重陽の節句過ぎて登高 若草山
陰暦(旧暦)九月九日の重陽に小高い山とか丘に登って邪気を払う。
この「登高」というのが伝統的な重陽の節句の行事ですが、日本はあんまり重陽の節句しないですね。山の日も関係ない日ですね。というか、奇数が陽で偶数が陰で陽の最大値9が重なって重陽とか、そういうのを知ってるんは、私の周りでは中華系クラスタの友人たちくらいやね。
重陽は過ぎたころですが、思いついて若草山にてくてく行きました。若草山というのは、奈良公園のむこうにある342mの低い山のことです。
頂上まで行くにはいくつかルートがあります。ドライブウェイを使って車で行くこともできるし、15分に1本間隔くらいで春日大社本殿から頂上行バスも出てます。奥山遊歩道は年中開いています。山登りの登山ゲートは12月半ば~3月半ばは閉まりますが、一年のうち閉まってるのは四分の一くらいの期間だけやね。四分の三の春から秋は9:00~17:00まで開いてます。150円の入山料を払えば、南ゲートと来たゲート、好きなほうから行けます。
東京の人で若草山にロープーウェイがあるって言い張る人がいるけど、ないからな。ロープーウェイもリフトもないから。どこの山でどんな幻覚見てるの。絶対作らんといてほしい。
奈良の公式案内的には、南北どちらのゲートからでも40分、遊歩道つかうと50分となってます。1時間もあれば登れるってことです。ただもちろん、近鉄奈良駅とからへんから歩くと、山の入り口まででもそれなりの距離はありますね。奈良駅から本殿までとかもバス使う人がけっこうおられるようですね。
「登高」ってことばが脳内でくるくる回ってる。杜甫の「登高」が有名ですが、この風景と自分のテンションとは合わない。「風急に天高くして猿瀟哀し」あー全然合わない。李白の「独座敬亭山」もなんか違う。
鶯塚古墳の埋葬者不明って、ほんとか?一等地に過ぎる場所なのでそうそう安易に治定することもできんてことか。素人考えでは、平城京造りの功労者にして、平城京時代の最大権力者ってことになると思うんですが、ってことは。
山の鹿ちゃんは、あんまり鹿せんべいによってこない。下界からの持参せんべいを差し出したが、やはり無視された。
若草山に似合う詩詞があれば教えてください🦌
鶯塚の被葬者知ってたら教えてください🦌