現役ノマドワーカー5名に収入源・営業・失敗の三大質問をぶつけた結果発表ー!!【12,000字】
海外旅行が簡単にできなくなっても、拠点を変えながら働くノマドワーカーになりたい人たちが諦めることはない!と、海外ノマド体験「ノマドニア」を運営していて強く感じます。
こんにちは、ルイス前田です。81ヶ国を旅しながら暮らしてきました。いわゆるノマドワーカーな働き方ですが、高い志があったわけではなく「もっと旅もしたい!でも、お金はもうない!それなら、旅先でも働けば無限に旅ができるんじゃ?」と考えただけです。
失敗しながら何とか形にした今となっては、周りにノマドワーカーの友人たちがたくさんいるので、相談や情報収集もできますが、ネットで調べても出てこない話はたくさんあります。
ノマドワーカーとは
語源である遊牧民(nomad)のように決まった定住先を持たずに、日本中、世界中を転々としながら暮らしつつ、仕事も頑張ってる人たちをノマドワーカーと呼びます。
定義はこんな感じですが、僕は日本に自宅があって、半年を日本で暮らして残りの半年を海外ノマドする形です。
他にも、KOHさんのように、ジョージアに自宅があって、ジョージア拠点で旅をする人。スーツケース1つで旅をしながら暮らしている人など、実際に「ノマドワーカー」と言われる人は結構幅があります。
世間でノマドワーカーと呼ばれる人たちの共通点としては
・旅がとても好き
・リモートワークで生計を立てている
・仕事は仕事で頑張りたい
こんなところです。意外といろいろなタイプのノマドワーカーがいます。
\ノマドワーカーへの最短距離はやってみること/
海外ノマド体験「ノマドニア」
ノマドワーカーに聞いてみた
話を少し戻して、ノマドワーカーのリアルな情報が少ない問題。さらにはノマドワーカーの知り合いがいないから、親兄弟や友人知人に反対されたときに具体的な案を返しにくい問題。
海外ノマド体験「ノマドニア」を運営している身としては、何とかしたい!と思ったので、友人のノマドワーカーたちにに協力してもらって、下記の6つの質問への回答をご紹介します。
色々なノマドワーカーがいるので、自分と境遇が似ている、理想のライフスタイルに近い方の回答を参考にしつつ、他のノマドたちと比較することで、より客観的にあなたのノマドワーカー像が見えるかなと思って、企画しました。
お役に立ったら、ぜひリツイートやいいねなどで知らせて欲しいです。第二弾を企画する活力になります!
・なぜ、ノマドワーカーになりましたか?
・ノマドワーカーとしての職種や収入源を教えてください
・ノマドワーカーの仕事はどうやって見つけていますか?
・ノマドワーカーになって一番の失敗や反省は何ですか?
・ノマドワーカーになって最も良かったことは何ですか?
・これからノマドワーカーを目指す人に激励やアドバイスをお願いします!
