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ルイナスドラフト【異世界GXドラフト】紹介(コンセプト・ルール・ドラフトプール紹介編)

こんにちは。ルイナスです。
初めましての人は初めまして。

今回は主に身内の秋田YPで遊んでいる、私の作成したドラフトを紹介します。
身内のドラフト参加者からどういう意図で作っているか知りたいという要望があったのと、ドラフトの記事を見て自分も書くことに興味があり、自分のプールの組み方の考えをまとめたいとも思っていたのでこの機会に執筆しました。

解説が記事3つになってしまい結構長くなってしまいましたが、暇つぶしにでも読んで頂けると幸いです。
また、この記事をきっかけとして遊戯王のドラフトというゲームに興味を持って頂けると嬉しいです。

※どういうルール・プールでやっているかということだけを知りたい方は、「ルール」の項目まで飛ばして下さって結構です


そもそもドラフトとは?

ドラフトといっても種類がありますが、遊戯王OCGではキューブドラフト方式が主流かつ私のドラフトもそれなので、キューブドラフトについてのみ説明します。

遊び方


・用意する物

ゲームに使用するカードセット(主催者のみ)

ライフ計算ができるもの

プレイマット(必要であれば)

・ゲームの流れ

①ゲームで使用するカードを何個かのパック(束)に分ける

②参加者はそれぞれパックを1つ取り、その中からカードをピック(1枚を選んで取ること)して次の人に渡す

③前の人からパックを受け取り、パックのカードが全て無くなるまで2を繰り替えす

④全てのパックのカードが全て無くなったら、新しいパックを取り、2へ戻る

⑤全てのパックが無くなったらピックしたカードでデッキを組んで対戦開始

つまりパックからカードを選んで即興で組んだデッキで対戦するというものです。
主催者以外はライフ計算用のスマホ1台持っていれば遊べます

自分と相手のデッキがプレイする度に変わるため、毎回違ったゲーム体験ができます。
何より、構築段階のカードをピックしてデッキを組むというのは通常のゲームでは得られない体験であり、ここでの駆け引きがドラフトの醍醐味と言えます
自分のデッキに必要なパーツをいかに揃えるかだけでなく、自分が使う目的よりも相手に使われないためにピックをするカットを行うことでデュエル前からゲームを有利に進められます。

主催者はドラフト作成のために少なくはない枚数のカードを必要とするものの、自分の使いたいカードを使えたり、自分のやりたいゲームスピード、バランスに調整できるのも大きな魅力であります。
入れたカードが上手く機能しなかったり、ぶっ壊れカードを入れてやらかすこともありますが、試行錯誤をしながらの調整も楽しいです。

ドラフトのコンセプト

ここから本題になりますが、本ドラフトのコンセプトとしてはGX期が中心のエクストラの召喚方法が融合召喚以外導入されなかった世界線となっております。

ベースはGX期(4~5期)環境

当時のデッキ(カード)のサポートカードはできるだけ採用を検討する

融合ギミックを活用させる(5期には影も形もなかったシャドールや召喚獣などもいます)

融合以外のエクストラのギミックは採用せず、カードの位置に関わるカードも採用しない

・生まれた時期のせいで全然活躍できなかったカードの投入(《オッドアイズ・アドバンスドラゴン》など)

・近代のテーマ(ギミック)もゲーム性に適合させられるなら投入する

・レアリティはレリがあるものはレリ、ないものは融合モンスターや最上級などの大型モンスターはシクがあればシク、それ以外はウルを最高にレアリティを調整する(パラにするかどうかとかは結構曖昧にやってます)

太字部分が主なコンセプトになります。
GX期にかなり魔改造を入れたプール
になります。というか魔改造され過ぎて面影を感じないかも。
基本的にはメインのモンスターで殴り合うのでアドバンス召喚も多用しますが、GX期に比べると融合モンスターを多用するデザインになっております。
《Dragoon D-END》が《フュージョン・デステニー》から出てきたり、【暗黒界】が《暗黒回廊》や《暗黒界の導師 セルリ》を使ってきます。
当時からするとどのカテゴリも大幅なドーピングが施されており、ある種IFの世界観のような光景が繰り広げられます。
《D-HERO ディスクガイ》《森の番人グリーン・バブーン》などはエラッタ前での性能となって、強かった時代のカードパワーで使用できます。

使用するドラフトプール

4~6人用で5人以上でやる場合は差分の120枚を追加する形にしています。
上が4人用(240枚+初期配布)、下が5,6人用(360枚+初期配布)になります。
メインデッキは各3枚、エクストラデッキ(融合モンスター)は各2枚存在します。
サイドデッキは初期配布カードで各1枚のみかつ、パックには存在しないのでピックで取ることはできません。

4人用
5,6人用(ヴォルカニック、スネークアイ、暗黒界、化石、暗黒界、
バルバロス、震天のマンティコアとその他汎用カードを追加)

登場するアーキタイプ

大抵下記のアーキタイプを混合したデッキが完成します。
こちらの記事で各アーキタイプの詳しい解説をしております。

【グッドスタッフ】
コンボ性が低いためピックの自由度が高く、単体で強いカードで戦う。

【カオス】
闇・光属性モンスターを中心に使いハイスペックな《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》の特殊召喚を目指す。

