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陶胎漆器 花鳥茶碗
【陶胎漆器 花鳥茶碗】
明日は、お天気がよければ、宇多津で野点をしようと思い、片原町 #原ヲビヤ園 に抹茶を買いにいったついでに、昨日使わせていただいた、陶器に漆をかけた花鳥茶碗について、原さんと話す。
箱書きには「塗陶花鳥茶碗」とあるけど、「つまりは陶胎漆器のことだよね。珍しいね」となったのだが、
帰ってから #陶胎漆器 について調べると、陶胎は、木に漆を施した木胎漆器より以前の技術で、古代の遺跡からもでてきたとある。
「平安時代ごろまで使われていた技術ながら、木胎技法の発展や、陶磁器の釉薬技術の発展によりその姿を消した」
金沢で、安価な陶胎漆器の飯茶碗を買ったとき、使い方が良くなかったのか、欠けたところからポロポロと漆が剥がれ落ち、漆と陶器は相性がよくないと勝手に思っていたけど、
陶胎漆器のほうが、ずっと歴史は古く、強度を増すということで使われていたよう。
写真の、原さんちの陶胎漆器の茶碗は、たっぷりと漆が塗られ、安定感があり、漆塗りらしい細やかな絵付け。