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ルイナスドラフト【異世界GXドラフト】紹介(アーキタイプ解説編)

この記事は前回の続きになります。
ドラフトプール内に存在するアーキタイプ(テーマ・ギミック)の解説記事になります。
融合ギミックの解説はこちらになりますので合わせて読んで頂けると嬉しいです。


ドラフトプール及びエラッタ前カードの補足説明

基本的なルールはこちらの記事をご参照ください。
メインデッキのカードが各3枚、エクストラデッキ(融合モンスター)は各2枚パックに存在して、サイドデッキのカードは各1枚初期配布となりパックには存在しません。

84種類240枚の4人用(初期配布は除く)
差分42種類120枚を追加した5,6人用
追加した汎用カードはメタポ、ショッカー、地割れ、聖杯、強奪、強謙、爆風、幽閉など

エラッタ前カードの現行のテキストとの違いについての簡単な説明


D-HERO ディスクガイ
・同名のデュエル中1度の効果発動回数制限がない(発動回数もターン中の制限なし)
・墓地へ送られたターンでも墓地からの特殊召喚が可能

クリッター》《黒き森のウィッチ
・同名の1ターンに1度の効果の発動回数制限がない
・手札に加えたカード及び、同名カードの効果をそのターン中発動可能
効果発動にはフィールドから墓地へ送られる必要がある(最初期のどこからでも墓地へ送られても発動するテキストではない)

森の番人グリーン・バブーン
・ダメージステップに効果発動可能(戦闘破壊でも発動)

混沌の黒魔術師
・魔法カードの墓地回収効果に同名の1ターンに1度の効果の発動回数制限がない
・召喚・特殊召喚した直後に墓地から魔法カードを回収できる
・戦闘破壊した際に発生するモンスターを除外する効果は永続効果(現在は誘発効果)

洗脳-ブレインコントロール
・特殊召喚されたモンスターも対象に取ることができる

未来融合-フューチャー・フュージョン
・発動後の効果処理時に融合素材を墓地へ送る
・発動から1ターン後に起こる処理がない(融合素材の墓地送りを行わない)
・発動から2ターン後の融合モンスターを特殊召喚する効果はチェーンブロックを作らない


アーキタイプ解説

ドラフトというゲームの性質や1つのアーキタイプでデッキを組み切るのは難しいものも多いため、実際は【カオスシャドール】【バブーン帝】【召喚ヴォルカニック】など複数のアーキタイプが混合したデッキが完成しやすいです。
当ドラフトには4人用では9種類のアーキタイプ、5,6人用では16種類のアーキタイプが存在します。


①【グッドスタッフ】

古の遊戯王をしている感が出るカード筆頭

単体で強いカードを詰め込んだコンボ色の薄い所謂【スタンダード】で、ベースとした環境に最も近い動きをするデッキです。
基本的には《ライオウ》《魔導戦士 ブレイカー》などの単体スペックの高い下級アタッカーで殴りつつ、除去罠で凌ぐ編成になるので罠の質は重要になります。
コンボ色が薄いためピックの縛りが少なく、コンボパーツの優先ピックを強いられる場面がほぼないので《死者蘇生》《聖なるバリア -ミラーフォース-》などの単体で完結しているパワーカードをピックしやすいのが最大の利点です。
下級アタッカーがメインになるので他所のアーキタイプから《E・HERO エアーマン》《シャドール・ドラゴン》などの強い効果を持つ下級アタッカーを拝借しても良いです。
下級に偏り過ぎた構築になると守備力の高い《雀姉妹》などの突破が苦になるので《抹殺の使徒》《地砕き》《邪帝ガイウス》などをピックしておきたいところ。

初見でそれっぽく組んでも負け越さないデッキを作りやすいものの、全勝を目指すとなるとコンボデッキのパワーに押し負けやすく、ピック時にメタカードの選定やカットでの妨害などの繊細な立ち回りが要求されるので上級者向けになるという単純ながら奥深いデッキです。


②【カオス】

【カオス】とはいったものの開闢しかない

モンスターを闇・光属性に寄らせて、最強クラスのパワーを持つ《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》の特殊召喚を目指します。
比較的構築に要求されるものが少なく【グッドスタッフ】に要素を組み込むことができます。

