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ぽっくりは現世利益か?🐅な信貴山


奈良県生駒郡 信貴山。大阪との境目。

9月にも行ってますが、いろいろ見逃している気がするので、今いちど登ります🦌





信貴山下駅にある、今は使われていないケーブルカー。
昔は朝護孫子寺まで走っていたらしい。
大阪側の信貴山口のケーブルカーは健在。
乗ったことはありませんが。


中も入れます。いい感じです。


往年のケーブルカーの写真。



案内板。
この近く、亀の瀬ってとこがあります。


「もうすべらせない!!」


亀の瀬といえば地すべり。
これこそ飛鳥の亀石伝説の元ではなかろうか。
飛鳥の亀石が西を向くと、大和盆地が泥に沈むという話。
亀の瀬は亀石の西側。


これが飛鳥の亀石🐢
もうすべらせないために、飛鳥にいるのでは。



亀の瀬の🐢は中田さまのほうで↓




駅前に信貴山方面の看板等はありませんが、山の方に行けばいいわけです。
駅からバスもありますが、本数が少ないし、歩いていける距離です。
「ケーブル跡」がハイキングコースです。



途中のハイキング道。
絶対に迷わない一本道。
半年くらい前はあほみたいに虫がいました。
途中ですれ違ったり、追い抜いたり。






信貴山下の駅からここまで、登りで2.5k程度です。


朝護孫子寺 仁王門
こんにちは。


仁王さんの背中を守る狛さん。
上向き。




二月は寅月(いんげつ)。
寅の寺 朝護孫子寺は寅まつり🐅






二月が寅なのは太陰暦(旧暦)と十二支が理由。

太陰暦では冬至を含む月(12月)が一年の始まりである子月。
大寒を含む月(1月)が丑。
雨水を含む月(2月)が寅。
ということ。



そもそもなぜこの寺が虎寅トラかといえば、聖徳太子が寅の年寅の日虎の刻に先勝祈願したら必勝の方を授かったからです。和を以て貴しとなす太子ですが、物部守屋と戦ってます。



めっさ広いです。山ですから。





🐅!こんな怪しいとこ、前回入ってない。

・・・虎口に入らずんば・・・
中は薄暗い通路。


通路の中はこういう有難い系の言葉が何枚も貼ってある。



通路を出たとこのお地蔵さん、可愛くないですか?
名前が。



ごくらく!


ぴんころ!!


ぽっくり!!!




80年代にやってた教育番組「にこにこぷん」の、
じゃじゃまる~ぴっころ~ぽーろりー
という歌知ってますか?あのメロディーで名前が歌える。


「この石に腰を掛けると・・・昔より下の世話にならないと伝えられています。是非お座りください」


みんなで座ろう。




奈良県内の地蔵さんのニット帽は🍓みたいになってる率が高い。
私は「あすかルビー帽」と勝手に読んでいますが、
古都華帽でもいい。
(あすかルビーも古都華も、奈良県内のいちごの品種)



虎はお金と同じ金色、
千里行って千里帰って来れるってことで、
出ていったお金も戻ってくるとか・・・
ヒト科の生き物の牽強付会である。




本堂の舞台から。



毘沙門天の額にはムカデ。
正直ありがたみが・・・


今日はお戒壇巡りもやります。


極楽の錠前はこんなのらしい。

 
階段をおりて暗闇の中、右の壁を手で伝いながらずーっと歩きます。二月の壁はひんやりしています。ずーっといって曲がると薄明りがあってご本尊がいらっしゃって、そこだけ明るい。拝んだ後でまたまっすぐ行って曲がると、極楽の錠前があります(上の写真のようなものらしい)。それらしいものをとりあえずがたがた鳴らして、しばらく歩くと明るくなって、階段上ってもとの場所へ。

土曜日ですが誰もいませんでした。もう一周、タイムを計ると2分40秒くらい。二周目は両手を広げてみたところ、ほとんどの場所で左側の壁にも手は届きました。


お戒壇巡りといえば善光寺でもやった。





🐅山頂 空鉢護法へ。

11:00くらい


ひるごはん。



鯖。





🐅信貴山城跡へ抜けます。

保全会の人が整備しているようです。





こんにちは。


信貴山城は松永久秀(弾正)の居城。このひと、多聞山城(奈良市法蓮町にあった。今は石碑だけ)も築城してる。平蜘蛛(茶釜)を信長に譲らず爆死しているという逸話(作話)がとりあえず一番有名な気がします。


階段も設置されてます。




城が再建されているわけではないので、あくまで跡地。




山城解説は、ぐこさんの記事で↓





来た道をもどらず、平群駅へ向かいます。


看板が半分に?

4kらしいですが、下りだし楽勝。

と思ったら、途中で「平群駅」の看板がなくなりちょっと焦った。が、とりあえず麓のまちは見えているので方角は間違いません。かなり駅の近くになるまで、歩行者とはすれちがいませんでした。



安心の近鉄。


武運金運ごくらくぴんころぽっくり下の世話の心配無用戒壇巡りに城跡。

盛りだくさんの信貴山でした。


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