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十字キーという大発明

シルバー、ゴールド、ワイドと書いたので今回はマルチスクリーンのドンキーコング!

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久しぶりにやっても面白い!つい1時間ぐらいやって929点。またしてもカンストを逃がす…。

なぜドンキーコングはこんなにも面白いのかというと、それはずばり操作性。横井軍平氏が発明した「十字キー」の操作性がとにかく抜群で後に発売されるファミコンに採用された十字キーはこのドンキーコングから生まれました。それまで上下左右の入力はスティックや丸型のボタンで不安定な操作だったのに対し、左手の親指の感覚だけで確実に入力出来る様になり、ストレスが無くなった事が画期的な大発明だと思います。令和の時代になっても十字キーのコントローラーが販売され続けている事は、この入力方式がいかに素晴らしいという事を証明しています。

そしてニンテンドーDSの元となった、今までの概念を変えた画期的なマルチスクリーン。携帯性は失われてしまったものの、オイルパニックとほぼ同時に出た2画面のインパクトはDSが出た時よりも強く、時計部分の「ウオッチ」は閉じると見えないオマケとなりゲーム専用機という感じで割り切っていて、ファミコンへの準備が徐々に出来つつあると感じます。

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ニンテンドーDSライトとドンキーコングを並べて見た図。2画面の原型となっているのがわかる。全てはここから始まった!

ドンキーコングの点数配分も工夫がされていて、樽を飛び越すと1点、2段目は2点ですが動く鉄筋をランダムに来るようにして単純に樽を飛び続けて点数を稼がせない様したり、ワイヤーを取ると20点、ドンキーコングを落とすとさらに20点が入るので樽との点数を大きく差別化する事によって目標を「ドンキーコングのワイヤーを外す」事に集中させています。

さらにワイドスクリーンのタートルブリッジから追加されたチャンスタイムと同様に300点の時点でノーミスだとチャンスタイムとなりミスをするまで全て点数が2倍に!「300点までノーミスからが本番!」というハイスコアを狙える仕様がゲーマー魂を熱くさせます(笑

という事でドンキーコングは大発明の十字キーが搭載され、2画面になりゲーム&ウオッチの「ウオッチ」の部分を徐々に無くしゲームにシフトしていく任天堂の本気度を垣間見る歴史的1台となりました。

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超余談︰十字キーが好きすぎて結婚指輪は自分でデザインしましたw(当時「ファミコンと結婚するの?」と妻に言われましたが…)

to be continued…

2021年6月8日 ルイレイ

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