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ハリストス正教会 東京にて


東京ニコライ聖堂。
JR御茶ノ水駅、千代田線新御茶ノ水駅のすぐ近くに青緑色のドーム屋根が見えているので、ずいぶん前からその存在を知っていたものの、入る機会もありませんでした。

オフィスとか大きい病院、大学が密集するエリアに。
ジョサイア・コンドル設計。

明治時代に建てられたものの関東大震災後に修復。
志納金300円で13:00~拝観可能。建物内は撮影禁止。
親切なスタッフさんがいるので、説明を求めればいろいろ教えてもらえます。

おお、「はじめにことばがあった」ですね!!

正教会の中にはイコンがあります。
イコンというのは、ハリストス(キリスト)や聖人が描かれたものです。

聖母マリアは「生神女(しょうしんじょ)」と呼ばれ、人間の最高規範とされています。

聖人や生神女にハリストス(キリスト)への転達(てんたつ)を願います。
転達というのは、信者とハリストスの執り成しのことです。

宗派や会派で、マリヤ様や聖人の位置づけというのは同じではありませんね。

十字架は一般的なラテン十字ではなく、八端十字です。
上の横棒は罪状(INRI)、下は足台。

胸の前での十字の切り方も、正教会の切り方というものがあります。

平日の昼間なので、拝観者は少なかったですが、ロシア系と思われる信者さんが熱心にお祈りしていました。

信者でもなく宗教学に造詣もない私がふらふら行っても受け入れてくれる、ハリストス正教会はじめ日本の教会、寺社仏閣は開かれているな~とあらためて思います。このあたりは、神田明神や湯島天神もあり、共存ということも感じられていいですね。


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