ご協力いただいた、shoさん、harunaさん、KOHさん、本庄遥さん、誠にありがとございました。
それでは、まずは回答者であるノマドワーカーたちのご紹介です。
回答してくれたノマドワーカーのプロフィール
sho
2013年より地球一周の旅を開始し、現在も旅の途中の旅する経営者です。旅中に書いていた旅ブログ『旅丸』が世界一周ブログランキングで一位となり、旅行メディアや雑誌への記事の寄稿を行ったことがノマドワーカーとして旅をしながら生活をするようになりました。
旅人育成企画『タビイク』を運営するTABIIKU GEORGIA、旅系のマーケティング会社Backpackers Production、コーカサス地方のジョージアでの生活サポートを行うGeorgia Lifeの代表をつとめながら、マーケティングやライター、ディレクションなど幅広い仕事をしています。
Twitter:@tabimarusho
Instagram:@tabimarusho
haruna
旅をしながら、暮らしています。本業はUIとWebのデザイナー。そのほか、スクールで講師をやったり、文章を書いたりしています。新卒で予備校に就職後、21歳で独立。海外での独立と同時に家を手放しアドレスホッパーに。現在はブランディング・デザイン事務所・開発会社など複数の会社に参画。ユーザー心理と行動について考えることが好きです。
2022年から、福岡で旅人の拠点作りをはじめました。いつか海外にも拠点を置いて、多拠点生活計画中。最近は文章を書くことと、絵を描くことにはまっています。
Twitter:@Haruna_F1207
Instagram:@haruna_f1207
note:haruna / 旅暮らし
KOH
東欧ジョージアに住む、拠点型のノマドワーカーです。ユーラシア大陸の文明の交差点から東西南北に行ったり来たり。15歳から美容師のキャリアを積み、21歳で独立後、世界の路上でヘアカット旅。そんな旅がきっかけでトラベルライターを兼業。ITベンチャーのメディア事業部に引き抜かれ、1年後の独立を期にノマドワーカーとしてタイに移住、ジョージア移住と駒を進めてきました。海外ノマド体験「ノマドニア」の運営をはじめ、コワーキングスペース「ANO OFFICE」、シェアハウス「SONO HOUSE」を運営しています。
Twitter:@Luck81O
Instagram:@koh.id
note:【完全版】ロジカルなTwitter攻略【もはや聖書】
本庄遥
1996年、兵庫県生まれ。小学2年生からソフトボールを始め、高校で日本一に。関西秋リーグで防御率0.00で最優秀投手賞を受賞するも、大学2年生の秋に肩を負傷し、自身の存在価値について考えるように。外国人選手と戦うためにオーストラリアに留学。スポンサー契約30社、クラファン3度の達成をするも「自分が価値提供をする立場になりたい」とビジネスの世界へ。
現在はマーケティングを中心に、90 Englishの執行役員、SBイノベンチャー「ワークスルー」のマーケティング責任者をしながらアスリートが時間や場所に捉われない「ノマドアスリート」の代表をしています。目標は、世の中のアスリートが自分の好きな場所で、好きなレベルで、好きな競技を続けられる環境を作ることです!
Twitter:@number_1h
Instagram:@haruka.softball.1
Webサイト:nomad athlete
ルイス前田
1人10職で81ヶ国を旅してるノマドワーカーです。大阪府で生まれ、大学時にニューヨーク留学と世界一周を経験。旅仲間たちと株式会社TABIPPOを起業し旅行メディアの編集長を務め、現在は株式会社スラッシュワーカーズの代表です。アメリカ横断やアイスランド周遊を仕事にできた経験が最高だったので、海外ノマド体験「ノマドニア」や「トラベルライター養成講座」「旅人エンジニア留学」などで旅と仕事を両立する人を増やしています。次にやりたいことは宇宙旅行です。
Twitter:@NY_ruisu
Instagram:@rui_maeda
Webサイト:スラッシュワーカーズ
なぜ、ノマドワーカーになりましたか?
shoがノマドワーカーになった理由
地球一周の旅に出たときは2年で帰国して再就職する予定でした。しかし、旅に出て1年の時にペルーで鎖骨を骨折するというアクシデントが起きてしまい手術をするために一時帰国をせざるを得ない状況になり、旅を3ヶ月中断しました。
その結果予定していた国へ行くことが遅れてしまい、どんどん行きたい国が増えてしまい、資金の限界まで使い果たして旅をすることを決めました。
