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【都市系ライティング・おすすめ４本 #都市系ブックソムリエ #10 】

泉山塁威｜RuiIZUMIYAMA

#都市系ブックソムリエ として、おすすめ本を紹介していきます。

今回は、都市系ライティングのおすすめの4冊を紹介します。都市系ライティングとは、都市系のためのライティング技術（文章技術）です。
以前に大学院進学や論文執筆のためのおすすめ本を紹介しています。

今回もXのアンケートで上位が都市系ライティングでした。

アンケートは、Xコミュニティ都市系｜Urbanist Vibesにて行っていますので、よろしければジョインください。

今回は、論文に限らず、資料作成や提案書づくりなど、都市系プロフェッショナルは文章術（ライティング）がつきものです。

特に、昨今は、ChatGPT、Claude、Geminiなどの生成AIの登場で、改めて、文章、テキストとの向き合い方も変わってきています。例えば、授業のレポートを読んでいても、コピペだな、生成AIを使ったな、というのは文章を読めばわかるものです。生成AIの登場で、相手が考えて、書いたかは疑っていくことも必要になりました。

一方で、未熟な人は、考えているけど、うまく伝わる文章にならない。あるいは、考えながら、書いているので、論理的な文章にならないなどの文章を書くことでの課題を抱えている人も少なくないはずです。

私も昔は国語が苦手でした。しかし、論文を読み、論文を書くことが今では好きになっています。プロポーザルの提案書、企画書、報告書、議事録など、都市系はコンサル的な職種の要素が多く、文章でまとめていく機会が多いです。

しかし、意外と、基本に立ち返らず、文章力を磨く人は少ないようです。先人たちの知恵は多くの場所でまとまっています。それらを今回は紹介していきましょう。


１．取材・執筆・推敲――書く人の教科書

まずは、タイトル「取材・執筆・推敲――書く人の教科書」の通り、各人の教科書です。文章を書く執筆だけでなく、インタビューなどの取材、他人の原稿をチェックする推敲と、文章に関連する３つの要素を紹介しています。以下に目次の抜粋を示しておきますが、書く人としてのプロにどうなっていくか、そんなスタンスがこの本には感じられます。プロを目指さないにしても基本を学べる1冊です。
取　材（第１部）
第１章　すべては「読む」からはじまる
第２章　なにを訊き、どう聴くのか
第３章　調べること、考えること
執　筆（第２部）
第４章　文章の基本構造
第５章　構成をどう考えるか
第６章　原稿のスタイルを知る
第７章　原稿をつくる
推　敲（第３部）
第８章　推敲という名の取材
第９章　原稿を「書き上げる」ために

2．「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

こちらは、割とライトです。こちらもタイトル「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。の通り、先人たちの文章術の書籍のいいとこ取りをしたものです。文章をシンプルに書くコツや、伝わる文章の型などなど、ハウツーから、メッセージ付きの事例まで、なるほど！とすぐ実践してみたくなるライティングのポイントが詰まっています。特に佐伯では、SNSでのタイピングに慣れすぎていると、句読点や口語中心など、文章の基本が疎かになりがちです。基本を甘く見ずにぜひチェックしてみましょう。

３．理系のパラグラフライティング　レポートから英語論文まで論理的な文章作成の必須技術

こちらは、「理系の」とタイトルについていますが、理系的要素に縛りはないので気にしなくて良いです。論文などの論理的思考をベースとした文章作成という意図でしょう。パラグラフ、段落をベースとしたライティング技術で、これは私自身も実践していますが、論理的な文章を執筆しやすい効果的な方法です。論文だけでなくても、レポートや報告書などにも通じますし、論文、英語論文にまで使える文章作成技術です。書籍自身は平易に読みやすいものになっているので、文章に自信がない人でも手に取りやすいでしょう。

４．Google流 資料作成術

４つ目は、Googleの資料作成術です。文章のテクニックというよりは、提案書や資料をどうまとめていくか、といった資料作成術です。文章の書き方が概ねわかってきたら、手に取ってみると良いでしょう。コンテクストを理解すること、わかりやすい文章にすること、ストーリーを伝えるなど、資料作成において必要なポイントが独自にまとまっています。

いかがでしたでしょうか。

今回は、都市系の専門書というよりも、都市系プロフェッショナルとして身につけておくべき、文章作成術、都市系ライティング技術にまつわる4冊を紹介しました。

空間や制度、仕組みをつくることも、都市系プロフェッショナルには必要ですが、それらを文章や資料、提案書、論文で伝えることも重要です。

ぜひ、みなさんの都市系ライティングも、一段とステップアップしましょう。

ご質問は、Xやmondでどうぞ。



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