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迷探偵・キングスカラーの事件簿ハロウィン編

あぁ…『全ての不可能を除外して最後に残ったものが如何に奇妙なことであろうとそれが真実』
とはよく言ったものだ。そうだろう?

NRC生のスカリー・J・グレイブス君。

あぁ?NRC生ではないと言ったのは俺だと?そうだな。そこを間違えた結果とんだ回り道になった。よくよく考えればあの港を「麓」なんて呼ぶ奴ウチのやつらぐらいなもんなのにな。

…こんばんは。筆者です。
元を辿れば今年のツイステハロウィンイベント第4章でかなり「探偵もの」の毛色が強いなーと思ったのが始まりでした…

誤って削除してしまったのでスクショをば…

Xに書いちゃった手前シャーロックホームズ式推理法…というかプロファイリング法を5章始まる前に纏めてみたいな…と思ったが運の尽。
途中で興が乗りすぎた結果、せっかくだからレオナ語録で…とかやってるうちに気づけば怪文書が出来上がってたのでした。
と、いうわけでまさかの怪文書シリーズ復活です。以前の奴知ってる人はまーたやってるよと生暖かい目で。そうじゃない人も道化を見る目でお楽しみください。…以前の物は末尾に添付しておきます

※ATTENTION

この記事はツイステットワンダーランドの2024年ハロウィンイベント4章段階にて書いたものです。そのため本編と相違が確実にあります。
論拠となる推察もしてますが多大に妄想も入っております。そこのとこご了承ください。
また、レオナ語録というところで察しがついた方も居ると思いますが相当に口が悪いです。というかかなり露悪的な表現が多いです。

少なくとも本編3章アズールの処遇に心を痛めている方にお勧め出来る内容では全くありません。
その点本当に。本当に了承ください。

・ワンクッション兼ねて推察過程

まず。ハロウィンのSSR3人組は選ばれた理由が分かりやすい物が多いです。

マレ様辺りは分かりきってるから敢えてイデアさんを

例えばグロマスでは
ガーゴイル周り含めカジモトインスパイアが入ってる→マレウス様
フロローとカジモトに兄弟設定が組まれた作品もあることandツイステロロ君の生い立ちの類似性→イデアさん

プレイフルランドでは
「ピノキオ」が確実にモデルに入ってる機械人形→オルト君
髪型や他手品周り含めピノキオの「ファウルフェロー」のインスパイアが多少入ってる可能性が高い→エース君
…などそれぞれ関連性が深かったり共鳴しそうなキャラクター達がピックアップされていました。

ここにアズール君(魔女)やカリム君(良心)等、他二人と比べたら関連性が低めの第三者がある意味突破口として機能する。そんな組み合わせ。
ならば今回SSRとなった3人も同じように
・原作ないし登場キャラに類似性がある二人
・第三者寄りなもう一人
という組み合わせなんじゃないか。何なら関連性が深いだろうキャラをみていけばスカリー君周りで推論が立てられるんじゃないかと思ったのです。
…とはいえ、今回はツイステ世界であまり知られていないという設定なのもあるのでしょう。
今までのようにこのインスパイアが来るなら…みたいなキャラが居なかったためどうなるんだろう…と思ってたのですが

セベク君→猪突猛進さや憧れの存在に対する崇拝心等スカリー君との在り方の近さが描写されてる

ジャミル君→自由がないといいつつ主人にしれっと毒を盛る聡明な家政婦サリー嬢周りで類似性がしっかり描写されてる印象。 

レオナさん→ナイトメアのキャラ周りというより19世紀の英国紳士ロールや探偵ロールが強めの印象。
そのため、スカリー君と類似性が深めな「セベク」。サリー嬢との類似性を感じる「ジャミル」第三者寄りの「レオナ」という感じなんじゃないかな…という仮定し、その上で出来るだけ今回のハロウィンで出てきた情報をもとにスカリー君周りの謎に対して推測を立てていきました。

なお冒頭でも触れたシャーロックホームズ式思考法というのはざっくりいうと観察によって見えた情報と、膨大な知識からあり得そうな仮説を立てまくった後に、状況証拠的にあり得ないものを一個一個潰していくという仮説推論方法です。
…よしこんだけ前置き入れれば大丈夫かな…?

