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イワンコフのすべて

割引あり

はじめまして。サンジ推しのルイです。

フラッグシップバトルで5連勝したツイートが380いいねと、思いのほか反響がありましたので、このnoteを執筆することにいたします。

私がイワンコフデッキを本格的に使い始めたのは、2024年1月27日に『エクストラブースターメモリアルコレクション』が発売してからです。
そのパックで、デッキの核となる6イナズマが実装され、イワンコフデッキに可能性を感じ始めました。

サカズキ禁止後環境の対戦成績は、6回フラッグシップバトルに出場し、3回入賞。30戦20勝と勝率は67%です。
対戦したお相手の方に、『イワンコフ強いですね』とお褒めの言葉をいただくことも多かったです。
自他ともに認める強さがあるにもかかわらず、なんでこんなに使用者が少ないのだろうと、本当に思います。
確かに他のリーダーと比べると、特殊なリーダーの部類であり、使いこなすのは難しいかもしれません。それでも慣れると、とても楽しくかつ強いです。
今回は、そんなイワンコフの強さや面白さを少しでも知っていただけたらと思います。

人生で初めて書いたnoteですが、一生懸命書いたので、無料部分だけでも読んでいただけたらありがたいです。
さらに、有料記事の購入や投げ銭をしていただけると、とっても嬉しいです!


はじめに

この記事では、サカズキ禁止後の環境におけるイワンコフデッキについて、私が知るすべてを余すことなくお話ししています。

この記事さえ読めば、イワンコフデッキでフラシ8位以内入賞も夢ではありません!(フラシ優勝と言いたいが、私も実現できていない…)

すでにイワンコフデッキを使っている方、これから使おうとお考えの方、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

※イワンコフを全く知らない方でも読めるような内容にしておりますので、こんなの知ってるよ、という内容は飛ばしながら読んでいただけるとありがたいです。

イワンコフデッキとは

イワンコフデッキの特徴をひとことで表すなら、『無限リソース』です。
ただ、無限といっても手札が増え続けるのではなく、『手札が瀕死状態から回復する』これが無限に行えるというものです。
死にかけたはずが復活する、まさにルフィを助けたあの原作通りのデッキです。

リーダー性能

原作再現度★★★★★

まずは、イワンコフのリーダー効果をおさらいしていきますが、効果は上の画像の通りです。
『【自分のターン終了時】自分の手札が0枚の場合、カード2枚を引く。』
ターン終了時に手札が0枚になることなんてあるのか?
カード2枚でカウンターは足りるのか?
そんな考えになると思いますが、安心してください。
この効果をさらに強大なものにさせるギミックが、このデッキにはあります。

特徴・強み

イワンコフデッキの特徴は、先ほどお伝えした『無限リソース』に加えてあと2つあります。
それは、『キャラ展開力』と『高い再現性』です。
これら、3つの特徴について詳しくみていきましょう。

特徴①【無限リソース】
まず1つ目の特徴は、『無限リソース』です。
リーダー効果にもあるように、イワンコフは毎ターンカードを2枚引くことができます。
これは、ワンピースカードのリーダーにおいて唯一無二の効果です。
ほかのリーダーにも、手札を引きリソースを回復することができる効果を持つリーダーはいます。

あと、青ルフィもね!

しかし、これらのリーダーは1ターンに1枚しか引くことができません。
(青紫クロコダイルは相手のターンにもドロー可能)
つまり、イワンコフはリソース回復において、理論値では最強です。
もちろん条件はありますが、このリソース回復の最大値を出し続けることが、イワンコフデッキでは重要になってきます。
(リーダー効果だけでなく、後ほど紹介する6イナズマの効果と合わせて毎ターン4枚ドローすることが、本当のリソース回復の最大値です。)

また、手札が5枚以上になりにくいため、ハンデスが効かないというメリットもあります。

イッショウのイラスト良すぎない?

