【MTGA】僕たち私たちのヒストリック・アンソロジー4 黒編
こんにちは。バーチャルPWの重寝 累花です。
ヒストリック・アンソロジー(以下:ヒスアン)4のカードレビュー、緑編になります。
白編+序文はこちら。
青編はこちら。
赤編はこちら。
緑編はこちら。
多色・無色編は(執筆中)
《死の影》
ワールドウェイク(モダンリーガル)出身。
1マナ13/13という超P/Tですが、コントローラーのライフ分のマイナス修正を受けます。なので基本的にはライフ12以下にならないと生存できませんが、最大12/12の超サイズも狙えます(白金の天使などにより、ライフ0以下でも生きている場合は13/13になります)
その名を冠するアーキタイプ【デスシャドウ】の中核がついにヒストリックにも上陸。フェッチランドの不在こそ痛いですが、ボルトランドや《思考囲い》で能動的にライフを減らすことが出来ます。
似たような系譜の《スカイクレイブの災い魔》も含め、ヒストリック版【デスシャドウ】を組むのも夢ではないでしょう。稲妻、ティムールの激闘、通りの悪霊と不足しているカードも多いですが……。
《アムムトの永遠衆》
破滅の刻(パイオニアリーガル)出身。
「アモンケットリマスター」に収録されなかったカードの1枚で、当時の私は非常に悲しんでいました。
3/5/5、加虐3という非常に強力なスペックを持ちますが、相手が呪文を唱えるたびに-1/-1カウンターを得て弱体化していきます。ただし戦闘ダメージを与えることで復活。
ブロックすれば加虐で3点ルーズ、しなければ5/5に戻るというデザインのクリーチャーで、クリーチャー・タイプもゾンビ/クロコダイル/デーモンと驚きの三種盛り。当時はゾンビシナジーくらいですが、今は軽いデーモンも増えたので《リリアナの契約》や各種部族サポートを受けてデーモン軍団を築けるかもしれません。
相手が2回呪文を唱えてようやく3/3と並のP/Tになりますが、これは割と安心できない数値です。
《選択》→《稲妻の一撃》で落ちるのは悲しく、軽い動きを連打できる出来事たちとの相性も悪いです。野獣に至っては1匹で蓋されます。
それでも火力や除去で落とされない限りは相手に何らかの損害を与えられる可能性が高く、加虐の性質上、ラクドス教団の絢爛との相性も良いです。
-1/-1カウンターを無理なく乗せられるカードの1枚なので、《スカラベの巣》との相性も良い方。唱えた時点ではパワー5なので、《サルカンの封印破り》なども誘発させられます。あと1点パワーが高ければ《巨大な隙》も動かせたのですが……。
総じて扱いの難しいクリーチャーですが、各所とシナジーを結びやすいデメリットクリーチャーなので構築し甲斐はあるでしょう。
欲を言えばここではなくアモンケットリマスターで収録されてほしかったです。
《信者の確信》
アモンケット(パイオニアリーガル)出身。これもアモンケットリマスター収録漏れ組で、FTのチャンドラの台詞が印象的な1枚。
カードを捨てるたびに(1)を払うと2ドレインを行う。
当時のスタンダードでは《新たな視点》によりサイクリングコストを無料にして、これor《副陽の接近》で勝つデッキが存在していました。
新たな視点はリマスターに収録されているので、ある程度は再現可能です(イニ影のカードが不在のため、似たようなもので代用が必要)。
ドレイン効率は良く、軽量サイクリングはイコリアでも多数収録されていますが、そのイコリア組のカードが《天頂の閃光》を始め強力なものが多いのでこれを採用するか……? というのが悩みどころ。
カードを捨てることでも反応するので、何らかのディスカード手段+《常智のリエール》などのリソース確保で新しい道を開くこともできるかもしれません。
《スカラベの責め苦》
破滅の刻(パイオニアリーガル)出身。またまたアモンケットリマスター収録漏れ組です。お前たちのアモンケットって醜くないか?
3点ルーズor生け贄orハンデスを要求する垂直サイクルの1枚。コモンの《毒の責め苦》だけがMTGAに収録されない形となった。
じわじわ相手を削ることができますが、大よそ《恐怖の神、ターグリッド》の裏面、《ターグリッドのランタン》とほぼ同等で、向こうはマナを払えばアンタップできます。アーティファクトとエンチャントと差、起動・誘発能力の差、伝説であるかなどの差はあるが現状ではこのカードが勝っている部分は多くなさそう。ただターグリッドは表面も置きたいカードですし、もちろん両方採用するのも選択肢です。
現在、カード・タイプ呪いを持っているメリット(と、デメリット)は無く、《不幸の呪い》や《苦心の魔女》などの実装が待たれるところ。
《圧倒的輝き》など強烈な呪いに加え優先度は下がりますが、呪いの数を参照する《渇きの呪い》などの存在もあるので、出せる呪いの選択肢自体を増やせるのは良いこと。次のイニストラードなどにも期待したいですね。
今回は以上となります、次は赤のカード編。
それでは。
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