし、彼のその黄金の精神をもってすればきっとしっかりやり遂げると私は信じているんだ。
無論
マジフトの選手メンバー選定
練習のスケジュール立て等は
実行委員長一人だけでの采配は荷が重すぎる部分は獅子の君がサポートにはいることとなっているよ。
寮内対抗戦のようによく知る寮生たちでチームを組まない以上相応の知識や舵取りができるリーダーが必須。その点マジフト部の部長でもある獅子の君は経験豊富だしね。ここらへんはVDCでのヴィルの立場に近いものだと思って欲しい。
そしてVDCに近いとなればまず行われるのはメンバー選考会。つまりオーディションだね!
どうやらオーディションはサバナクロー寮のマジフト練習場で行われる運びとなったようなんだ。
ポムフィオーレのマジフト代表選手をつとめていた私は勿論参戦するとも
あぁ!かつてあの寮にいた者として久々に懐かしい空気が吸えるのが楽しみだ!と思っていたらあっというまにオーディション当日になってしまっていたよ。
サバナクロー寮内競技場に足を踏み入れると
懐かしい乾いた砂の立ち込めた空気にまじり
我こそはと集まった色とりどりの沢山の生徒達がひしめき合っていた。
選抜メンバーに選ばれたい皆はどんなアピール魔法をやるかや、自分はどのポジションになりたいか等を考えて、最後のおさらいをしている者も多く見られたよ。
待機していると途中でエペル君たちをはじめとした一年生達に声をかけられた。
意気込みはどうだと聞いてみたら、最近ユニーク魔法を所得したエペル君やデュース君はすごく張り切っていた様子でね!絶対アピール成功させるんだと意気込みを語ってくれたよ。
やがて、オーディションが始まる。
呼ばれた生徒から順に、中央で魔法を披露し始めた。
審査席を見やるとレオナ君、カリム君の他にオルト君と監督生がいた。大方オルト君は自室の君の代わりにモニター係を、監督生は皆の橋渡し役として学園長からまたもやマネージャー役を仰せつかったのだろう。VDCとは違いオーディションから参加となるとは監督生の苦労がしのばれるね。
監督生くんたちが見守る中メンバー選考会となる魔法のアピール会がサバナクローのマジフト会場でつつがなく執り行われた。
ある者はアピール成功したと喜び、ある者は失敗にに打ちひしがれたり等の感情の発露はあれど、目立ったトラブルもないまま順調にオーディションが終わろうとしたその時だった。
乾いたサバナクロー寮の空に暗雲が立ち込め雷鳴が轟いたのは。
第二章「歪みし覇道」
突然のあり得ない暗雲に、サバナクローの運動場は阿鼻叫喚の状態となった。ある生徒は驚き、ある生徒は恐れ、ある生徒は落胆の顔を示した。なぜなら雷鳴が轟いた先には漆黒の衣を纏い雷と同じ色の目を宿し、竜の角を携えた美くしくも恐ろしい大いなる王、マレウス・ドラコニアが沢山の随従を引き連れやってきたのだから。
マレウス・ドラコニア…いや竜の君を呼ぼう彼はすごく怒っているようだった。このオーディションに呼ばれなかったことが不満だったらしい。
それに対し獅子の君が「ハナから怪物の席なんざ用意してねぇよ」と挑発したもんだなら雷はさらに激しくなる。
竜の君を呼ばないとはなんたる不敬なとディアソムニアの寮生たちも叫びはじめた。あまつさえはそもそもマジフトの寮対抗戦の優勝寮はこのディアソムニアであるのになせマレウス様がリーダーではないのだ。と抗議が始まった。
更に10月に引き起こされた傷害事件の件もあいまって獅子の君をリーダーから降ろせというコールにまで至ってしまったんだ。
その様子をただ見ることしかできない状態で見守ってた矢先、竜の君は自寮生たちを窘めた後、獅子の君に寮長同士の決闘を申し込んだのだ。
「戦って強いものが学園対抗戦を率いればいい」と。荒れ狂う雷に熱狂するドラコニアン達、寮対抗戦を思い出し震える他の生徒たち、一部の横暴だという生徒の声に応えどう考えたって出来レースになるこの勝負に乗るしかないのかと獅子の君が重い腰を上げようとした矢先
「マレウスよ。それでは強奪だ。学園長を通さずに決闘を行ったりすればまた乱闘騒ぎに発展する。しっかり日時を決め決闘としてとり行うべきだ」とムシュー・好奇心が窘めてくれたことにより事態はいったん収束に向かったんだ。(なんせ今回の件は学園全体のこれからにかかわる闘いになるからね。寮内間で寮長に挑む決闘とは訳が違う為、少し手続き等に時間がかかることになっているのさ。)
とはいえ、獅子の君と竜の君、どちらが最終的なリーダーとなるかは学園全体で決めることとなる。決めてから練習という訳にはいかないものだから、しばらくの間、選手候補となった皆は竜の君と獅子の君の板挟みに合うという気の休まらない期間が始まってしまった。(作戦の流動性を鑑みてVDCとは違ってそれなりの人数が候補として残ることとなるんだ。)
中でも一番気が休まらなかったのは監督生君だったろう。なんせマジフトの練習の際に竜の君の蹂躙を見ることとなってしまったのだから。
竜の君がどういう考えなのかはいざ知らず彼が参戦すると彼の味方は攻撃はおろか防御すらしない一方的なプレイになってしまう。私としてはそんな竜の君の孤高さは美しいとは思うけれども、皆をまとめるマネージャーを頼まれている監督生君にとっては悩ましい種となってしまっていただろう。