闇属性は優秀なものが多いので適当にやっていてもある程度集まりますが、光属性は何を使うかが問題になります。
ライオウ》《聖なる魔術師》などの単体で強いカードを使っても良いですが、《融合派兵》も使いやすく《サイバー・ドラゴン》《赫の聖女カルテシア》などを呼び出せます。
特に《時の魔術師》《時の魔導士》は初期配布のため《融合派兵》だけピックすればギミックが完成します。
また、エクストラから必要な属性のモンスターを供給できる《ドラグマ・パニッシュメントという手もあります。


③【ダーク・シムルグ】

墓地蘇生効果使ったことない

構築を闇・風属性に寄らせて《ダーク・シムルグ》の特殊召喚を狙います。
カオス・ソルジャー -開闢の使者-》と比べると突破力はないですが、モンスターセットや罠を普通に使う環境のため制圧力は高め。
また一切サーチ手段を用意していない《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》と違い、《黒き森のウィッチ》《森の聖獣 キティテール》でサーチできます。

光属性に比べると風属性は集めにくいですが《E・HERO エアーマン》からの《E・HERO シャドー・ミスト》の組み合わせや《裏風の精霊》からの《シャドール・ドラゴン》の組み合わせで1枚で下級ビートをしながら揃えられます。
影霊の翼 ウェンディ》のリバース効果で綺麗に揃えられるので【シャドール】のサブギミック候補となります。
アドバンス召喚も可能なことを利用して【アドバンス召喚】に組み込む選択肢もあり。
【カオス】同様《ドラグマ・パニッシュメントも有効ですが、風属性の融合モンスターが《E・HERO Great TORNADO》しかいない点には注意。


④【E・HERO】

エアーマンがピックされているのか、まだ見えていないだけなのかにハラハラする

HEROその1。
HEROは他にD-HEROやE-HEROもあるので混合構築もできますが、E・HERO単体で組む場合は《E・HERO エアーマン》のしぶとさを活かした【グッドスタッフ】寄りのビートダウンデッキになります。
E・HERO リキッドマン》の召喚時効果で墓地のHEROを釣り上げられるため、《E・HERO エアーマン》1枚のスタートから最大6回《E・HERO エアーマン》が降臨します。
E・HERO シャドー・ミスト》はサーチすると《禁じられた一滴》などの手札コストを使うカードを使いやすくなります。
融合素材に使う属性は水と風。

引く手数多で競合しやすい《E・HERO エアーマン》を何枚ピックできるかの勝負になるので、構築難易度はやや高め。
その他のカードについても、他のHEROでも使えるものが多いので競合には気を使いたいところ。
特に《E・HERO アブソルートZero》は素材指定が「HERO」なため《ミラクル・フュージョン》共々狙われる可能性があります。
E・HERO Great TORNADO》は「E・HERO」指定で使いどころが限られるため、競合率は低め。


⑤【D-HERO】

フューデスの強さもあってドラフトプール内最強クラスの化け物

HEROその2。
関連カードが7枚ありますが何のカードを軸にするかで、デッキ構築及びピックの方針が変わります。
軸にできるカードは《D-HERO ディスクガイ》《D-HERO Bloo-D》《Dragoon D-END》の3つ。
D-HERO ディバインガイ》は手札ゼロの場合、墓地から自身と他のD-HEROを除外して2ドローできるため、一部のD-HEROとは相性が悪いですが有用な墓地リソースになります。
D-HERO デッドリーガイ》は素材指定の1つに闇属性があるので、落としたい闇属性モンスターがある場合にも使えます。

D-HERO ディスクガイ》はエラッタ前のテキストですので、蘇生する度に2ドローできます。
墓地へ送る手段と《死者蘇生》などの蘇生カードを多めに集める必要があります。
E・HERO リキッドマン》でも蘇生できますが、召喚権を使ってしまうのに注意が必要です。
墓地へ送る方法としては《フュージョン・デステニー》《未来融合-フューチャー・フュージョン》で融合素材にする、《E-HERO デス・プリズン》《クローラー・デンドライト》《おろかな埋葬》で直接墓地へ送れます。
蘇生する度に2ドローできるので手札を大きく増やせますが、効果を使用した後は弱小モンスターに過ぎない《D-HERO ディスクガイ》をどう使うかまで考えておく必要があります。
主な活用法としては《突然変異》で《サウザンド・アイズ・サクリファイス》にする、帝などのアドバンス召喚のためのリリース要員に使う、《強制転移》で送り付けて相手のモンスターを奪い取るなどがあります。

