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ヒストリック・ブロール視点で見る! 団結のドミナリア②
皆さんこんにちは。
バーチャルPWの重寝 累花です。
今回も『団結のドミナリア』を今回もヒストリック・ブロール視点で見ていこうと思います。
2色サイクルが合計30枚もあるため大変気力と労力がかかりましたが、よろしくお願いいたします。
① 今セットの基礎と、3色以上の伝説: こちら
② 2色の伝説のクリーチャー: この記事
③ PW&単色の伝説のクリーチャー&その他注目カード: 執筆中
《ウェザーライトの重鎮、ラフ》
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インスタント・ソーサリーを唱えるたびにクリーチャー2体をタップすることで、1ドローできる伝説のウィザード。
タップは自身を含んでよいため、壁でもトークンでも何かしら他のクリーチャーが1体いれば条件を満たすことができます。
打消しや除去に継続的に1ドローを付与できれば、かなりのアドバンテージ差をつけることができるでしょう。
後半の能力はおまけ気味ですが、マナが余ってきたときに並べたクリーチャーを強化したり、《砂漠滅ぼし、イムリス》のようなタップしたくないクリーチャーに警戒をつけるなど使い道は十分にあります。
マナさえあれば複数回起動できるのもポイントです。
《空騎士、トゥーラ・ケネルッド》
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インスタント・ソーサリーを唱えるたびに1/1兵士を生む伝説の騎士。
既存の統率者候補だと《空召喚士、ターランド》に近い性能です。
トークンが飛んでいない代わりに自身が飛んでおり、固有色に白が加わっています。
1/1が数体出たところで盤面に与える影響は大きくないため、全体強化をかけて殴りこむか、PWを守るタネに使いたいところです。
《調和のアルコン》や《ザルファーのフェイジング》など、クリーチャーの質を均一にしてしまうカードと合わせるのも良いでしょう。
《偏執的な援護者、ステン》
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(まだ正体を隠していたころの)ステン。
選んだカードタイプのコストを1マナ軽減し、さらに自身をブリンクすることで指定し直しも狙うことができます。
主に指定するものによってデッキ構成が大きく変わる1枚。
指定し直しもできるとはいえ、できるだけ多くのカードが軽減対象になる状態で立ち回りたいのである程度カードタイプを寄せることを意識した方が動かしやすいでしょう。
ブリンクは終了ステップまで帰ってこないので、全体除去などからも身を隠しやすいですが、当然いない間はコスト軽減もできません。
インスタントのドロー呪文を構えているときなどは打ち時を逃さないようにしましょう。
《残忍な巡礼者、コー追われのエラス》
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自分のクリーチャーが出るたびライフゲイン、死亡するたび相手へライフルーズを与えるクレリック。
トークンでも問題なく誘発するため、大量展開→全体除去で刈り取るといった動きでもライフレースに圧を与えることができます。
《薄暮薔薇の棘、ヴィト》等でライフゲインをさらに有効活用してもいいでしょうし、もちろん《スランの医師、ヨーグモス》とも相性抜群です。
白黒が得意なライフゲイン、トークン、サクリファイスといった戦術を緩く繋ぎ合わせることができる、とても活躍の幅の広い統率者です。
《ベナリアの堕落者、アロン》
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2マナ+クリーチャーを生け贄にすることで、全体強化をばら撒くことができる伝説のクリーチャー。
ダニサ・キャパシェンとラフ・キャパシェンのお父さんです。
FTが感動的ですね。
タップを要求するので基本的には1ターンに1度のみですが、継続的に+1/+1カウンターをばら撒いて戦線を太くすることができます。
強化後にサクるとリスが沢山出てくる《入れ子のシャンブラー》や、《戦慄衆の侵略》など生け贄は困らない色なので、どんどん戦線を強化していきましょう。
《アーボーグのラタドラピック》
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伝説のクリーチャーが死亡するとゾンビ化させて復活させることができる、ゾンビ・ウィザード。
クリーチャーを復活させる際は、伝説性を取り除き、2/2の黒いゾンビとして復活させます。
復活させる時に墓地の本体を追放するといったことは特にないので、リアニなどを混ぜることで同名カードを並べることもできます。
《悪夢の番人》などとは異なる挙動ですね。じゃあそのゾンビ誰の死体?
