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インプリンティング物語

刷り込み(すりこみ、imprinting)とは、動物の生活史のある時期に、特定の物事がごく短時間で覚え込まれ、それが長時間持続する学習現象の一種
。刻印づけ、あるいは英語読みそのままインプリンティングとも呼ばれる。(ウィキさんより)

 この現象を指摘したのはイギリスの博物学者ダグラス・スポルディングで、後にドイツのオスカル・ハインロートが再発見。
彼はガンの卵を人工孵化しガチョウに育てさせようとした。
雛は当然のようにガチョウの後について歩き、親と見なしているようにふるまった。
ところが、1つだけ自分の前で孵化させたところ、その雛は彼を追いかけ親と見なすようになったという。(これもウィキさんより)

小さいころ 小学校はまだ先のこと
自分の気持ちをそこそこ言葉で表現できるようになったころですね。
だけど、言葉のルール的なものは、まだ身についていないので
不条理な言葉を発することになる。
大抵は、親や周りの人たちは、それを察して理解してくれていたものです。

その話し方というのが覚えているかぎりでは
まず、時間軸がずれた感じになってしまうことで
今、目の前を猫が横切ったのを見て

「さっき来た猫だ!」
と、出来事をサッサと過去へ追いやるようなことを言ってた。

また、助数詩(※)を取り違えて猫のことを「3人」と言ったりしてた…
※助数詩(じょすうし)「個」や「匹」のように数を表す語に添えて、どんな種類のものの値かを示す接尾語)

そんな間違いも一時は大人に察してもらえますが
学校へ上がるころには矯正されるようになる。

「3人」じゃないでしょ!猫は「3匹」でしょ!

そうして覚えていた言葉は箸の持ち方のように矯正されていく。
しかし…しかしなんだよw
その間違いが先の「刷り込み」と同じように記憶に定着してしまっていてなかなか治らない。
記憶がピュアだからこそ消せなくなってる気がするだ。
矯正しようと企てても記憶の引き出しに入れたものは、そう簡単に取り出せない。
取り出せないというよりも引き出しの側板に刻印されていて移動することもできない。
これは学習というよりも、すでに「刷り込み」みたいに思う。
変な予測変換が変えられないみたいなのです。

だからいまだに「軟らかい」を「やらわかい」と言ってしまったり

「キツネ」「つくね」と発してしまうことがある。

適当にスルーしていただければ、お互いの友好的な人間関係にとって幸多きことですが
突っ込みが入ると当分イジリ倒されることになります。
(「帰国子女」なんで~ と言いわけしますが無駄無駄無駄無駄ァッ…)

さらにタチの悪いのが
 「赤」「赤い」 もしくは「黄色」「黄色い」
というように色を形容詞化するやつ

「ピンクい」 「緑い」 「水色い」
これ、いまだにポロッと吐いてしまうw

これはもう染み付いた癖ですね。
そんなことあなたにもないですか?
そうですか… 私だけですか。この言葉を知っているのは…
ボンゲンガンバンガラビンゲン ボンゲンガンバンガラビンゲン…

そうでなくて…

おじいちゃんも良く間違える
おじいちゃんの場合は私と違う方向性ですが
私の名前を身内の別な子の名前で呼びます。

私のことを「ナランチャ」ではなく「アバッキオ」と呼んでしまうわけですね。
こっちもやや察するので分かりますが
さすがにムーディーブルース(スタンド)を出すことはできません。
仕方がないので自分のスタンドを出すと

「君、それはエアロスミスやないか!」

と突っ込むにちがいありません。

おじいちゃんは私のように引き出しの中の整理ができていないのではなく
開ける引き出しを間違えているようです。

私と、おじいちゃんの決定的な違いは
おじいちゃんの場合
相手がモンスター(突っ込み)を攻撃表示で場に出した瞬間
即座に場にある守備表示のトラップカード
「もとい」が発動します!
この魔法カードの効果で場にある攻撃表示の全てのモンスターは、パワーが-8000の制限を受け、8000以下のモンスターは墓地送りとなります。

私も使おうとデッキに入れておきますが
意外とレアカードの上、先手を読まれて手札破壊を受けることもあり、使う機会がありません。
こんな私でもかろうじて使いこなせた魔法カードが
「ゆっくり話す」「話を脱線させる」です。

ブースターパックに1枚は入っていそうなカードで、キラキラカード集めに夢中な子にとっては即ゴミ箱行きのカスカードかもしれません。
しかし、デュエルに勝利するためには、いかに己のデッキを信頼するか、それにかかっていると言ってもいいでしょう。
カスカードがデュエルを左右するのも珍しいことではありません。

話は大きくゲシュタルト崩壊を始めましたが
これをもって私からの友人代表の挨拶とさせていただきます。
本日はどうもおめでとうございます。

もとい!

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