そろそろ資金が尽きるという時にブログきっかけでライティングの仕事をいただくようになったり、旅人を育てる企画の経営者にスカウトしていただくなど、旅をしながら収入を得れるようになったので、このまま旅をしながら生きていこうと思いノマドワーカーになりました。
harunaがノマドワーカーになった理由
物心ついたときから、「日本だけしか知らずに死ぬのは嫌だ」と心のどこかで考えていました。わたしは日本も好きだし何か不満があったわけではありませんが、こんなにたくさんの国があって、いろんな人がいて、どこにでも行ける時代なのにそれを知らないのはもったいないな、と。
その後、海外で生活する方法を調べていたときに知ったのがノマドワークという働き方でした。海外移住、就職などはいきたい国が決まっていれば良いですが、わたしの場合特定の国に行きたいというより、「自分の知らない世界を知りたい・ずっと日本にいるのは生き辛い」という気持ちが強かったのでノマドというライフスタイルを選びました。
KOHがノマドワーカーになった理由
フリーランスもノマドワーカーも起業家も、明確に目指したことはなく「気づいたらなっていた」が実際です。行きたいところに行くために準備もせず、何よりも先に行動するので盲目的に歩んできました。
それがゆえに、スムーズにいくことは全くありませんでしたが、計画的に歩もうとしても働き方改革が起きるより3年も前の日本にノマドワーカーになるための体系的な筋道などありませんでした。なぜ、ノマドワーカーになったかは「行動したから」です。
本庄遥がノマドワーカーになった理由
私はなりたくてなった、というよりは海外でソフトボールを続けるために「場所や時間を選ばずに働く方法」を探していたらたまたま辿り着きました。
大学4年生のときに、オーストラリアにソフトボール留学をしていたときに、スポンサー企業さんから「うちでライターをやってみないか?」と言われたのを機に、ライターになりました。
その後、別のスポンサー企業の方から経営メンバーに誘われて、ビジネスの世界にどっぷり浸かるようになりました。
現在関わっている企業さんには、私がソフトボールを最優先していることを理解していただき、経営メンバー、責任者でありながらも世界中を飛び回りながらお仕事をさせていただいています。
ルイス前田がノマドワーカーになった理由
世界一周中にイースター島で出会ったブラジル人のイアンがきっかけです。イアンは当時19歳。元気いっぱいでしたが、ほとんど言葉を話すことができませんでした。事故で喉を怪我してから話せなくなったらしい。
それでも、イアンはすでにプログラマーとして仕事をしながら旅を2年続けていると(筆談で)教えてくれました。同世代でこれだけハンデがあるのに、旅しながら仕事ができるなら、自分もできるな。できなきゃダメだなと決意してノマドワーカーを目指しました。
あれから10年かかりましたが、またイアンと会いたいです。僕もノマドワーカーになったよ!って。
ノマドワーカーとしての職種や収入源を教えてください
shoの職種や収入源
会社経営(3社)、メディアディレクション、ライター、ブロガー、ウェブディレクション、YouTube、SNSマーケティング、コンサルタント、アドバイザー、マネジメント、講演などをしています。収入は月によって大きく変動します。
harunaの職種や収入源
UIデザイン、Webデザイン、講師(オンライン・オフライン共に)、スクール運営、ライター、写真や動画の被写体などをしています。現在収入のほとんどはデザイナーとしてのお仕事です。
オフライン講師は場所の制限がありますが、1ヶ月程度の短期的なもので、かつ講座自体を旅先で開催することもあります。いまは受託の仕事が多いですが、これからは受託以外の、”自分がやりたいことをやる時間”を増やしていきたいです。
KOHの職種や収入源
コワーキングスペース運営、シェアハウス運営、ワークショップ運営、マーケティングアドバイザー、広報アドバイザー、SNS運用講師、キャリアアドバイザー、ブロガー、ライターなど、こう見えてオンラインで完結する職種のみ実施しています。
「自分の能力に受注するほど価値があるなら自分で自分に委託したほうがいい」というマインドで受注型のフリーランスから自信がブレインとなる企業型に移り変わっています。
本庄遥の職種や収入源
コミュニティ運営、ピッチング指導、講演会、コーチング、カウンセリング、スポンサー獲得、ファンクラブ運営、サービス運営、会社経営、ライティング、メディア編集、クラウドファンディングサポート、PR、グッズ販売、SNS運用、投資、留学エージェント、YouTube、コンサルタント、モデル、メディア出演などです。中長期的にずっとやっているものもあれば、単発で請け負うものもあります!
