見出し画像

タダ、無料

タダよりこわいものはない。
って昔からよく言う。

本当だろうか。

私はどちらかと言うとおいしい話系には、余裕があれば飛びつくタイプだ。
余裕というのは金銭的余裕。
手出しが少ない、とか。
無料でできる、とか。

先日ヨドバシカメラでたんまりポイントが付くUQモバイルへの乗り換えの話を聞いた。
結局まだ乗り換えてはいないのだが、なぜそんなにポイントが付くのかというと、どうやらキャリアが顧客から集めた利用料から、販売奨励金なるものが再分配されて、それがキャッシュバックやらポイントに変換されているらしい。
(ザッとネットを流し読みしただけなのでちがったらごめんなさい)

つまり長ければ長いほど、当初の乗り換えキャンペーンの恩恵も尽きてからもそのキャリアを使い続けていると、どうやらある種の損をしているらしい。
その利用料が新規顧客への再分配の原資になるとのことなので払い損だ。

最近どうやらながーいことこだわりを持って使い続けること=恩恵を受けること、とはちがううなきがしてきた。
値上げの波に押されに押されて、生活は圧迫されてはいるのだが、今までこだわって使い続けていたものをサクッと手放すと、新しい方法が見えたり、そのこだわりがなんだったのかすら忘れてしまうようなこともある。

それに第一消費者側が声を上げたとて、その声が届くわけでもなく飲み込んでしまうケースがほとんどだ。
声をかけることなく他所へただ立ち去るのみである。

ただ忘れてはいけないのは、これは自分自身にも起こりうる可能性があるということだ。

仕事上でもそうだし、個人的な付き合いでもそう。気付かぬうちに離れていることもある。
掛け値無しに本当に信頼できる仲間が何人いるか、というのがこれからの人生で大切になってきそうな気がしている。

そういえば結婚式で招待する人を決めたとき、『ご祝儀がなかったとしても呼びたい人を呼ぶ』という基準を妻と立てた。
お金なんぞ関係ない関係ということだ。

タダでも付き合える仲間が私たちにはちゃんといる。ちょっと出費があろうが関係ない。限られた友達がそんな人たちで囲まれていることをとても幸せにかんじる。

お金に狂わされる人生も多い中、少しでもゆとりのある日々の暮らしを楽しみたいものです。

あしたは日曜日
おそらく我が家の1日はプリキュアではじまるでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?