D-HERO Bloo-D》は、場に出すのに召喚権は使いませんがモンスターを3体のリリースが必要と重いです。
各種蘇生カードや、1体が2体になる《E・HERO リキッドマン》《影霊の翼 ウェンディ》《スネークアイ・オーク旧神ノーデン》、召喚権を使わずに場にモンスターを用意できる《サイバー・ドラゴン》《融合派兵》、コントロール奪取の《洗脳-ブレインコントロール》《強奪》などをとにかく集めます。
D-HERO Bloo-D》のサーチ手段は《E・HERO エアーマン》《E・HERO シャドー・ミスト》の他にも、《黒き森のウィッチ》でもサーチできます。
相手の罠を剥がすために《サイクロン》《魔導戦士 ブレイカー》などをピックしておくと、《D-HERO Bloo-D》の装備カードを剥がしてモンスターの装備効果を再度使えるようになるので便利です。

Dragoon D-END》は攻撃力3000を持ち、墓地のD-HEROの数だけ蘇生する権利を得られる化け物ですが、重い《D-HERO Bloo-D》と場に出ることが滅多になく基本的にお荷物になってしまう《D-HERO ドグマガイ》を入れる必要があります。
そのため早めにデッキを圧縮して墓地へ送り込むためにも《フュージョン・デステニー》は何が何でも早く引きたいので、最優先でピックしたいです。


⑥【E-HERO】

攻撃表示には理不尽に強いが、守備1600に詰まるちょっと可愛い所がある

HEROその3。
ダーク・コーリング》でE-HERO融合モンスターの融合召喚を狙います。
E-HERO アダスター・ゴールドE-HERO デス・プリズン》《ダーク・コーリング》は他のHEROだけでなく、【化石】【暗黒界】にも使えるので出張性能は高いです。
融合素材に使う種族は岩石と悪魔と戦士。

E-HERO ダーク・ナイト》は《E-HERO デス・プリズン》の効果で《E・HERO シャドー・ミスト》を落として、《E-HERO アダスター・ゴールドをサーチしてその効果で《ダーク・コーリング》をサーチすれば1枚で場に出すことができます。
E-HERO デス・プリズン》は岩石族なので《E-HERO ダーク・ガイア》の素材になります。
E-HERO デス・プリズン》は《E・HERO シャドー・ミスト》の有無で使い勝手が大きく変わるので、最低でも1枚はピックしたいです。

E-HERO アダスター・ゴールドE-HERO デス・プリズン》は共に光属性なので【カオス】の要素を取り込めますが、《ダーク・コーリング》と墓地を食い合うのでリソース管理には気を付ける必要があります。


⑦【バブーン(獣族)】

エラッタ前なのでダメステ発動可能

森の番人グリーン・バブーン》を主軸とした獣族中心のビートダウン。
森の番人グリーン・バブーン》が2枚あればループしライフを払える限り攻撃力2600が何度でも復活する動きは脅威ですが、それを抜きにしても下級の継戦能力の高さがウリです。
アーマード・ホワイトベア》はスペックが高く登場が11期なことを考えるとドラフト用に生まれたとしか考えられないスペックなこともありキーカードになります。