ルイス前田の職種や収入源
サービス運営、コンサルタント、オンライン講師、動画編集者、映像撮影者、Webディレクター、Webエンジニア、メディア編集長、ラジオDJ、放送作家、ブロガー、ライター、投資家などをしています。大差のないものもありますが、これまでの収入が多い順にご紹介しました。
海外旅行に関係が深いものだと、トラベルライターや海外ノマド体験サービス「ノマドニア」と旅行関係のイベント運営など。終わってしまいましたが、FMで旅のラジオのパーソナリティーを3年務めました。コロナが落ち着いたら、またラジオやりたいです。
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海外ノマド体験「ノマドニア」
ノマドワーカーの仕事はどうやって見つけていますか?営業って大変じゃないですか?
shoの営業、仕事の見つけ方
友人経由で仕事がくることが多いです。もともと日本で仕事をしていた時の友人というよりは、旅に出てから、ノマドワーカーになってから知り合った方達からの仕事ばかりですね。
ノマドワーカーつながりで会社を経営している方を紹介されたりすることも多いです。あとはSNS経由で仕事を依頼されることも多いです。
会社経営に関する発信は一切していませんし、ほぼネタしか発信しませんが、顔出ししていたり講演もしているので信頼度は高いのかもしれません。自分で仕事を見つけに行くことはあまりなく、仕事を作るようにしています。
harunaの営業、仕事の見つけ方
新しい仕事のほとんどは、会社や知り合いの紹介です。現在5つのデザイン会社や開発会社と業務委託契約を結んでいるので、案件の半分以上はその会社からいただいています。個人経由のお仕事は、会社の方や、旅先で出会った方などに紹介いただいています。
デザイン系の講座やイベントをしたり、こういう仕事がしたい!と言ったりしていると、まわりの方から連絡をもらえることがあるので、やりたいことを積極的に発信していくことが大事だなと思っています。
また、そういったおもしろい話に飛び込めるよう、いつでもフットワーク軽くいること、楽しそうなところには自分からどんどん入っていくことも、個人で仕事をしていく上ではとても大切です。
KOHの営業、仕事の見つけ方
駆け出しの頃は自ら積極的に「仕事ありませんか!」とアプローチしていましたが、いまはすべて知人からの依頼か、知人からの紹介です。
知人から依頼をもらうために意識していることはSNSの発信です。まず「なにをしているか」を認知してもらうために、自分のスキルはどんどんSNSの投稿で発信しています。
そんなSNSの発信において、スラッシュワーカーとして気をつけているポイントは、多角的に発信しないこと。先週は執筆記事の投稿だったのに、今週は動画編集の投稿だと大衆の理解がおいつかないので、情報量を限定しています。
本庄遥の営業、仕事の見つけ方
他人からの紹介もありますが、SNS上でのご縁がほとんどです。特に私はTwitterが得意なので、困っている人がいたら知り合いか否か関係なく声をかけるようにしています。
この間、海外送金のことで困っている方がいたのでDMで連絡をしたら、私の得意とするクラウドファンディングを今度始められるとのこと。
結果的には海外送金の話よりもクラウドファンディングのお手伝いの方に話が進み、一緒にお仕事をすることになりました。
Twitter上の「ゆるぼ」や「助けてください」系のツイートって相手からすると「わざわざ連絡までくれて助けてくれる人」という認識になるので、信用されやすくなるのかもしれません。
すぐに仕事につなげようとするのではなく、まずは知り合いになってみる。そうすれば、結果的に紹介で仕事も生まれやすくなると思います。
ルイス前田の営業、仕事の見つけ方
新しい仕事のほとんどは友人経由です。「仕事を見つけるためにに発信が大事」とよく言われますが、リアルの関係があった方が仕事は圧倒的に頼まれやすいで、TwitterよりもFacebookで発信した方がずっと仕事になりやすいです。むしろ、Twitterでは仕事をもらうための発信はほぼしてません。
その上で、声をかけてもらうために、思い出してもらえる努力を大切にしています。「あ、この仕事を誰かに頼みたいな」と考えた瞬間に、僕の顔が思い浮かぶかどうかが大きな分かれ道です。
そのために、こまめな仕事の投稿やメッセージのやり取りは、いいねがつかなくても効果があります。また、自分のやりたいことを投稿しておくのも仕事を見つけるコツです。
仕事を頼む方も断られたくはないので、どうせならやりたい人にお願いしたいです。ラジオのパーソナリティーやりたい!って言い続けていたら、ラジオ局から連絡が来たので、コスパの良い営業です。
ノマドワーカーになって一番の失敗や反省は何ですか?