このように、ハンデスを行えるカードは、手札が◯枚以上あればという条件がありますので、手札が削られることはまずありません。
たとえ手札を削られたとしても、瀕死の状態から回復するのがこのデッキです。再度リソースを回復することができるので、他のデッキと比べて大きな損失になりません。
この、手札が削られにくいというのもイワンコフの強みといえるでしょう。

特徴②【キャラ展開力】
2つ目の特徴は、『キャラ展開力』です。
イワンコフデッキには必須カードがあり、そのひとつに7コストイワンコフがあります。

見慣れたウインク

このカードのおかげで、先攻4ターン目7コストと6コストが盤面に並びます。
では、7イワンコフから登場させることのできる6コストのキャラクターはなにがいるのかというと、現状ではルフィ6イナズマの2体のみです。ただ、この2体が非常に強力です。
それぞれの詳しい解説は『各カード解説』でしています。

青の麦わらの一味増やそ?
絵がパラレルカードとあまり変わらないで有名

5コスト以下で7イワンコフから登場させることのできるカードももちろんあります。
こちらの詳しい解説も後ほど。

ってまたイナズマかい!
結局バニラが強いんじゃ

このようなキャラたちを、7イワンコフから2面展開していくのが、このデッキの2つ目の特徴です。

特徴③【高い再現性】
3つ目の特徴は、『高い再現性』です。
高い再現性があるデッキのメリットとしては、
『自分のやりたい動きができる』
『事故が少なくなる』
よって、『大会などで安定した結果を出せる』
などがあり、再現性が高いに越したことはありません。
イワンコフデッキでは、この再現性を高める方法が3種類ありますので、ひとつずつ見ていきましょう。

〔サーチカード〕
ワンピースカードにおいて、再現性を高めるためのカードの代表的なものはサーチカードです。
山札の上から指定の枚数見て、指定の特徴を持つカードを手札に加えるというものです。イワンコフデッキだと『バギー』がそれに相当します。
青の特徴インペルダウンを持つカードを手札に加えることができる、つまり、デッキの核である7イワンコフをサーチして引くことができます。

今後6コストバギー来たらどうするねん

〔山札操作〕
それに加えてイワンコフは青色のリーダーであるため、青色特有山札操作も行うことができます。山札の上から指定枚数を並び替えるというもので、代表的なカードは『ドフラミンゴ』です。
こちらは並び替えるだけなので、特徴に関係なく次に引きたいカードを決めることができます。

青デッキ汎用カードランキング2位

〔ニューカマーランド〕
そして、これら2つに加えてもう1つ、イワンコフだけに与えられた、再現性を高めるカードが存在します。それは『ニューカマーランド』です。
このカードは、かつて最強だったサカズキのリーダー効果よりも優れている、カード入れ替え効果があります。
一度登場させれば、毎ターンノーコストでカードを入れ替えることができます。
サカズキより優れているというのは、カードを引いた後に捨てるカードを選ぶことができるからです。

追加で3枚まで捨てるのありがたいですね〜

イワンコフデッキは、これら3種類のカードによって、ほしいカードをほしいときに引く確率を上げ、高い再現性を実現しています。

立ち位置

7.5弾までにおいて、環境と言われているリーダーは一般的に以下6種類のリーダーです。
これら環境リーダーそれぞれに対して、イワンコフが戦える理由があります。

赤紫ローが頭一つ抜けたか

赤紫ロー
・ローのリーダー効果で除去しにくい、7000のキャラの多面展開
・重力刀 猛虎(グラビトウ モウコ)で5,6コストブロッカーを2面除去
・ルフィで4コスト以下のキャラをバウンス

黒黄ルフィ
・相手は序盤にライフを受けるため、増えた手札に対して4プリンで対応
・重力刀 猛虎(グラビトウ モウコ)で5コストキャラを2面除去

0ルッチ
・除去が間に合わない展開力で対応

モリア
・0ルッチ同様、除去が間に合わない展開力で対応
・赤紫ロー同様、ルフィで4コストキャラをバウンス

エネル
・キャラの展開により、はやめの総攻撃可能
・ルフィでのダブルアタックで
・黒黄ルフィ同様、4プリンで対応

ボニー
・9ゾロはレッドロックで対応
・10カイドウで大型をバウンスし、12000が盤面に居続ける

このように、上記の全対面において対応する術があります。そして、その対応を確実に行える再現性もあります。
よって、イワンコフは現環境においてかなりいい立ち位置にいると言えます。

各対面の詳細な解説は、『各対面の考え方』で解説しています。

(正直、ここまで読んで、ハンコックでよくね?と思う人もいると思いますが、ハンコックとの差別化としては、7000キャラの展開力ニューカマーランドでの安定感です。)

基本的な回し方

基本ムーブ

基本的な理想ムーブは、先攻4ターン目7イワンコフから6イナズマを登場させる動きです。そこからは、毎ターン7イワンコフから7000のキャラを登場させていきます。
後攻の場合は、3ターン目6イナズマを登場させて手札を回復しつつ、4ターン目から7イワンコフコンボを決めていきます。
何度も言いますが、7000のキャラを毎ターン2体ずつ登場させ、相手に圧をかけるのが強いです。