もう一度注意を書きますが、シャーロックホームズのやり口とレオナの口の悪さが悪魔合体した結果本当に露悪的な表現が多いです。

こう言った話抜きで出来るメタ推察はXに書いたので…こちらを参考にして頂ければと思います。
それでは初めていきます。

※こっから閲覧注意

・ある迷探偵の推察 前編

スカリー・J・グレイブス。
年は16才。立ち振る舞いが非常に綺麗で言葉も丁寧。その洗練具合は赤いお坊ちゃんがまあ優雅だと手放しに褒め称えるほどのものだ。
一部奇妙な振る舞いはあったが…
同じく田舎の村出身のエペルがまだまだ方言が抜けきらないとこを鑑みれば美しすぎると言っていい。

だから俺は初め、モデルか舞台役者を志すロイヤルソードアカデミー生かと仮定した。だがどうも違和感が拭えない。
そもそも役者であるならばセリフを言う口元は商売道具。唇をカサカサにして放置する訳がない。俺が何回あの美容馬鹿に道具押し付けられたと思ってんだ。

あと、これはどこでもいい顔する眼鏡野郎の受け売りを話してる訳ではないが歯や顎ははその人の食生活を如実に現わす。

その歯抜けと細い顎、体型から鑑みるにそうだな…普段はポリッジと、甘い飲み物ってあたりか?あのカイワレ大根といい勝負な不健康さだ到底舞台を張る体づくりではない。

何よりも、役者志望であるならば世界的な名優ヴィル・シェーンハイトを知らない訳がない。それどころか魔法士であるにも関わらずかのご高名な恐怖の大魔王マレウス・ドラゴニアの名前にすら心当たりすらない訳ない。

いくら視野狭窄なきらいはあれど悪くない観察眼、そして語彙の豊富さからしてかなりの読書家。そんな奴がマレウスの存在を知らないのはやはり異常だ。知識が偏ってるどころの話じゃない。
どうにもまとまらない…と思っていたんだがなぁ、嫌なことにそのトカゲ野郎が言ったことでふとおもったんだ。

スカリーはお前と同じように、俺たちの預かり知らない違う「世界」から来たんじゃないかってな。

・ある迷探偵の推察 中編

…とはいえだ。無論「魔法」になじみがあり魔力もある。魔法士という概念がある以上監督生のように「全く違う世界」から来た訳ではない。
「場所」が違う可能性も考えた。

だがやはり同世代で魔法士養成学校に通ってる以上魔法ペンを知らないのは違和感が残る。

なら残るは何か?

「時間」だ。
スカリーは俺たちの居るツイステッドワンダーランド世界よりより遥か過去からきたんだ。

あの奇妙な本に出会っのは古本市だ。本は数百年…下手すりゃ千年前のものすら有る上、勝手に中身が変わるものじゃない。だから過去も未来も関係ない。これが一番納得がいく。

時間差は…ハロウィンが一般に知られて居ないという観点から推測するにざっと150年…いや200年ってところか?あのトカゲ野郎が生まれたのはちょうどそのあたりだから知らないのも無理はないしな。

ここまでくればあとは早い。高身長で年齢の割に所作が優雅。マナーは薔薇の国式で一部誤認有り。健康状態はあまり良く無い…となれば…さてはお前、学生になる前「フットマン」として働いていた経験があるな?手袋越でも分かる指先の分厚さ、きっとさぞかし銀食器を磨いてきたのだろう。

当時の庶民は行儀見習いとして貴族の屋敷にで働くのが当たり前だった。そりゃあ所作は徹底的に叩き込まれてるワケだ。
なんせ雇い主はあのタコ野郎みたいな見栄っ張りだらけなんだからな。そうやって外面ばかりから学んでいくとこうなる。