単純にゾンビに警戒を与えるロードでもあります。
アモンケットのゾンビは白黒なので、ゾンビをベースとした構築もできるでしょう。
《アルガイヴの徴募人、ベイルド》
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本来よりパワーが上がっているクリーチャーがいると、ターン終了時に1/1兵士を生み出す伝説の兵士。
条件はコンバット・トリックでも+1/+1カウンターでもなんでもいいため、非常に緩いです。
《石とぐろの海蛇》など、+1/+1カウンターが乗って出てくるタイプのクリーチャーを1ターン目に出していれば2ターン目から即始動できます。
簡単にトークンを並べられる反面、毎ターン1/1が1体では速度と制圧に物足りなさを感じるところ。
《英雄的援軍》や《エンバレスの宝剣》など、並べて攻撃することで打点を引き出せるカードを多く採用し、勝利を掴みましょう。
統率者以外での採用であれば、《宴の結節点、ジェトミア》との相性もとても良いです。
《憤怒の乗り手、アヴナントのトーリ》
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自身の攻撃時に、全体に+1/+1修正&赤にトランプル付与&白にアンタップで疑似警戒を付与します。
色によるボーナスはローウィンやラヴニカみを感じますね。
攻撃時に限りますが全体の打点を上げやすく、使いやすい統率者です。
《刃の歴史家》など、多色のクリーチャーは両方の恩恵を受けることができるため特に好相性です。
新しいカードだと《ラーダの扇動者》などもトランプルが付くと嬉しいタイプですね。
唯一の注意点として、《ジンジャーブルート》など無色のクリーチャーはトランプルやアンタップの恩恵を受けられません。
+1/+1修正だけでも十分なバフですが、無色も優秀な低マナクリーチャーが多いのでうっかりリーサル計算を間違えないようにしましょう。
《刃を持つ者、アスター》
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装備に装備(1)を、機体に搭乗(1)を付与する伝説の戦士。
出たときに装備や機体を手札に加えられる可能性も持っています。
《巨像の槌》や《巨大な鋤》など、重い装備コストや搭乗コストを持つカードを強く使えるようになる1枚。
それどころか《完成化したウェザーライト》や《ハネムーンの霊柩車
》のような搭乗を持たない機体なども扱えるようになります。
強い装備や機体をある程度引き込む必要はありますが、爆発的な打点を引き出せる可能性のあるカードです。
装備品シナジーを持つ赤白の統率者候補は《ブルーノー・バトルハンマー》や《古代を継ぐもの、ナヒリ》もいます。
うまく組み合わせて装備や機体を使いこなしましょう。
《エフラヴァの末裔、ザー・オジャネン》
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タップ状態になるたび、版図カウントよりタフネスが低いクリーチャーを強化する伝説のレオニン。
緑白の統率者のため、基本的にはタフネス1のクリーチャーのみ強化対象。
それ以上の強化を行うには、《イリーシア木立のドライアド》や、《スランの門》などで森・平地以外の基本土地を増やす必要があります。
能力の誘発条件はタップのみでよいため、機体への搭乗や後援でも問題なく誘発します。
タフネス1を沢山並べて、機体等で即誘発させて殴る速いレンジのゲームを仕掛けても戦えるでしょう。
《ルアダッハの女王オーリナル》
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クリーチャートークンを出すとき、追加で1/1の兵士を場に出します。
P/Tがクリーチャー総数に等しくなるため、打点が縦にも横にも伸びます。
緑白お得意の全体強化を使って横の打点を活かすのもよし、トランプルを付与して一気に叩き込むもよしの緑白らしい統率者候補です。
もちろん《選定された行進》や《神聖な訪問》など、トークンの量や質を上げるカードとも相性◎。打点を一気に引き上げられます。
使う側も使われる側も気にすべき点として、タフネスが特性定義能力で決まっているため《ヘリオッドの神罰》など、P/Tを変更せず能力を全て失わせるとタフネス0になって即死します。あーめん。
《国王ダリアン四十八世》
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全体ロード、自己強化&トークン生成、トークンを守る能力と能力山盛りの国王様です。えらい。