【ダーク・シムルグ】
制圧力の高い《ダーク・シムルグ》を切り札として闇・風属性モンスターを中心に戦う。

【E・HERO】
下級のビートダウン性能に優れ突破力に優れる融合モンスターも有する。

【D・HERO】
D-HERO ディスクガイ》《D-HERO Bloo-D》《Dragoon D-END》と構築の軸にできるカードが多く、同じアーキタイプ内でも多彩な戦法が存在する。

【E-HERO】
攻撃的な融合モンスターで戦う、融合特化のアーキタイプ。

【バブーン(獣族)】
ライフが払える限り何度でも蘇ってくる《森の番人グリーン・バブーン》を切り札とした下級獣族が中心のアーキタイプ。

【アドバンス召喚(帝)】
強力な効果を持つ上級・最上級モンスターのアドバンス召喚を中心としたコントロール戦術を得意とする。

【シャドール】
優秀な効果を持つリバースモンスターを使い切り札となる融合モンスターの融合召喚を目指す。

【ヴォルカニック】(5,6人用)
高い攻撃力を持つ《ヴォルカニック・エンペラー》が切り札で、手札コストの確保にも優れる。

【スネークアイ】(5,6人用)
除去と場のモンスターを増やせる《蛇眼の炎龍》の特殊召喚を狙いギミックがコンパクトで混合構築がしやすい。

【暗黒界】(5,6人用)
手札から効果で捨てられることで特殊召喚されるモンスターを中心とした、コンボが決まった時のパワーの高いデッキ。

【化石】(5,6人用)
岩石を素材にした融合モンスターを使用し、相手の墓地リソースを奪いながら融合召喚を連続で狙う。

【召喚獣】(5,6人用)
召喚師アレイスター》《召喚魔術》のお手軽ループギミックで、相手の墓地リソースを奪いながら毎ターン融合モンスターを出すことを狙う。

【バルバロス】(5,6人用)
ビートダウン性能に優れ、アドバンス召喚の要素も取り込めるアーキタイプ。

【震天のマンティコア】(5,6人用)
震天のマンティコア》で《地砕き》《地割れ》を連打する、モンスター除去が得意なアーキタイプ。

ルール

【ピック】
・《時の魔術師》《大嵐》《簡易融合》《突然変異》《未来融合-フューチャー・フュージョン》《サウザンド・アイズ・サクリファイス》《旧神ノーデン》《時の魔導士》を各1枚の合計8枚を各参加者に配布

・4人の場合は1パック20枚の合計12パック、5人の場合は1パック24枚の合計15パック、6人の場合は1パック20枚の合計18パックを作成する(3周分)

・1,3周目は時計回り,2周目は反時計回りでパックを回す

5人の場合のみピック時にパックの残り枚数が4枚になった時点で、その4枚を寄せ今回のゲームで使わないカードとする

・ピック終了時にメインデッキに投入できるカードが40枚に満たなかった場合は、ペナルティとして持っている融合モンスターの中からランダムに15枚選び選ばれなかったカードを没収し、メインデッキの足りない分を《大寒気》《謙虚な瓶》《強欲な贈り物 》《不運なリポート》の各3枚を配布する(かなり意図的にやらないと起こり得ないと思われるため、普通にやる分にはあまり考えなくて良いと思います)

【デッキ構築】
・ピックした60枚と初期配布の8枚の合計68枚でメインデッキを40~60枚、エクストラデッキを0~15枚で構築する

・全てのカードを3枚まで投入可能(制限・準制限カードはなし)

・デッキ構築に使わなかったカードは入れ替え用のカードとして残して置き、次の対戦を始めるまでにデッキの中身を変更しても良い(その際に最初のメインデッキ、エクストラデッキの枚数と違ってもOK)

【対戦】
・ルールはマスタールール(11期)に準拠するが先攻ドローあり

・総当たり戦

【その他】
・以下のカードのテキストはエラッタ前のものを適用
エラッタ前のテキストのカードを採用しているため、その通りに使って頂ければ大丈夫です。

D-HERO ディスクガイ
クリッター
黒き森のウィッチ
森の番人グリーン・バブーン
混沌の黒魔術師
洗脳-ブレインコントロール
未来融合-フューチャー・フュージョン


Teir表

個人的主観のTeir表になります。
同ランクでの上下左右差はないです。
初見で何をピックすればいいかわからないという人は参考にしてみてください。

ドラフトのTeir表作りやってる人を見てやってみたくなった

「カードパワー」「コンボパーツとしての重要度」「複数枚ピックすることの重要度」「扱いやすさ」「役割の多さ」から評価しております。
ただし、多少扱いにくくてもそれを補うぐらいカードパワーが高ければ評価は上がります。
7段階評価としておりますがBとC、DとEはそこまで差はないです。
Cが平均ぐらいで、Aがパワーカード、Sがパワーカードの中でもピックやデュエルで意識しないといけないレベルのカード、SSはこのドラフトで採用できるギリギリのラインのカードになります。
ドラフトというゲームの性質上、自分がピックしたカードは相手が使ってこなくなるので、高ランクはカット目的でピックすることも視野に入ります。
特にSSについては見かけたら即ピックして良いレベルです。

ただし、どんな状況でも「低ランク≠ピックを後回しにして良い」という訳ではない点には注意してください。
例えば《震天のマンティコア》を使用する際は《地砕き》《地割れ》を複数枚確保しなければならないので優先度が上がりますし、
Dragoon D-END》を使用する場合は《D-HERO ドグマガイ》が1枚も取れないと破綻するので、こういった場合には早い巡目にピックする必要がある場面もあります。


ドラフトプールの詳しい解説は別記事にて行います。


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