アーマード・ホワイトベア》は下級で攻撃力1800を持つ上に戦闘及び相手の効果で破壊されたら、下級の下級の獣族の後続を呼び出すことが可能で、デッキ以外に墓地にも対応しているので、最悪他のカードはピン差しでも機能します。
とはいえ《巨大ネズミ》は初動にもなるリクルーターなので複数ピックしたいです。
巨大ネズミ》のリクルート先として《N・グラン・モール》を採用すると融合モンスターへの返しとして使えるので、これもセットでピックしておきたいです。
紋章獣バシリスク》は破壊版の《異次元の女戦士》の様な性能ですが、守備表示のモンスターを攻撃した場合には、自身は生存するので意外に【グッドスタッフ】向きの性能をしています。
森の聖獣 キティテール》は《アーマード・ホワイトベア》《巨大ネズミ》からリクルートすれば《森の番人グリーン・バブーン》の1枚目を墓地へ送れ、戦闘破壊されれば2枚目をサーチできるのでバブーンループが完成します。
ライフ回復を行いつつ墓地から蘇生されたモンスターの攻撃力を1000アップさせる《漆黒の太陽》は性質上噛み合っており相性が良いです。
リクルーターを多用する都合上《貪欲な壺》もあれば便利なカードになります。

全体的には単体で強いカードや出張性能が高いカードが少なく、他のデッキを組んでいる人とのピックでの競合が起きにくいため、【グッドスタッフ】の様に単体パワーカードを集めやすい傾向にあります。


⑧【アドバンス召喚(帝)】

シンプルイズベストな強さ

アドバンス召喚で優秀な効果を持った上級、最上級モンスターを出す戦法を主軸とした編成。
上の画像にあるカードは主にアドバンス召喚で出てくるカードですが、一部のカードはアドバンス召喚でなくとも問題なく効果を使えます。
オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン》は「最上級でありながらリリース要員がレベル5以上なら1体のリリースで済む」「アドバンス召喚時元々の攻撃力参照のバーン付き対象に取らない破壊」「攻撃力3000で戦闘破壊時にレベル5以上を手札・墓地から守備表示で特殊召喚できるためリリースしたモンスターが戻ってくる」と盛り過ぎなぐらいの性能をしており異世界転生無双モノの如く暴れ回り数々の初見殺しをしてきた最強クラスのモンスターです。

リリース要員の確保はできるだけリソースの損失を抑えられるものが好ましく、スタンバイフェイズに蘇生される《黄泉ガエル》、相手からリリース要員を調達する《洗脳-ブレインコントロール》《マジックカード「クロス・ソウル」》《強奪》、後続をサーチできる《クリッター》《黒き森のウィッチ》、防御札にもなる《冥府の使者ゴーズ》辺りが候補になります。
マジックカード「クロス・ソウル」》は召喚権を使わない上に2体以上でも相手の場のモンスターだけをリリースしてアドバンス召喚できるので非常に強力ですが、デメリット効果の発動によって相手が《邪帝ガイウス》などアドバンス召喚できるモンスターを持っていた場合は悲惨なことになる可能性もあるため、発動する際の場の状況には注意しましょう。


⑨【シャドール】

融合同士の殴り合いに強い上にアド製造機

カードプール自体がGX期を意識したものになってますが、全く関係がない融合テーマ枠として9期から参戦したアーキタイプになります。
融合をせずとも《シャドール・ドラゴン》《影霊の翼 ウェンディ》が単体でも強く、他のアーキタイプのコンボパーツとしても活用できます。
シャドール・ドラゴン》は攻撃力1900で効果除去されると相手の魔法・罠を1枚道連れにできるので殴ってもよし、融合モンスターへの返しとして使えるのでセットしてもよし、魔法・罠を破壊できるため墓地へ落としてもよしと割と万能です。
影霊の翼 ウェンディ》は《シャドール・ビースト》をセットできるので、手札交換を行いつつ生き残れば攻撃力2200アタッカーの確保となります。
融合素材に使う属性は闇と光。

エルシャドール・ネフィリム》《エルシャドール・ミドラーシュ》は《未来融合-フューチャー・フュージョン》以外では融合召喚に使うカードが異なっております。
エルシャドール・ネフィリム》が強力なため《赫の聖女カルテシア》を使って融合召喚を中心にするのがベター。
効果で手札を捨てられるカードを共有できるため【暗黒界】との混合構築も可能です。


⑩【ヴォルカニック】(5,6人用)

デビルはエミッションでミラフォより性質悪いことができるのがやばそうなので不採用

ここからは5,6人用のみで登場するアーキタイプになります。
エースカードが《ヴォルカニック・エンペラー》でキーカードが《ヴォルカニック・エミッション》となっております。
ヴォルカニック・ロケット》や《ヴォルカニック・バレット》で手札コストを稼ぐことには長けており、《ヴォルカニック・エンペラー》は墓地からも特殊召喚できるので《禁じられた一滴》や《鳳翼の爆風などの手札コストを使うカードを採用しやすいのも特徴になります。

