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ヒストリック・ブロール視点で見る! 機械兵団の進軍

みなさんこんにちは。
バーチャルPWの重寝 累花です。

もうすぐ機械兵団の進軍が実装されますね。
多元宇宙に迫るファイレクシアの脅威!
次元を駆けるPWだけでなく、各次元の有名人や有名モンスター(?)が手を組み迎え撃ちます。
そして、今回ははっちゃけの多い春セットでもあります。
「多元宇宙の伝説」も揃い踏み、この戦いの結末を目撃しましょう。
ヒスブロャーズ、アッセンブル!

セット全般の特徴

●統率者指定できるカード -メインセット編-

機械兵団の進軍のメインセットで新規収録される伝説のクリーチャー・プレインズウォーカーは全部で31枚です。

26枚のうち20枚がサイクルを形成しています。
並べやすくてうれしい。

・TDFC(変身する両面)法務官サイクル :5枚
・楔3色の伝説のタッグ:5枚
・TDFC完成化する伝説サイクル:5枚
・2色の伝説のタッグ:10枚
・そのほか(グリッサ、クイントリウス、PW3枚、オムナス)

サイクルが多いので色配分はだいぶ均等です。
楔3色と5色の統率者も1枚ずつ増えました。

意外な特徴として、今回のメカニズムである培養やバトル、賛助などを強く参照する統率者がおらず(せいぜい培養を扱うグリッサぐらいですが、彼女もちゃんと自己完結しています)、全体的に高い汎用性を纏っています。
参照するメカニズムを持つカード自体が足りない~~~~ということがないため、様々なカードと組み合わせたデッキを組みやすいでしょう。

●統率者指定できるカード -多元宇宙の伝説-

全65枚のうち、18枚がMTGアリーナ新規実装となります。
全員クリーチャーです。
既に実装されているカードもあるため、新規実装組の色やレアリティについてはばらつきがあります。
また、《敏捷なこそ泥、ラガバン》はヒストリックで禁止が決まっていますが、ヒストリック・ブロールについては現在不明です。

《法務官の声、アトラクサ》など統率者デッキ出身組や、実はまだアリーナにいなかった再生持ち《荒廃のドラゴン、スキジリクス》など、これまでにないタイプの統率者もいます。
機械兵団の進軍本体とはまた違う、新しい環境を巻き起こしてくれることでしょう。

●メカニズム

新しいカードタイプとしてバトルが追加されました。
また、賛助とか培養とか増えてます。召集もフィーチャーされてます。
ヒスブロやってる人はカードプレビューを舐め回すように見て、メカニズムを理解した状態でリミテッドへ殴り込んで資産を稼ぐ人が多数だと思ってますので、あえて説明しません。
公式記事とか、分かりやすい解説をしている誰かの動画とか記事を読もう。

注目の統率者候補

《伝承師、クイントリウス》

PWの灯フラグが立ってるらしい? 決戦の後に に期待

新しいクイントリウス君。
今回の創造的・牧歌的視点からの推し統率者です。

だいたい「1ターンのタイムラグこそあるものの、墓地の非クリーチャーを起動3マナで踏み倒す」と読み替えていいカードです。
《ファイレクシアの門》《目覚めた猛火、チャンドラ》など、強力なカードを墓地から踏み倒して有利を取りましょう。
本体5マナ+3マナタップ起動+自前で出せますがスピリットが必要など、本人がだいぶ重いことがネック。

《サリアとギトラグ》

まさに異色のタッグ

楔3色神話サイクル、アブザンカラーで登場したのはイニストラード次元より本当にまさかのタッグ、サリアとギトラグの怪物。

マナクリやマナファクトから3ターン目の着地が容易であり、すぐに追加の土地セット+相手の土地を1ターン縛ることで、序盤のテンポを安定して奪いにいけるカードです。
生け贄が容易できるのであればそのまま殴って良し、厳しければ堅牢なブロッカーとして残しつつ、アブザンカラーの優秀なカードを並べるまでの時間稼ぎをしてもらいましょう。

そもそもアブザンカラーの統率者は《隠された手、ケシス》と《死の頂点、ネスロイ》の2枚だけという、不遇な扱いを受けていました。
ケシスもネスロイも強いのですが、より軽いマナカーブを描きたいなら最有力候補となるでしょう。

《ランクルとトーブラン》

実は2人ともチャレンジャーデッキの顔だったり

エルドレインでタッグを組むのは妖精ランクルと、ドワーフのトーブラン。
スタンでお世話になった人も多いのではないでしょうか?