shoの失敗や反省
ノマドワーカーになったことによる失敗や反省というものではないかもしれませんが、外国人の方と仕事をすることの難しさを知りました。
すべての方がという訳ではありませんが、日本という良くも悪くも「きっちりした」環境で育ち、働いてきた僕からすると、あまりにも「ずぼら」であったり「だらけてる」と感じることが多いです。
その方のペースに合わせるのが正解なのか、それともクライアントが日本なのであれば日本に合わせるのが正解なのか、そういったことで悩むことは多々ありました。
harunaの失敗や反省
もっとディープな場所に行ったり、経験をたくさんしてみたかった、ということです。
裏路地で囲まれて殺されそうになった経験や、旅先で現金がゼロになってしまうような、ギリギリの経験をしたひとはとても強くて魅力的だなと思うので、わたしもそんな経験をしてみたいです。
仕事をしていると、良くも悪くもそういった場所には近づくことが少ないように感じます。
どこでも仕事ができるノマドワーカーだからこそ、たまには仕事道具を置いてどこかに飛び込んでみるのもおもしろそうですよね。
KOHの失敗や反省
小恥ずかしいのですが、リアルな話、恋愛面です。外国人と付き合いたいという人は一定数いると思いますが、ぼくは全くその逆で「恋愛対象は日本人だけ」という性があります。
ノマドを始める頃は、いざ海外に出てしまえば外国人だとしても素敵な方との出会いもあることだろうと楽観的でした。
しかし、全くそのような兆しがないので黒海周辺すべての国で現地の女性とお食事に行った結果「本当に日本人しか恋愛対象じゃないんだ...」と自分の性質を再発見しました。
ぼくの場合はノマドワーカーのライフスタイルと恋愛観が絶望的に不一致だったことが大きな失敗だと思います。
本庄遥の失敗や反省
値段設定です(笑)ノマドワーカーあるあるだと思うのですが、初めて自分のサービスを売り出すときに、自社の商品、サービスがどのくらいの価値があるのかがわかりませんでした。
1文字1円単価でインタビュー記事を1年以上執筆していたのですが、ライターの友人に話をしたときに「それはさすがに安すぎるよ!?」と怒られました。
自分の価値を客観的に知る機会がないと、自分を安売りしかねないので、気を付けるべきだなと思います。
ルイス前田の失敗や反省
もっと行きたい場所に行っておけばよかったです。例えば、アフリカ大陸はエジプトとチュニジアの2ヶ国だけを訪問していますが、サブサハラと呼ばれるサハラ砂漠から南は未体験です。
ノマドワーカーの友人たちから聞くアフリカの話が「国境で30時間待たされた」や「マラリアの予防薬による副作用で悪夢を見た」など、攻撃力がとても高かったので、ビビってアフリカを避けていたからです。
ただ、世界的な情勢が変わっていく中で、あの頃に行っておけばよかったと後悔するのは本当にもったいない。みなさんはぜひ、行きたい時に行きたい場所へ!
ノマドワーカーになって最も良かったことは何ですか?