ヴォルカニック・エンペラー》を自身で特殊召喚する効果は2通りあり、《ブレイズ・キャノン・マガジン》を除外する方法は前準備が少ないですが、除外されている炎族を作れないため《ヴォルカニック・エミッション》をデッキからのセットする効果を発動できません。
炎族の3体除外は前準備にやや手間がかかるため、【スネークアイ】との混合構築にするのも候補になります。
下級スネークアイの効果発動コストに《ブレイズ・キャノン・マガジン》をコストにできるなどシナジーがあります。
また《召喚魔術》で墓地の炎族を除外できるため【召喚獣】と組むのも有りです。


⑪【スネークアイ】(5,6人用)

これをネフティスの鳳凰神とするならばエクセルとオークはネフティスの導き手の様な関係

直近の12期で活躍していたテーマでしたが《蛇眼の炎龍》のビートダウンを目的としたアーキタイプという形で参戦させました。
ドラフトの方向性的に炎属性は扱いにくいものが多く、適任者を探すのには相当難儀しました。
スネークアイ・エクセル》《スネークアイ・オーク》のデッキリクルート効果の性質上、動きが【アドバンス召喚】みたいにはなりますが、表側のカードであればモンスターでなくても良く、召喚権を使わず出先を引いている必要もないので出しやすいです。
蛇眼の炎龍》は攻撃力3000を持っている上に、再利用が難しいモンスターを永続魔法にする除去持ちで、相手ターンまで生き延びれば実質的に《死者蘇生》or《強奪》ができるので強いです。

下級スネークアイの効果で墓地へ送るカードの候補としては、場に残る蘇生カードの《早すぎた埋葬》《リビングデッドの呼び声》、相手からコストを頂戴する《洗脳-ブレインコントロール》《強奪》など【アドバンス召喚】と似たような形にはなります。
蛇眼の炎龍》を何回出せるかがカギとなるので、可能な限りピックした上で墓地が溜まりやすいので《貪欲な壺》で使いまわすことも視野に入れたいです。
エクストラデッキも使わず、関連パーツも少なく比較的コンパクトなのでサブギミックとしても採用しやすいです。


⑫【暗黒界】(5,6人用)

ドラフトプールに採用しているカード7枚はセルリと回廊はアニメで登場、
カラレスも名前だけは出ているのである意味GX期時点で大体のカードが出揃っていたりする

暗黒界の龍神 グラファ》《暗黒界の魔神王 レイン》の様な場の暗黒界を手札に戻して墓地から特殊召喚連打してぐるぐるするタイプではなく、昔ながらの《暗黒界の武神 ゴルド》《暗黒界の軍神 シルバ》で戦う昔ながらのタイプです。
採用しているレインも《暗黒界の魔神 レイン》なので弱い方。
暗黒界の龍神 グラファ》は試してた時期があったのですがダメすぎて永久追放されました。

暗黒回廊》がキーカードとなっており《暗黒界の武神 ゴルド》《暗黒界の軍神 シルバ》を攻撃力が高い《サイバー・ドラゴン》感覚で使えます。
暗黒界の導師 セルリ》を採用することで、隙があれば相手によって捨てられた時の強力な効果が狙えます。
暗黒界の魔神 レイン》の効果は《暗黒界の導師 セルリ》前提のため使いにくいのですが、《暗黒界の混沌王 カラレス》を使うのであれば融合素材に指定されているため必須になります。
その場合には融合召喚を行う《暗黒界の登極》もできるだけピックしておきたいです。
暗黒界自体がコンボ要素が強いため集めるパーツが多く、《暗黒界の混沌王 カラレス》を使うとなると更にコンボ要素が強くなるため、ピック時の立ち回りが難しいアーキタイプです。
融合素材に使う種族は悪魔族。

手札から暗黒界を効果で墓地へ捨てられるカードは以下になります。
暗黒界の導師 セルリ
暗黒回廊
暗黒界の登極
雀姉妹
メタモルポット
シャドール・ビースト
バージェストマ・ディノミスクス

