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シンガポールを選んだ理由。
「どうしてシンガポールに来たの?」
「シンガポールで働いているなんてすごいね!」
お世辞か本心かは知りませんが、そんな事を言われます。
でも、私自身特別何か努力をしたわけでもなく、なんなら逃げるような形でこの国に来たのです。
それに、この状況が続いているのは、ただ自分がついているから。
運がいいから。
そんなふうに思っています。
シンガポールに来た事=運が良かった、なのかどうかはさておき。
日本を離れた理由
私は高校の頃から?中学の頃から?ハッキリとは覚えていませんが、どういう訳か「自分はいつか海外に出る!」という謎の意思がありました。
なんとなく楽しそう、なんとなく聞こえがいい、
そんな単純な理由だったのではないかと予想します。
年を重ねるにつれ、どんどんその願望は強くなっていました。
それと同時に、しがらみだらけの実家生活、学校での生活、日本の社会がどんどん疎ましくなり、とにかく遠くに行きたかったのです。
私は昔からどこか遠くに行きたいと感じることが多く、今までの生活をまたリセットできるような環境に自分の身を置きたくなるきらいがあります。
だから、地元大好き!と言える人たちがいつも羨ましいです。
私は大学生時代に、フィジーに移住し、語学学校を経営している方にお会いする機会がありました。
どうしてフィジーなのかその理由を尋ねてみると
「世界一周して、一番自分に合うのがフィジーだったから」
という純粋かつ分かりやすい回答で、とても感銘を受けました。
確かに千葉県出身だからといって、千葉県が必ずしも自分にとって世界一住みやすい場所であるとは限らない。
日本に生まれたからって日本が一番自分に合った国であるという理論はおかしい、と思うようになりました。
(ビザや言語、宗教の問題は抜きにして)
また、学生時代から長い間付き合っていた彼氏と別れたこともあり、もう全てが嫌になってしまったというのも理由の一つです。
その別れた原因の一つに自分の両親の問題もあり、親子関係も上手くいっていなかった。ちょうどそんな時期でした。
日本での生活が耐えられなかった自分と
ずっと海外の生活に憧れをいたいていた自分が合わさって、
日本から遥か5,000km、シンガポールに流れ着いたのです。
どうしてシンガポールなの?
候補地として、アメリカ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなどもありました。
しかし私はそんなに英語ができるわけでもないし、どこかに長期滞在した経験があるわけでもないのに本当にやっていけるのか?という不安が大きかったのです。
それに、家族の説得も難しい。
そんな時、シンガポールのワーホリ制度を見つけました。
・シンガポールは観光で学生時代に渡航したことがあり、いい印象があった
・ワーホリビザの期間も6ヶ月まででお試し期間としてちょうどいい
・多分親もシンガポールに対してはいい印象を持っている
・高校時代に教師が「シンガポールは日本人が初めて行く海外としてちょうど良い国」と言っていたことがずっと頭に残っていた
・日系企業も多く、その後就活のビジョンが一番湧いた
ということが理由です。
正直シンガポールの生活は辛いことも多く、もう嫌だと思うことも多いです。
それでもこの国に来た事を全く後悔していないし、来て良かったと思っています。
きっと5年後10年後に改めて今の経験が生きてくるんじゃないかな。
どうして仕事を辞めるの?
正直に言います。
仕事が嫌で嫌で仕方ないのです。
シンガポールでは、離職率が日本の比ではないくらい高く、転職が当たり前です。
私もこの3年間でたくさんの人を見送ってきました。
会社の半分以上のメンバーが既に入れ替わっています。
長く続けていればその分責任の重い仕事も増えてきます。
日系企業の為、日本的なやり方が求められるにも関わらず、うちの会社のシンガポール人は責任感が低く、いい加減な仕事ばかり。
そう言ったストレスもあり、就寝前起床後は銃で頭をぶち抜きたくなるレベルなのです。
このまま続けたら私は精神崩壊してしまうと思い、退職を決めました。
(コロナの影響で実際の退職時期は先延ばしされましたが)
ただ、シンガポールの企業全てがそうというわけではありません。
私のワーホリ仲間は、びっくりするくらい自由奔放にやっていて、どこからどう見てもストレスフリー人間です。
比較的こっちのタイプの人の方が多いように感じます。
シンガポールで転職をするっていうのも一つの手なのかも知れませんが、まだ他国のワーホリビザが使える年齢。
一つの国に執着せず、もっと別の世界も見てみたいので
シンガポールには別れを告げる決断をしました。
だから、残された期間でまた初心に戻って、シンガポールの良いところを自分なりにまとめられたらいいなと思いnoteを始めました。
ここまで読んでいただいた方にはお分かりの通り、
私はよくいる意識高い系でもポカホンタス女でもなく、
人との関わりが億劫過ぎて、ここまでいろんな事を投げ出しながらふらふらやってきたこじらせ人間なのです。
こんな方法もあるんだよ、って生きづらいと感じている人に知って欲しい。
誰かの役に立てば嬉しいな。
⇧羽田発シンガポール行の便の中で離陸時に聴いてた曲
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![Rui ◡̈ in シンガポール](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25945096/profile_968ce7cdcc93dce1d822a71d8974ca9f.jpg?width=600&crop=1:1,smart)