
【本】宮武外骨 は「紙屑買の大馬鹿者」と付録をつけた(笑)
6/15 Goodmorning 【紙屑買の大馬鹿者】
資料棚を整理して出てきた本シリーズ。
赤瀬川源平解説の 宮武外骨「滑稽漫画館」を捲りつつ朝茶(笑)
宮武外骨には熱狂的なファンがおおいので、私はそこに割り込もうなんて思っていないよ。通りすがりにニヤニヤしてるだけ(笑)
冒頭のタイトル「紙屑買の大馬鹿者」は、
外骨が明治34年から発行していた「滑稽新聞」という雑誌の新年号に、古新聞を雑誌の大きさに切って「滑稽新聞新年付録」と印刷し、裏に大きく書いた言葉(笑)
当時、新聞や雑誌がやたら付録をつけるのが大流行していたそうで、その付録目当てに新聞や雑誌を買うひとが多かったそう。(今も似てるねぇ)
外骨は、そこを逆手にとって、ほんとの紙屑を付録につけたのだが、読者は怒るどころか部数は伸びたそうで、
当時の大阪は、さぞ洒落のわかるひとたちが多かったのだろうとある。
この本は、その「滑稽新聞」の風刺満載の挿し絵や特集をまとめたもの。
内容は本を買ってニヤニヤしながら見て貰えばいいんだが、
「世の中には、大きく分けると二種類の人が存在する。ものの役に立つことを中心に考えるひとと、そうでないひと」
一見、ムダに見えるものに本質真実はあることを、外骨はニヤリと笑いながら発信し続けていたんだね。
なんだかんだと、直ぐに善なる側にたって騒ぎ立てるひとが増えてしまい、軌道をはずしがちなひとは大変ね(笑)
では、お茶を飲む。