ロード能力で盤面全体の質を上げ、余ったマナの吐き出し先になる起動能力を持ち、さらに大抵の除去からトークンを守ることができます。
《レンと七番》のツリーフォーク、《シュタルンハイムの解放》などの天使・トークンなど大型のトークンも当然存在するため、状況によっては非常にハイパフォーマンスとなるでしょう。
攻守・膠着時にわたって戦える汎用性を持っています。
ただし、ロード能力+自身を生け贄にする能力は無限にプレイミスを引き起こしかねない取り合わせです。
生け贄にしたら打点が足りなくなった、修正分でダメージに耐えていたクリーチャーが死んでしまった、といったことが十分起こり得ます。
《ヴォーデイリアの冒涜者、ヴォハー》
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ファイレクシア化したマーフォーク。
《マーフォークの物あさり》リスペクトのようなルーティング能力を持っており、さらにインスタント・ソーサリーを捨てると1ドレインができます。
2つ目の能力のために必要なカードを捨てられるのはもちろん、タップだけで打てるルーティングはそれだけで強力です。
不要牌や、リアニしたいクリーチャーなどを必要に応じて落としていきましょう。
2マナ+生け贄で墓地のインスタント・ソーサリーを権利を得られます。
解決時に追放されますしソーサリータイミングでしか使えませんが、あくまで権利を得られるだけなので唱えなければ追放されず、打消しなどを選んで保険をかけた状態で動くこともできます。
当然、《時間のねじれ》や《墓入りの妨害》のようなカードにアクセスするだけでも強いです。強い呪文は強い。
《シェオルドレッドの心酔者、ローナ》
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ついに主に仕えることができたローナ。
インスタント・ソーサリーを唱えると1ドレインができる誘発能力と、手札2枚を捨てることで墓地から唱えることができる能力を持っています。
ドローにでも打消しにでもドレインがついてくるのはなかなか魅力的です。
自身も3/4とまぁまぁ硬く、いい具合に身を守ってくれるでしょう。
《秘術の伝導者、ゲイル》や《オニキス教授》も似たような条件で相手のライフを削ることができるため、並べに行くのも良いかもしれません。
墓地から唱える能力は手札コストこそ重いですが、墓地からのキャストなので統率者税を払う必要がありません。
何度も除去されてしまい、統率者税を払うと他の呪文が唱えられない・・・といったときの最後の押し込みに役立つ場面もあるでしょう。
《復活したアーテイ》
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衝撃的な復活を遂げ、ファイレクシア陣営幹部となっているアーテイ。
戦場に出たときに《不許可》か《英雄の破滅》を撃ちます。
ただし撃たれた側には1ドローの補填つき。
統率者として使う場合、「見えているアーテイ」をお互いに意識したゲームをしていくことになります。
アーテイを唱えられることが確定している状況で、絶対通したいカードを唱えることはないでしょう。
《トリックスター、ザレス・サン》など、他のインスタントアクションでプレッシャーをかけていけるとアーテイを能動的に使えるタイミングも増えるでしょう。
1ドローはデメリットとしてなかなか重いので、《覆いを割くもの、ナーセット》などドローに制限をかけるカードがあると断然動きやすくなります。
《戦闘魔道士の隊長、バルモア》
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インスタントやソーサリーを唱えるたび、自軍全体に+1/+0修正とトランプルを与える伝説のエイヴン。
自身を含めて3体程度を並べ、軽いキャントリップ呪文や火力を唱えていると5-6ターン目には相手のライフを削り切れる気概を持つカードです。
攻撃しつつ呪文を唱える権利を増やせる《戦慄衆の秘儀術師》や、《ケルドの炎賢者》はとても頼りになる相棒です。
既存の統率者だと《燃えがらの風、エイデリズ》が近いですね。
バルモアは強化先がウィザードに限らない代わりにタフネスへ修正を与えません。
トランプル付与があるため、より早く相手のライフを減らすことに秀でていますね。赤青系の速攻デッキの新たな風となるでしょうか。
《嵐の走者、ナジャル》
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伝説のイフリート。
ラバイア出身で、自身の限界に挑んだかけっこ中に次元を渡ってしまいドミナリアに来たらしいです。しかも女の子。
