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初めての海外旅行、台湾(2日目・昼)
2日目、クーラーの効きすぎた部屋で目を覚ます。寝る前に効き目を弱めておきたかったが、操作方法が分からずそのままにしていたため肌寒い朝を迎えた。
部屋の小窓を開けて外を眺めると、モワッとした熱気を浴びた。写真を撮ろうとしたら速攻でカメラのレンズが湿気により曇ってしまい、日本より高温多湿の国なのだと思い知らされた。
下の妹が全然眠れなかったからホテルで休むとの事で、この日は母と2人でホテルを出た。
・台北駅の地下を歩く
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台湾に住んでいる方の妹と合流する前に台北駅周辺を散策する。地下通路で見つけた謎のオブジェだが、現在は撤去されている。
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歩道橋からの眺め。ずっとこの場所に居ると身の危険を感じる暑さだったため程なくして退散した。時刻は10時、気温は35℃に達していた。
日本でも真夏では35℃を超える事は珍しくないが、この国は日差しが強すぎて皮膚がヒリヒリと痛む。高齢者ともなると長年の紫外線で目をやられる人も居ると耳にした。
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一通りの散策を終え、集合場所の台北駅で妹と陳さんと合流した。のちに聞いた話によると、この地べたに座っている人たちは外国からの出稼ぎ労働者であるという。
この日に乗る路線は昨日のコイン型ICではなく普通の切符を買うらしい。しかしどこまでの切符を買えば良いか分からず4人であれこれ悩んでいると、流暢な日本語を話す台湾人から助けてもらった。ありがとうございます。
・産業遺産、猴硐(ホウトン)猫村
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2日目の目的地は猴硐(ホウトン)猫村と呼ばれる場所である。旅のプランは妹に丸投げと言ったが、台湾の炭鉱跡を見に行きたいという私の要望を行程に組み入れてくれた。目的地に着くまでのあいだ、車窓の景色をぼんやり眺めていたが、初めて来る土地のそれはとても楽しめた。それが異国の地となれば尚更だ。
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電車を降りると目的の遺構が見えてきた。この場所は日本統治時代に炭鉱の開発が行われていて、今は観光目的で保存管理されている。国外の遺構を見る事が出来るというだけで期待が高まった。
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到着するなり崩壊した遺構が目に飛び込んできた。ご丁寧に日本語の解説まで用意されていた。選炭設備のようである。
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更に進むと別の施設群があった。トロッコに乗りながら見学出来るらしく、まるで遊園地だ。トロッコに乗り、それが一周したあと「降りてからご自由に見学してください」という説明があったため、降りてうろうろする事にした。
・様々なアトラクション
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ここでは、実際に使われていた装置や道具などが並べてあり、その殆どを実際に動かしたり触ったりする事が出来た。日本の観光地化されている炭鉱跡ではここまでやりたい放題出来る場所を知らない。
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ところで、猫村という地名の通り、猫が沢山生息している場所なのだが、その殆どがこの暑さによりどこかへ隠れてしまっていた。
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一通りの見学を終え、ホテルに戻る。台湾旅はまだまだこれからだ。