shoのノマドワーカーになって良かったこと
時間と場所に縛られずに仕事ができることです。もともと日本にいた時はマネジメントをしていました。
拘束時間は週間40時間なのですが、やはり日本の悪しき風習にのっとりサービス残業をする文化は当時僕が働いていた会社にもあったため、朝早ければ6時には家を出て、23時に帰宅するという生活もありました。
そのため当時付き合っていた方と過ごす時間もなかなか取れず、周りの目を気にして休暇を取るのも忍びないという状況が10年続きました。
今では好きな人と好きな場所で過ごす時間を自分自身でコントロールできるようになりました。
harunaのノマドワーカーになって良かったこと
学生や会社員のころよりも、生きやすくなったことです。自分がいる環境は、思っているよりも自分自身に大きな影響を与えています。
そして自分を縛るものが多いほど、その環境で生きなければいけないと盲目になってしまい、結果行き辛いままガマンしているひとが多いと思います。
働き方を変えること、生き方を変えること、そして自分を縛るものをできるだけ少なくすることで、本当に自分が大切にしたいものや価値観を殺さずに生きることができるはずです。
大人になると、自分の気持ちにブレーキをかけることにエネルギーをたくさん使ってしまいます。わたしは、ノマドという働き方に出会えたおかげで、いつまでも子供の頃みたいに好きなことに真っ直ぐ向かえるようになり、自分の人生を好きになることができました。
KOHのノマドワーカーになって良かったこと
ノリで遊びに行ける範囲が地球規模になりました。最近だと友人から「来週トルコ集合で」と、集合がかかりました。
その地で特になにをするでもない誘いに何の疑いもなく乗りましたが、ノマドではなかった過去の自分からすると驚きの行動です。
ノマドになってからは仕事をしながら移動できるので、遊びの計画に「次の休日」という概念がありません。遊びの誘いにわざわざ休日を設ける必要がなくなったんです。
仕事の合間に遊び、遊びの合間に仕事する、そんな感じ。Work as Lifeを叶えられたことがとても良かったと思っています。
本庄遥のノマドワーカーになって良かったこと
会いたいときに会いたい人に会えるようになったことです。幼少期、両親が共働きでありながらも、大事なイベント事(運動会やソフトボールの試合など)は必ず見にきてくれました。
それを機に「自分に子どもができたら、すべての行事ごとに出てあげたい。」と思うようになりました。
今、子どもがいるわけではありませんが、当時幼いながらに思い描いていた「会いたい人に会いに行く。行きたいときに行きたい場所に行く。」が叶えられているなと感じます。
もう一つは、どの国にいつ呼ばれてもソフトボールをするために渡航できるようになったことです。以前はスポンサー先をひたすら探し、クラウドファンディングをしてなんとかソフトボールを続けている状況でした。
ノマドワーカーとして自分で稼ぐ力をつけてからは、世界中のどこの国からオファーをもらってもすぐに「YES」が言えるようになりました。自分の可能性を広げられる意味でもノマドワーカーになって本当に良かったと思います。
ルイス前田のノマドワーカーになって良かったこと
憧れだった時間と場所に縛られない生活ができるようになったのが最高です。アメリカ横断、アイスランド周遊、ユーラシア横断など、すべて仕事をしながら実現できました。
余談ですが、アメリカ横断の時にキャンピングカーデビューしたら、宿泊場所にも縛られず、電源にも縛られない(キャンピングカーに発電機が積んであるので)、という生活も体験できました。
あとは、ピラミッドやマチュピチュなど世界不思議発見でしか観たことがない場所を訪れることで、自分の世界地図がグッと広がりました。
これまでに81ヶ国を訪れましたが、まだまだ行きたいところも、やりたいこともたくさんあります。
これからノマドワーカーを目指す人に激励やアドバイスをお願いします!
shoのアドバイス
めちゃくちゃ当たり前のことなんですが『人生は一回きり』なんです。『今の自分』が生きているのは『今の人生』だけです。
その一回しかない人生をどう過ごしたいのかというのを見つめ直すことができないほど、日本での社会人生活は忙しいのかもしれません。
ノマドワーカーは楽じゃないし、誰にでもおすすめできるものでもありません。ただ、僕が知っているノマドワーカーの方達は好きな場所で好きな仕事を楽しんでやっている方ばかりです。
様々な苦労もあるかと思いますが、それを凌駕するだけの楽しさがきっとノマドワーカーにはあるのだと思います。ぜひ『一回しかないこの人生を、自分はどう過ごしたいのか』ということを真剣に考える時間をとってみてください。
harunaのアドバイス
ノマドワーカーというと、こまめにいろんな場所を転々として、旅しながら仕事をする!とキラキラした人ばかりにみえますよね。
もちろんそういう人もいますが、「日本にずっといるのは生き辛い」「好きな仕事をもっと楽しむために、環境を変えたい」という人もたくさんいます。
日本はとても整っていて過ごしやすい国ですが、その環境が合わないと感じるのであれば無理して合わせる必要はありません。
わたしはノマドになったおかげで、どんな土地でも、普段の生活を送りながら働くことができるようになりました。この先ずっと「ノマドになりたい」とモヤモヤしているよりも、とりあえずチャレンジしてみてほしいなと思います!