しかし、どんなに止めたくても「皆を守りたい」「弱き人の子は僕が守らねば」という善意からくる竜の君の行動をを止められなかった。
しかも先日の嘆きの島の一件で人間の命の儚さを知った竜の君にとって、人を攻撃から守り少しでも生き永らえるよう施しを与えることは自身の意義であるととらえ始めていたようだよ。
監督生は困惑した。なぜなら本当の善意から生まれた行いというのは自覚のある悪事よりはるかに止めづらいもの。種族も違えば常識や理も全く違う。この優しき超越者にヒトとしての言葉を届ける方法がわからなくなってしまったのだ。
そうこうしてるうちに事態はどんどん悪化していく。竜の君の独断専行に怒る獅子の君、そんな獅子の君を怒るドラコニアン達。そしてドラコニアン達を嗜めさらりとディアソムニア寮が得する案を譲歩として持ち込むムシュー・好奇心。
ヴィルも見兼ねて何回か口を出したがドラコニアン達に恩義や強さを引き合いに出されてしまいうまく立ち回ることが出来なかった。
優しいヴィルのことだ。醜いトラブルは避けたかったのだろう。
練習が段々、活躍できない不満から私闘に走りかけそうな生徒をのを止めるだけで精一杯になっていった。監督生くんが暴れそうなグリム君を止める姿を何度見ただろうか。
でも、
何か行動を起こしたくても。NRCの最大の原則である「弱肉強食」が今回はひたすら足を引っ張る。
マジカルシフトは魔法を使用していい競技。竜の君は圧倒的な力を行使するも、人を守ることを信条としているため他の人に負傷行為は働らかないどころか怪我を直して回っているし無論校則にも反してない。
結果無力な我々は彼の圧倒的強さで押さえつけられてしまうのだ。
やがて獅子の君が練習に来なくなった。彼は不屈の精神で何度もあきらめず竜の君に対して諫言していたが。ドラコニアンの猛攻により限界が来たようだ。
正直過去を思い出す限り獅子の君は今までで一番耐えていたし、不参加にならざるを得ない理由も私は理解してしまう。
しかし今年初めてやって来た監督生君やグリム君には「いつものサボり」にしか見えていないだろう。マネージャーである彼らには知って貰いたい事情だが…どう説明したらいいかと私が考えていた所に監督生のマジカメに連絡があったようだ。
「話がある」と
第三章「反逆の裏側」
こっから先の話はあくまで又聞きなのだけれど、監督生君はムシュー・タンポポから過去2年間のマジフト周りの事情を聞くことになったようだ。
現状に明らかに納得していないムシュー・タフガイと共にね。
内容は以下の通りだ。
そもそも学園対抗戦にディアソムニア寮勢が関与してくるのは今年始まったことではないこと。
一昨年、去年とディアソムニア寮の竜の君過激派による竜の君を上にたたせろ騒動が枷になって獅子の君は寮長になってからずっとマジフト学園対抗戦で満足に試合が行えていないこと。
これに反抗しようとしたサバナ寮生が報復しようと乱闘騒ぎにまで発展したことがあること。そして騒動の時、他の寮は助けてくれなかったこと。
そして、学問とは無縁の世界で生きてきた生徒が多いサバナクロー寮で多かれ少なかれ獅子の君に助けられてなんとかやってこれた奴も多く、寮長に何も返せないことが悔しくて仕方がなかったこと。
何も出来ない自分達があまりにも悔しくて、悔しくて去年の10月に獅子の君を王様にしたかったのと、他の寮が傍観したことに復讐したかったのが相まって自分が主導で短慮な傷害事件に走ってしまったこと。そして獅子の君がそれに乗っかってくれたとで守られてしまったこと。
最後に、今もまた守られていのだと。手が出そうになってる寮生が問題を起こさないよう抑えるため、一旦身を引く決断をしただろうこと。
この話を聞いた監督生たちは何も言えなくなってしまった。
10月の障害事件を阻止したことは間違っていない。どんな理由があれど相手を害してしまったことは真実な以上止めるのが正解だ。それでも、裏に隠された犯行動機がここまで壮絶だと予想してなかった。
ムシュー・タフガイは本当の意味で先輩達の駆られていた絶望感を理解してしまった。彼はまっとうな努力で超えることが出来ない壁というものを始めて知ったのだ。
監督生は天地がひっくり返った心地がしたようだ。何が善で何が悪なのか。分からなくなるくらい心がぐちゃぐちゃになってしまった。
マジフトの練習の方は、獅子の君が来なくなるのを境に、他の生徒も竜の君を崇拝するか立ち去るか、何も言わず佇むようになっていった。
反抗しようものなら「粛清を!」という言葉の刃を向けられる。皆、強大すぎる壁に立ち向かう気力すら奪われはじめていた。
まずい状況なのはわかる。けれど現状をどうしたらいいか自身では判断つかなくなってしまった監督生君が、グリム君に「どうしたらいいんだろう…」とつぶやいたりしていたとある夜。
不意な、オンボロ寮の扉を叩く音がしたんだという。
一体誰がきたんだと覗くとそこには
教科書や制服…ありったけの日用品が詰め込まれたナップザックを背負ったムシュー・お寝坊が居たんだってさ。