大病恋煩い
シ「今日体調悪いんですよね」
同僚1「大丈夫ですか?」
シ「病気に罹っちゃいましてね」
1「なんの病気ですか?」
シ「恋煩いっていうんですけどね」
同僚2「Fooo!若いっていいねぇ!うらやましいわ!!」
というやりとりを前夜したところです。
てわけでシリウスは恋をしてしまったかもしれません。
時はくそったれな夏に遡る。
カラオケボックスでバイト中(もちろん酒を飲みながら)大ポカをやらかしてしまい店長から今日は帰れと言い渡されてしまった。7月27日のことである。
深夜の川崎に放り出されてしまったので電車は動いていないし、時間をつぶせる手ごろな飲食店もない。さてどうしたものかと街中を歩いていると・・・
「兄貴!なにかお探しですか!」
まぁいつも通り客引きが声をかけてきた。いつもだったら無視するところだが、精神的にも参ってたしココは女の子に慰めてもらうとするか~とほいほい客引きに付いて行ってしまった。良い子のみんなは夜の繁華街の悪質キャッチには気をつけような。悪い子のみんなはぼくと一緒に川崎で遊びましょう。いい店を紹介するぜケケッ。
その日を境に夜のお店巡りにハマってしまい、川崎中のガールズバーとかキャバクラとかを巡りに巡って、云十万あった銀行預金を9月の終わりまでの約二か月間でゼロにしてしまいましたとさ。
ぼくの人生、振り返ればとにかく色恋に縁がなかった。
高校生の時に何人かの子女に思いを寄せたことがあったような気がするが関係は一切進展せずに全て片思いで終わった。
着る服と美容院はすべて母親が選んだもの、髪はくるくる天パで小1の時から眼鏡がEquippment状態。
まぁモテるわけないしその努力もしてなかったし、そもそも当時のぼくは「独身貴族こそが幸せに生きられる唯一の特権階級!結婚は人生の墓場!女絡みいらん!(意訳)」とか言っていた気がする。
しかしだ。結局はぼくはヒト、ヒトとはケダモノなのだ。原始的欲求、其れ則ち食欲・睡眠欲・そして性欲、これらには抗えないのだとここ2カ月で嫌というほど思い知った。
本記事の冒頭に戻ろう。シリウスは今恋焦がれている。相手はお水の女だ。
然るべき時に然るべき経験をしていないとこういうことになる。皆も気を付けよう。
そりゃ自分でも馬鹿だと思ってるさ。ぼくは本気で相手を思ってても、相手はこっちのことを数ある客のうちの一人でしかないってわかってるさ。
でも仕方ないじゃないか。仕方ないことなんだから。これが人間の本質なんだよ。
ハァ・・・ハァ・・・ここまでの文章を書くのにメチャクチャカロリーを消費したので今日はこのくらいにしておいてあげます。じゃあぼくはこれから牛丼食べてから出勤しますね・・・
続