ソシャゲでもこんな盛り方しないぞ。
第一の能力はソーサリーを瞬速として唱えられるというもの。
《時を解すもの、テフェリー》を思い出す能力ですね。げんなり。
タフネス4のクリーチャーなのでテフェリーのようにラスゴを構えるというよりは、ドロー呪文や《川の叱責》のような別の強力なソーサリー除去を構えていくことになるでしょう。
相手ターンに打つ《アールンドの天啓》なども特にいやらしいです。
また、攻撃時に(2)を払うと次に唱えるインスタントやソーサリーをコピーすることができます。
追加のコストこそかかりますが、攻撃しつつ強力な呪文をコピーできる非常にアグレッシブな能力です。
火力や除去をコピーして攻撃を通しやすくするもよし、追加ターンやコントロール奪取を増やしてテンポを掴むもよしの強力な能力です。
派手な能力ゆえか、非常に素早い設定にも関わらず瞬速も速攻も二段攻撃もないので(※素早い仲間のサムトは全部持ってる)、定着から攻撃までのハードルはやや高めです。
ただその前提条件さえクリアできれば、次元の壁をぶち抜くほどのパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
《老いざる革新者、ジョイラ》
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アーティファクトを手札から踏み倒せる新ジョイラ。
なんとか維持する必要はありますが、2ターン目設置、5ターン目には6マナのアーティファクトまで手が届きます。
発明カウンターが2つ~4つでも、《秘儀の印鑑》など各種マナファクトなどは特にシナジーなど関係なく採用・設置できます。
踏み倒しとしてはこの時点で破格で、マナファクト踏み倒し→そのまま打消しや火力に繋ぐこともできます。
6個まで到達すると《奔流の機械巨人》、《不滅の太陽》などゲームを決めうる大技に手が届きます。
この辺りを踏み倒せばゲームを支配できる確率がぐっと高まるでしょう。
打消しなどでジョイラを守りながら、アーティファクトを次々と展開していきましょう。
ジョイラで踏み倒せるカードで現在一番マナ総量が大きいのは、《金属製の巨像》(11マナ)、次いで《魔法の鏡》(9マナ)となっています。
自力でのコスト軽減が無いものだと《ウィザードの呪文書》、《隕石ゴーレム》など7マナ域が最大です。
《エイヴィーゾアの空士、ナエル》
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戦闘ダメージを与えると、版図分だけ自分のライブラリを見て最大1枚をデッキトップに固定できます。
さらに版図5達成で1ドロー。
2枚以上をトップには置けないものの、次のターンに必要なものを探しに行ける疑似占術は見た目以上に便利です。
状況に応じて打消しやフィニッシャーなど必要なものを探し、ゲームを有利に進めましょう。
版図5はできるだけ狙っていきたいですが、トライオームなども採用できない固有色なので《スランの門》や《イリーシア木立のドライアド》などを使わないと達成できないのが難しいところ。
積極的に狙っていく場合は《群れの渡り》など、他の版図カードも採用していきたいですね。
《潮に仕えるもの、タトヨヴァ》
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新たなタトヨヴァ。
7つ目以降の土地が場に出たとき、土地1つを3/3速攻のエレメンタルに変えることができます。
さらに土地クリーチャーに飛行を付与するので、実質3/3飛行速攻を生み出すことができるカードです。
前回の《水底のドルイド、タトヨヴァ》も後半の土地が無駄牌になりづらいことが非常に便利で、とても人気の統率者でした。
今回は軽量化&前のめりになっているため、より積極的に攻めていけるカードとなっています。
後半引いた《移動経路》など土地を持ってくるカードもクロックに換算でき、後半戦のダメージレースを有利に進めることができます。
タトヨヴァ着地→土地プレイの間には基本的に除去を挟めないので、7枚目の土地を置けるターンでの設置がかなり強力。
一方、土地を持ってくる呪文がスタックにあるうちにタトヨヴァを除去されたり、飛行だからと総攻撃を仕掛けたときにタトヨヴァを除去→土地が飛行を失い討ち取られる、といったことも頻繁に発生しうるためタトヨヴァの命の管理には細心の注意をはらう必要がありそうです。
《陽気な呪文盗み、アイヴィー》
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他のクリーチャーを対象にした呪文を、自分に向けてコピーすることができる伝説のフェアリー。