雀姉妹》は守備力が2000あるサイクルリバースモンスターと下級ビート殺しの性能をしています。
生まれがゲーム性に合っていない10期のせいで知名度が低く、初見殺し要員にもなっています。
全体的に攻撃力がやや低めで打点不足になりがちなため【E-HERO】ギミックを取り入れて《E-HERO ダーク・ガイア》を狙ったり、蘇生された暗黒界を攻撃力3000オーバーにできる《漆黒の太陽》などでカバーしたいです。
もしくは上級が元から多いことを利用して、《洗脳-ブレインコントロール》《強奪》などの【アドバンス召喚】の要素を入れて除去力を上げるのも手になります。


⑬【化石】(5,6人用)

GX期にアニメには登場しているので実質5期テーマ

融合テーマ枠として11期からの参戦の墓地融合を行うアーキタイプ。
E-HERO(覇王十代)、ヴォルカニック(オブライエン)、化石(ジム)、D-HERO(エド)、サイバー・ドラゴン(カイザー亮)を連想させるカードと暗黒界が偶然揃ってしまったのでGX異世界編が展開されます。
化石融合-フォッシル・フュージョン》がキーカードとなっており、相手の墓地からも素材を調達しながら除外できるので、相手の墓地リソースを奪いながら大型モンスターを融合召喚できます。
お互いの墓地から融合素材を選んだ場合は出るモンスターにモンスター効果への対象耐性が付くのですが、モンスター効果の除去は対象を取らないものの方が多く、魔法・罠には耐性はないためアテにはしない方が良いです。
化石融合モンスターが破壊で対処され続ける限りは墓地効果で手札に戻ってくるため、やられてもすぐに切り返せます。
性質上融合できる回数が強さに直結し、融合モンスター3体の内のどれかが欠けていると相手の墓地メタできる範囲が狭まるので、融合体は積極的にピックしに行きたいです。
融合素材に使う種族は岩石族。

融合素材とする岩石族は《化石融合-フォッシル・フュージョン》をサーチできる《風化戦士》で足りますが、《新生代化石竜 スカルガー》《中生代化石騎士 スカルナイト》の墓地効果を使用すると除外されてしまうため、効果を使うためにも岩石族は少し余分にピックしておきたいです。
風化戦士》を墓地へ送る手段として《おろかな埋葬》《クローラー・デンドライト》も欲しいところ。
ステータスと効果共に強力な《古生代化石騎士 スカルキング》を積極的に狙いたいですが、レベル7以上のモンスターを素材として使う必要があります。
相手任せにしててもそれなりに出ますが、《冥府の使者ゴーズ》《神獣王バルバロス》など扱いやすい最上級を用意しておくと良いです。

サブギミックとしては岩石族である点を活かして【E-HERO】の要素を取り込んで《E-HERO ダーク・ガイア》を狙いに行ったり、【化石】が地属性かつ《召喚獣メガラニカ》が岩石族のため【召喚獣】との混合構築が可能です。


⑭【召喚獣】(5,6人用)

ドラフトプール的には完全にダメ→水、強すぎる→光・風、丁度良い→炎・地、弱い→闇な印象

召喚師アレイスター》からの《召喚魔術》の2枚だけで回し続けられるお手軽ギミック。
召喚師アレイスター》がリバースでもサーチ効果を使え、守備力1800なのが地味に偉い。
【化石】と同じく相手の墓地から素材を調達しつつ、除外できるため墓地メタ要素もあります。
召喚魔術》は最低1枚あれば機能しますが、《召喚師アレイスター》と融合モンスターをピックできた数が減ると大きく弱体化するためコンパクトな見た目に反して、ピックは強いられがちになります。
融合素材に使う属性は地と炎。

召喚獣メガラニカ》の融合素材には地属性が必要なため【バブーン(獣族】【化石】【バルバロス】のパーツから頂戴でき、それらとの混合構築することもできます。
召喚獣プルガトリオ》は炎属性の上、アーキタイプのパーツ以外の所謂汎用枠の炎属性はないため必然的に【ヴォルカニック】【スネークアイ】のパーツを使うことになり、混合構築も視野に入ります。
他のアーキタイプとの混合構築がほぼ前提なためパーツの奪い合いになりやすく、【召喚獣】で競合した場合も少ないパーツの奪い合いに勝たないといけないため、ピック時に多方面と戦うことになり、ある意味ドラフトのゲーム性に振り回されやすいアーキタイプです。