(スカリーの手の甲にキスをする仕草をしながら)本来のマナーではな、余程親密な相手でもない限り手の甲にキスはせずリップ音だけを響かせるんだ。

相手の手袋が汚れないようにな。 
こう言った根底知識がない以上十全な紳士教育を受けているわけではない。

見て学ぶしかなかったか…あるいはウツボ野郎のように有ること無いことごちゃ混ぜにして吹き込んでくる奴に教わったか。

そして何より一番の実証はこれだろう。
お前の企画書だアナグマ野郎。

・ある迷探偵の推察 後編

文字というのはな、相手の人となりが顕著に出やすいものの一つなんだ。電子機器の発達してない時代ならなおさらだ。

一見綺麗に書けてるが…ところどころ単語ミスや文字の書き方が妙だ。まだ人間社会に馴染んでいくばくかも経ってないそこの毛玉よりかは上だが…書き順を理解しないまま文字を書いてないか?これじゃあまるで本の文字をそのままスケッチしてるかのようだ。
字を誰かから教わってるならばこうはならない。だからこそ俺たちと同じ時代を生きてる魔法士となると考えにくい。

だが、俺らから見て150年以上も過去の人間となれば話は別だ。
当時は階級社会の色が根強く今ほど学校教育の理念は普及していない。加えて魔法石の精製技術は発展途上で良質なものは生まれの良い者しか所持出来なかった。

何故かって?そりゃあ主人が従者に魔法で負けるのは沽券に関わったからだ。平等なんざ考えられなかった。

ましてや妖精族。まだまだ種族自体の迫害も根強かっただろうからな。
あぁ、お前ら気づいていなかったのかコイツが妖精だって。そら魔力量からしてハーフだろうからな。耳元を隠すのも中途半端な耳を見られたくないからだろう。

…となれば。
村では生まれからして半端もの。
いざ外に出れば未知かつ不平等の世界。皆が知る当たり前を知らない。
皆の当たり前が出来ない。
頼れる存在が居らず、自身の言葉なんて当然受け入れてもらえない。
そんな中、見よう見まねの独学で暗闇の中をただ一人猪突猛進に走り続ける日々。

そんなお前にとって唯一の光。それが伝説の王ジャック・スケリントンだった。ってところか?
そら信仰するよなぁ。盲目にもなるよなぁ。
長い従者生活の中、いつの間にか自身の憧れが捻じ曲がりジャック・スケリントンの虚像に薔薇の王国風の「理想の紳士」が混ざってることに気づかずに。

なぁ?どうなんだ?スケアロウ・ボーイ。

*補足解説*

・入れてない情報

今回はレオナが知り得るだろう情報のみでかいたため。意図的に情報に使わなかった描写があります。ジャミルに対してワルツやタンゴの話をしていたあたりやセベクと吟遊詩人の話で盛り上がってたあたりです。
ここら辺は推理の時に彼らが相の手入れるんじゃないかな…

・妖精周り

また、妖精関連なのでは?というお話に関してはみょん様のX投稿を参考にしつつ組み立てております。

・文字について

字周りのより細かい推察は別でXに投稿いたしました。こちらもぜひ。

・フットマンについて

こちら執事についてがメインですがフットマンのお話も詳しい参考動画です。
しかし今回しれっとジェイドが「あくまで執事ですから」パロディな言葉いってたりしてて面白いですね。
パロディといえば指先の分厚さがどうこうの部分はツイステではなくホームズネタです。職業当てはやはり入れたかったんだ。

・食生活周りの推察

19世紀イギリスあたりは砂糖の大量生産が可能になった時代。結果当時の砂糖入り紅茶ってエナドリみたいな扱いで飲まれてたんだ…ということを教えてくれる本めちゃくちゃ面白い。
また虫歯が大衆病としてすごい広まったのもこの頃。そら砂糖だものね。仕方ないね。

・おまけ かつての怪文書

最後にかつて書いた怪文書について触れてしまったのでリンクおば(なおシリーズ物です)

…一応弁明しますとこれは7章の中身を推察しようというものではなく
6章までに出てきた情報から考えられる「オーバーブロッド誘発をしてるだろう誰か」が考えていた7章筋書きはこうなんじゃねーかな…?って言う仮定を元に書いているものです。

まさか7章があんなことになるなんて…
…というかそれやられたら推察しようがないから外すしかなかった仮定(全員夢の中)が現実になるなんて…

続ハロウィンの時も思ったけどマレウス様が事件に深く絡むと推論のナナメ上に飛んでいく。ドラゴンだけに。だからこそ今回のタイトルは名探偵ではなく迷探偵なのです。

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