単一のクリーチャー対象を対象を取っていればなんでも良いため、《執着的探訪》などオーラ呪文や《巨大化》のようなコンバット・トリック、《タミヨウの保管》などの防御呪文など侮れない範囲の呪文をコピーすることができます。
本人が2マナと軽いため、1マナクリーチャー→2t目アイヴィー→3t目にオーラといった動きも再現性高く行うことができますのが魅力的。
変容呪文も単一の対象を取り、アイヴィーにコピーできるのもあり「伝説ではないアイヴィー」を作るのは比較的簡単。
そこから《カエル声の写し身》など対象を取るコピー呪文を撃つと、アイヴィーがどんどん増えます。
そうなってしまうとキャントリップ呪文すら恐ろしい効率のカードになってしまうでしょう。
《憎悪の手、ラゴモス》
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戦闘開始時にそのターン限定の2/1速攻エレメンタルを出し、さらに5体以上のクリーチャーが死亡しているターンにはタップで《悪魔の教示者》を撃つことができる伝説のシャーマン。
バンザイアタックを決めるトークン生成仲間としては《ネファリアのグール呼び、ジャダー》などがいます。
1マナ重い分、出てくるトークンが速攻を持つため序盤のダメージソースとしてはおよそ同等です。
赤黒には生け贄に反応する《波乱の悪魔》や、攻撃していることを条件とする《遺跡の略奪者》などがいるため、2/1自体の価値が低くなっても使い道はいくらでもあります。
教示者能力は破格ですが、5体以上の死亡はかなり難条件。
ラゴモスを殺さないように《食肉鉤虐殺事件》をX=2で撃ったり、《悲哀の徘徊者》で大量にサクったりしてようやく達成できるかというところ。
どうしても狙いたい場合は、《探査の短剣》など相手の場にクリーチャーを出す呪文もオススメです。
《ケルドの血拳、ガルナ》
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自分の攻撃しているクリーチャーが死亡すると1ドロー、攻撃していないクリーチャーが死亡すると対戦相手に1点飛ばす新ガルナ。
トークンでも問題なく誘発するため、相手のライフを攻めつつ引けるカードとしてはなかなかの効率。
上記のラゴモスや、《炎の侍祭、チャンドラ》のトークンなど、攻撃したターンに死亡が確定しているクリーチャーがいるとかなりデッキを掘り進めることができます。
ある程度ライフを詰めることができれば、バーン能力により全体除去を睨むことができるためどう足掻いても勝利、という状況まで持っていくこともできるでしょう。
3ターン目まできっちりクリーチャーを出していきたい+色拘束の厳しい4マナクリーチャーのため、設置がちょっとだけ難しめ。
可能なら赤の濃いマナベースにしたいですね。
《爪のライヴァズ》
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ドラゴン限定の2マナクリと、墓地からドラゴンを唱えられるようにする能力を持った伝説のヴィーアシーノ。
ライヴァスを出した次のターンには5-6マナのドラゴンに手が届くため、《栄光をもたらすもの》や《黄金架のドラゴン》、《星山脈の業火》などに安定してアクセスすることができます。
たとえドラゴンを除去されても墓地から唱え直せるため、粘り強く攻撃を続けることができます。
既存の統率者だと《火の血脈、サルカン》と《悪夢の達人、チェイナー》を割って足したようなカードです。もちろん彼らとの共演もgood。
またライヴァズ自身も3/3と悪くはなく、威迫も持っているためリーサルに絡める場面もあるでしょう。
攻撃性能、マナ能力、ドラゴンを墓地から唱えられる能力、墓地から唱えたドラゴンが死亡時追放される能力は全て独立しており、他のカードとの絡みがとても複雑になりやすいです。
上手く活用して、盤面に大量のドラゴンを送り込みましょう。
《ガリ骨のボータック》
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唱えて出すと墓地からクリーチャーを手札に戻し、さらに版図以下のマナ総量であれば代わりに戦場に出せるクリーチャー。
6マナとだいぶ重めの《グレイブディガー》。
版図は基本的には森と沼しか達成できないので、2マナ以下のクリーチャーなら蘇生、それ以外は手札に行きます。
さらに蘇生に繋げられる《骨呼びのクレリック》や、サーチができる《悪魔の職工》、《獣相のシャーマン》などが低マナ域だと優秀です。
3マナ以上は言わずもがな。