⑮【バルバロス】(5,6人用)

バルバロスカードもっと増えて欲しい

神獣王バルバロス》《獣神王バルバロス》の2枚のみで完結しているアーキタイプになります。
神獣王バルバロス》は最上級でありながら下級1900アタッカーと同じ様な運用が可能で、蘇生で出せば攻撃力3000とアタッカーとしてはシンプルに扱いやすいです。
2体と3体リリースのアドバンス召喚を使い分けができるので《マジックカード「クロス・ソウル」》を上手く使えます。
獣神王バルバロス》はフィールドからモンスターをレベル8以上にリリースすることで特殊召喚が可能ですが、アドバンス召喚や他の特殊召喚手段でも出せます。
自分のフィールドか墓地のバルバロスを除外することで、相手のカードを2枚破壊できます。
また、殴り合いを行う環境であるため攻撃力3000の全体攻撃も侮れません。

2枚ともステータスが全く同じであるため《黒き森のウィッチ》《森の聖獣 キティテール》がサーチに対応しています。
神獣王バルバロス》から《獣神王バルバロス》が出せれば、そのまま2枚除去に移行できるので揃えられれば強いです。
2枚とも2体リリースのアドバンス召喚が可能なため《マジックカード「クロス・ソウル」》とも相性が良いです。
ドラフトプール内の融合モンスターは、約半分がレベル8以上なので《洗脳-ブレインコントロール》《強奪》で奪い取って《獣神王バルバロス》の特殊召喚のためのリリースに使うことで、大型の融合モンスターを処理できるようになります。
上記の通りこのアーキタイプも【アドバンス召喚】の要素を入れやすいです。
比較的簡単に出せるレベル8のため《オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン》との相性も良いです。
バルバロスが地属性、《召喚獣メガラニカ》がレベル8ということで相互にシナジーがあるため【召喚獣】との混合構築もあり。


⑯【震天のマンティコア】(5,6人用)

アライズやティアクシャと生まれた時期が同じ異世界転生者

震天のマンティコア》を軸とした《地砕き》《地割れ》を連打するアーキタイプ。
回れば攻撃力2300が毎ターン蘇生してきながら単体除去をサーチしてくるので、相手からすると鬱陶しいことこの上ないです。
例によって登場時期の悪さで知名度が低く、凶悪な動きをする初見殺し要員の1枚。
震天のマンティコア》の特殊召喚効果は墓地からのみであり、手札からは特殊召喚は不可となっております。
性質上、単体ではそこまで強くはない《地砕き》《地割れ》デッキに多く入れることになるので、除外などでループが途絶えるアクシデントに対応するためにも《震天のマンティコア》は2枚以上はピックしておきたい。

下準備の方法は2通りあり1つは《黒き森のウィッチ》《森の聖獣 キティテール》でサーチしてアドバンス召喚か、《同族感染ウィルス》《バージェストマ・ディノミスクス》で手札から捨てる1度手札を経由する方法になります。
2つ目は《おろかな埋葬》《クローラー・デンドライト》などでピンポイントで墓地に落とすか、《ティアラメンツ・キトカロス》でランダム墓地肥やしを行い落ちるのを狙う、デッキから直接墓地へ送る方法になります。
フィールドに長居させると《邪帝ガイウス》《異次元の女戦士》《蛇眼の炎龍》に狙われる可能性があるため、サーチしたらリリース要員にしてしまっても良いです。
サーチは起動効果であり、着地狩りには弱いため《人造人間-サイコ・ショッカー》と組ませると弱点をカバーしてくれます。
混合構築の候補はリリース確保カードを共有でき《震天のマンティコア》自身もリリース要員に適任な【アドバンス召喚】か、《森の聖獣 キティテール》を共有できる【バブーン】。

関連記事はこちら。

https://note.com/ruinous41/n/n49a96e48900b


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