KOHのアドバイス
海外ノマドなんてしなくてもいいんです。日本は言葉も通じて、街も清潔で、食も豊かで、家も丈夫で、物も壊れにくく、社会保障も手厚いから働かなくても生活できます。
そんな日本から出て、旅しながら暮らすなんてクレイジーです。車は運転するより後部座席に乗っているほうが楽なように、自分の人生のハンドルは他人に任せたほうが楽。
それでも自分の人生のハンドルを自分で握りたいという、野心・冒険心・好奇心があれば、たとえクレイジーな選択だとしても気持ちの向いた先にアクセル全開で進んだらいいです。
その先がどうであるか、行った人にしかわからないので!
本庄遥のアドバイス
ノマドワーカーは本当に不安定ですし、旅をしながら世界を周れる!というキラキラした世界だけではありません。泥臭いことも多く、失敗することもたくさんあります。
(私も今のノマドアスリートのコミュニティを立ち上げるまで、2,3回類似のサービスの立ち上げで失敗し、成功までに3年かかっています)
それでも自由を求めて自分のサービスを立ち上げたり、クライアントワークをがんばってみてやっとノマドワーカーになれます。辛いことも多いですが、ノマドワーカーになった人たちはみんな仲間意識も高く、フレンドリーな方が多いので楽しいです。
また、海外ノマドになれば世界中の人たちと友だちになれるので、居場所が増えて寂しくなくなります。一緒に楽しいノマドライフを送りましょう!
ルイス前田のアドバイス
ノマドワーカーは正直大変です。疲れます。ほとんどの人にはノマドワーカーをオススメできません。でも、一握りの「好きな場所で働く自由だけは譲れない!」って人には最高です。
そして、日本のパスポートは世界中で羨ましがられる最強のパスポートです。確かに、「気軽に週末だけで海外旅行!」とはいかなくなりましたが、準備さえすれば海外旅行は可能です。
ジョージアとアルメニアを旅行した際は何もトラブルはありませんでした。面倒だけど、困難ではなかったです。「ノマドワーカーが合わなかったらどうしよう?」と心配するぐらいなら、まずやってみる。本当に思ったのと違ったら、何食わぬ顔をして日本に帰ってきたらいいんです。
誰かの夢や憧れの足を引っ張る99%の人たちはやったことがない人たちです。ノマドワーカー、とっても楽しいですよ!
ノマドワーカーになりたいと思った方に「ノマドニア」
ノマドニアはノマドの聖地「ジョージア」で開催中の海外ノマド体験です。1ヶ月で10種類のノマド向け職業を経験することで、想像ではなく手応えを決め手に仕事選びができます。職業は早い段階で月5万円を稼ぐことができるリモートワークから選抜しています。
ノマドニアの概要
・10人のノマドによる全10職、計63時間の体験講座
・現地エキスパートと現地人スタッフによる渡航・現地サポート
・開催日から1ヶ月間コワーキングスペースを無料で24時間利用可能
・ジョージアの現地銀行の口座開設サポート
・日本人が入れる現地保険の契約サポート
・ノマドワーカーに最適な賃貸物件の提案や契約のサポート
小さな子どもは習い事や遊びなど、さまざまな経験を経て自分の得意や苦手を発見します。しかし、大人になるとそのような発見の機会は失われてしまいます。
ノマドニアは「リモートワークで好きな場所で働きたい」という理想を叶える手段を見つけるための体験を、ワークショップを通してみなさまに提供しています。
\ノマドニアの詳細は公式サイトで/
海外ノマド体験「ノマドニア」