アドバンテージは取れますがとにかく本体が重めのため、5マナ域以下のフィニッシャーを多く用意しておきたいところ。
《探索する獣》が2回走るだけでもそれなりに強力です。
《トゥーグの落とし子、ウゥーグ》
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伝説のカエル・ビースト。
堅牢なタフネス5と、墓地の土地分のパワーを持ちます。
アップキープに諜報1を行いつつ、2マナ+土地をサクるとライフゲインする能力によって積極的に土地を墓地に送ることができます。
カエル仲間の《ギトラグの怪物》とは特に相性が良く、土地を墓地に送りつつ、ドローを進めることができます。
打点は上がりやすいですが、回避能力はないため《影槍》や《棘付き縦鋸》など、ダメージを通す手段を入れておきましょう。
もちろん《長老ガーガロス》など、ウゥーグ以外の勝ち目も忘れずに。
《太古の番人、ネマタ》
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対戦相手のクリーチャーが死亡するたび苗木を生み、苗木をサクることで強化orドローを仕掛けることができます。
さながら緑黒になった《ゲトの裏切り者、カリタス》。
出てくるトークンのサイズは小さくなりましたが、トークンの死亡でも誘発し、ドローに変換することもできます。
クリーチャーを除去しているだけで盤面が伸び、必要に応じて縦に打点を伸ばすことも、ドローを進めることもできます。
ゴルガリデッキの滑りを良くする強力なエンジンとなるでしょう。
ドローには苗木2体が必要なので、連打するにはだいぶ悪効率。
必要であれば《苗木の移牧》など、別の苗木生成手段を入れましょう。
《連合の大将軍、ラーダ》
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タップ状態になるたび、自軍の他のクリーチャー1体を版図分強化することができる新ラーダ。
基本的には山と森しか置けないため+2/+2修正まで。
攻撃時にタップするのが一番お手軽ですが、機体への搭乗や《ヤスペラの歩哨》のためにタップさせる等で攻撃を待たずに自軍を強化することができます。
《戦闘の祝賀者》や《アクームの怒り、モラウグ》など、追加戦闘系のカードと非常に相性が良く、何度も攻撃やその他タップを行いダメージを上げていくことも可能です。
《巣穴の長、ルリク・モンス》
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伝説のゴブリン。
攻撃時にデッキトップが土地であれば戦場に出してもよく、これにより土地を戦場に出さなくても1/1ゴブリンを生むことができます。
基本でない土地でも出せるため、当たりは広く上陸系のサポートにもなることができます。
また、《太っ腹、グラングリー》以来2体目のグルールカラーの伝説のゴブリンのため、《ゴブリンの壊乱術士》なども含めたゴブリンデッキを組む際の統率者候補になるかもしれません。
デッキトップが土地であった場合、必ずしも戦場に出す必要はありません。
《、母聖樹》など、手札に加えたい土地は戦場に出さずゴブリントークンを出すことも可能なので、状況に応じて使い分けましょう。
《古代学者、メリア》
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アーティファクトを操る変わり者のエルフ。
トークンではないアーティファクト限定ですが、マナファクトにしたり衝動的ドローの種にすることができます。
できるだけアーティファクトを展開し、各能力に繋げたいところ。
トークンは対象外ですが、《武装漁り》のドラフトや各種創出はトークンでないカードを作り出すため相性が良いです。
当然、《パラドックス装置》との相性も◎。
延々とチェインを繋ぎ、《霊気貯蔵器》や《ぶどう弾》でフィニッシュできます。
《発明博覧会》を経由することでそれなりにアクセスもしやすいです。
メリアがいるときはアーティファクトが爆発的な加速力を発揮しますが、あまりマナファクトでないアーティファクトに頼りすぎているとメリアが除去されたときに統率者税すら払えなくなるのが玉に瑕。
メリアを除去させないか、普通のマナクリ・マナファクトを使った加速も適度に入れておきましょう。
おわりに
今回は団結のドミナリアの注目カード紹介②でした。
とにかく今回は統率者候補の数が多く、統率者にしたとき、メインに採用したときに活躍しそうなカードも多いですね。
要注目です。
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それでは。