皆さんこんにちは。
バーチャルPWの重寝 累花です。
スタンダードのカード追加がしばらくない中、アルケミーに超ド級の新風、『アルケミーホライゾン:バルダーズ・ゲート』が7月8日に実装されます。
今の、そしてローテーション後のアルケミーに与える影響が大きそうなセットですが、今回もヒストリック・ブロール視点で見ていこうと思います。
1.入門:バルダーズ・ゲートの前提
『アルケミーホライゾン:バルダーズ・ゲート』は、『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』をベースに、再調整したカードや新規カード、フォーゴトンレルム探訪からの再録カードなどが収録されて新しく生まれたセットです。
とりあえず、『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』のことはできるだけ一切忘れましょう。
イラストが同じなのに、全く別の能力のカードが多数存在するためです。
中途半端に情報が入り混じっていると分かりづらくなりますので、一旦は全くの新規カードとしてとらえた方がよさそうです。
※余談ですが、全く別の能力だったり少し雰囲気が残っていたり、違い度合いもバラバラです。
並行して開発が進められた結果、大きくデザインが変わらなかったものは似通っていて、紙かデジタルのどちらかが急に大きく舵を切ったものは別物になったのかな~・・・などと思います。
2.開門:バルダーズ・ゲートのメカニズム
バルダーズ・ゲートから3つの新規メカニズムが登場します。
※うち1つは今セット限定ではなく、アルケミー常用のもの。
・専門化(Specialize)
※不明部分が多いため、分かり次第更新します。
指定のマナ・コスト+有色のカードか基本土地タイプを持つカード1枚を捨てることで、専門化して別のカードに変化します。
両面カードを使った変身ではない、デジタルメカニズムらしく変化・進化を現すメカニズムです。
表面がそのまま変わるため、墓地に送られたりしても元に戻ることはありません。
※起動型能力なのか、ソーサリー・タイミングなのかは現在不明。
ヒストリック・ブロールにも一定の影響・・・というか、専門化を持つのは全て伝説のクリーチャーなので結構な影響を与えます。
通常は単色のカードですが、統率者として使用するときは変身先を1つ選び、2色の統率者として扱えることが開発Discordで明かされています。
スタンダード・ブロールには関係ないセットのため、ヒストリック・ブロールのためにわざわざ専用の処理を入れてくれたということなので大変嬉しいです。サンキュープログラマー。
5色統率者が大量追加されたり、単色固定で職業の自由が守られない世界線は回避されました。
専門化するとサイズアップしたり、専門化したときに誘発する能力があったり追加のボーナスが得られますが、マナ総量が変化する特異な性質も持っています。
専門化した状態で統率領域に戻した場合、専門化後のマナ・コスト+統率者税を払わねばならない結構なマナ食い虫になるので気を付けましょう。
※統率領域に戻る際、専門化が解除できそうな雰囲気はしていますが現状は不明です。
また、《無限の秘本》をはじめ「固有色から外れたカードを手札に加える方法」が一定数存在します。
これらを使うことでゲーム中、デッキ作成時に選んだ2色以外に専門化できる可能性がありますが念のため出来るか未定にしておきます。
・二体掛り(Double team)
攻撃時に自身の複写を手札に創出し、二体掛りをお互いに失います。
攻撃しなければならないというタイムラグはありますが、手札を1枚増やすことができる便利な能力です。
また、二体掛りを他のクリーチャーに与えるカードもいくつか存在します。
統率者に二体掛りを与えることで、一度限り統率者税を免税して出す権利を得られる、と取ることもできるでしょう。
統率者という性質はカード自体に宿るため、創出されたカードは統率者としての性質は持ちません。
とはいえ、ヒストリック・ブロールでゲーム中に統率者を参照するカードは《伝説たちの秘本》(と、今回増えた1枚)だけなので、そこについてはあまり気にしなくてよいかもしれないです。
・恩恵(Boon)
条件を満たすまで残る遅延誘発型能力に名前をつけただけ。
スタン基準だとずっと残る《熊野と渇苛斬の対峙》の第Ⅱ章、アルケミーでも《執拗な仔狼》のETBが実質これですね。
恩恵自体はさほど特別なメカニズムではありません。
しかし、恩恵の実装に伴ってか「次にクリーチャー呪文を唱えたとき、それは永久に〇〇を得るの恩恵を得る」といったカードが多数収録されており、恒常的な統率者強化が狙いやすくなりました。
これまでは手札のカードに永久的バフを与えるカードが多かったので、統率者にとっては朗報となりそうです。
3.バルダーズゲートの伝説たち①
《Vladimir and Godfrey》
《Calim, Djinn Emperor》
《The Hourglass Coven》
《Kardum, Patron of Flames》
《Oyaminartok, Polar Werebear》
《Jon Irenicus, the Exile》
《Liara of the Flaming Fist》
《Tasha, Unholy Archmage》
《Ulder Ravengard, Marshal》
《Alaundo the Seer》
《Astarion, the Decadent》
《Catti-brie of Mithral Hall》
《Gorion, Wise Mentor》
《Jan Jansen, Chaos Crafter》
《Kagha, Shadow Archdruid》
《Korlessa, Scale Singer》
《Lozhan, Dragons' Legacy》
《Mazzy, Truesword Paladin》
《Miirym, Sentinel Wyrm》
《Nalia de'Arnise》
《Neera, Wild Mage》
《Oji, the Exquisite Blade》
《Prosper, Tome-Bound》
《Raggadragga, Goreguts Boss》
《Raphael, Fiendish Savior》
《Thrakkus the Butcher》
《Baba Lysaga, Night Witch》
《Minsc & Boo, Timeless Heroes》
4.前半終わり!
いかがだったでしょうか。
今回、伝説のクリーチャーが大変多いため
・専門化を持つ伝説のクリーチャー
・伝説以外の注目カード
は後半記事にして紹介したいと思います。
よろしくお願いします。