序盤からクロックを並べて殴り込み、5マナでランクルトーブランを出したターンに勝つ、というゴールが明確に設定しやすいタイプの統率者です。
その手の統率者だと5マナと重いのが気になると言えば気になりますが。

先制攻撃でダメージを通し、ダメージ増加モードで後続の打点を補助するのが主な目的。
プレイヤーとバトルに通すダメージのみが上がるため、盤面を固められていると効果を発揮しづらいようにもみえます。
ただ、戦闘以外の発生源でも良いので《災いの歌姫、ジュディス》《波乱の悪魔》など死亡や生け贄が関わるカードを使っても宇宙が見られます。

《ドラーナとリンヴァーラ》

イラストが美人すぎる

今回の、統率者ではなくメインデッキに入れたいお守り枠
だいたい相手のマナクリが起動できなくなる、と書いているといっても過言ではないでしょう。
上手く刺さった日にはゲームが壊れますし、そうでなくとも最低限3/4飛行+警戒で盤面に関与できます。
色拘束の厳しさがネックですが、オルゾフカラー含むデッキのお守りとしては十分な性能です。

注目の統率者候補 -多元宇宙の伝説-

《霊園の庭師、イェドラ》

学園に骨を埋める(物理)

ストリクスヘイヴン統率者デッキ出身です。
他のトークンでない自軍クリーチャーが死亡した際、それをとして戦場に戻します。
マナクリを除去されても、大物を除去されてもが生えるため、イェドラの影響下であればマナに困ることは無いでしょう。
溢れるマナを《破滅の終焉》《絶え間ない飢餓、ウラモグ》などに繋げればgood。

森にできる生物はトークンでも自身でもなければなんでもOK。
土地・クリーチャーであったり、裏向きクリーチャーであっても漏れなく死亡保険の対象内です。
EDH頻出コンボパーツ《アシュノットの供犠台》は既に上陸しているため、変異予示を持ったカードが実装されればコンボ路線もかなり組みやすくなりそうです。

《面晶体の掘削者、ザダ》

戦乱のゼンディカー出身、エクスプローラーリーガルでもあります

ザダを対象としたインスタント、ソーサリーを自軍の別のクリーチャーにもばらまきます。
バットリは法外な効率になるのは勿論、《猛火の最高潮》、《祖先の怒り》、《突然のひらめき》、《扉を蹴り開ける》といったおまけ付きバットリがとんでもないことになります。

ただ、クリーチャー展開をきっちり咎められると爆発力が下がる、バットリばかり引くとどうにもならないといったリスクもあります。
きっちり枚数やサブプランに気を配る必要はありそうですが、決まった時の爽快感は今回随一でしょう。

統率者以外の注目カード

《全軍突撃》 ほか、召集インスタント

土地が全部寝てもクリーチャーが立っているなら除去や打消しをある程度ケアしなければならない時代の始まりです
(否定の契約とか以前からありはしますが)

そもそもMTGアリーナ特有の確認ボタンラグのせいで構えてるのバレるよね・・・といった問題もありますが、クリーチャーをある程度並べるデッキなら採用を考えてもよいと思います。

《二重視》

コピーできないという特殊な制約を持ったインスタント。
無限トークンにすぐ到達できるからねしょうがないね。

実はインスタントで、相手クリーチャーも対象にできる、コピーを生成できるカード自体が初実装です。
墓地8枚を達成しなくても、相手の強いアクションやクリーチャーのコピーを生成できるカードとして高い汎用性を持っています。
もちろんマナがあるなら、自分の強力なアクションをコピーするのも強力な動きです。
制約はコピーだけなので、《奔流の機械巨人》などと併せてズルい動きをするのはOK。

《停滞域》

今回の統率者縛り付け枠です。
おおよそ軽くなった《氷結》
同じく青2マナ域の《神秘の制圧》と比べると、ソーサリータイミングになった代わりにアタッカーとしては全く役に立たなくなります。
あんまり強い方ではない・・・と思いますが、青2マナ+能力消去はまだまだ数が少なく、《魚態形成》などと入れ替わる余地はあるでしょう。

《ラヴニカへの侵攻》

数少ない無色除去
《殲滅学入門》に頼っていたデッキへの新たな選択肢です。
無色統率者や、黒単でどうしても無色アーティファクトに触りたい! といった人には朗報でしょう。
2色のパーマネントを除去できないため、統率者に当たりづらいのがちょっと気になるポイント。
重い汎用除去ではなく、本来触りづらい範囲を触れるポジションだという認識で使った方がよいかもしれません。

裏面は多色呪文の多いデッキだとチェインを重ねて爆発的なアドバンテージを得られます。
そうでなくとも、5/5のクリーチャーが出るので打ち倒す価値は低くないバトルだといえそうです。

おわりに

今回は機械兵団の進軍の注目カード紹介でした。

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