カウンターについては、序盤にライフを受けて手札が増えてしまっては、リーダー効果の発動から遠ざかるため、基本的に守れる時は全力でライフを守ります
リーダー効果を最大限発揮するためにも、勇気を出して手札からカウンターしていきましょう。

考え方

もう分かってきたと思いますが、イワンコフデッキで1番に考えることは、どのように7イワンコフを毎ターン登場させるかです。
現環境では、7000のキャラを単体で出しても、ただ除去されてるだけです。よって、イワンコフから7000キャラの2面展開を行うことを意識していきます。それを毎ターン行い、除去が間に合わない展開力を見せつけましょう。

先攻4ターン目に7イワンコフから2面展開をした場合、相手の後攻4ターン目にそれら2体が除去されることはまず無いです。8ドンだけで7コストと6コストを除去するのは、現環境では難しいです。除去できるとしても、相手はリソースとキャラの展開を犠牲にしなければなりません。

(例)0ルッチリーダーの場合

リーダーが0ルッチの場合で考えると、8ドンで7コストと6コストの2面除去するには、上の画像の通り『手札3枚消費(嵐脚の1ドロー込み)+6000キャラのみ登場』という動きになります。(エニエスロビーが登場済みならそのターンは2枚消費)
つまり、2面除去しつつ大型展開は不可能です。
例のように除去されても、次のターンにはまたイワンコフから2面展開が可能であるので、いつかは除去漏れが発生します。

理想の盤面は7000キャラが並んでいて、ライフも序盤から守りほぼ残ってる状況です。そうなると相手はとりあえず7000のキャラ達をどうにか処理すべく、7000キャラにアタックせざるを得なくなります
そうやって毎アタック2000カウンター分をお得に守り、少ない手札でやりくりしていきましょう。

対戦成績

簡単にイワンコフデッキの過去の戦績をまとめたので参考にしてください。
(サカズキ禁止後環境以降)

フラッグシップバトル

これまでフラッグシップバトルに6回出場し、30回対戦しました。
15種類のリーダーと対戦し、そのうち勝ち越したリーダーは9種類です。
全体の勝率は67%という結果でした。
以下は、各リーダーごとの勝利数と敗北数です。

主なリーダー(2戦以上)
黄エネル4勝1敗
黒モリア3勝0敗
黒黄ルフィ4勝0敗
黒0ルッチ2勝1敗
赤紫ロー1勝2敗
赤青マルコ1勝1敗
緑ボニー0勝2敗

その他リーダー(1勝0敗)
青ドフラ
緑ウタ
黄紫プリン
赤ゾロ
黄カルガラ

その他リーダー(0勝1敗)
紫ルフィ
緑黒ペローナ
青ハンコック

店舗予選

店舗予選は対戦数が少なくデータ不足ではありますが、エネルには全勝、モリアには勝ち越しています。

主なリーダー(2戦以上)
黄エネル2勝0敗
黒モリア3勝2敗

その他リーダー(1勝0敗)
緑黄ヤマト
赤青ビビ
青黄クイーン
黒0ルッチ

その他リーダー(0勝1敗)
緑ボニー
緑黒ペローナ
青ナミ
青ハンコック

結果からみえてくる有利不利

フラッグシップバトルと店舗予選の戦績をまとめると、
赤紫ロー1勝2敗(勝率33%)
黒黄ルフィ4勝0敗(勝率100%
黒0ルッチ3勝1敗(勝率75%
黄エネル6勝1敗(勝率86%
緑ボニー0勝3敗(勝率0%)
黒モリア6勝2敗(勝率75%
緑黒ペローナ0勝2敗(勝率0%)
青ハンコック0勝2敗(勝率0%)
となっています。

勝率から有利不利を考察すると、
有利対面
黒黄ルフィ、黒0ルッチ、黄エネル、黒モリア
五分対面
赤紫ロー
不利対面
緑ボニー、緑黒ペローナ、青ハンコック

各対面ごとの解説は後ほど。

構築

フラッグシップバトルで入賞した構築はこちらです。(サカズキ禁止後〜7.5弾環境)
8弾環境での構築は後ほど。

王下七武海型

2024/4/13フラシ、4月店舗予選で使用

先攻4ターン目では7イワンコフを登場させ2面展開が可能であると言いましたが、その前のターン(先攻3ターン目)でも、キャラを2面展開できるようにジンベエを採用しています。
また、ジンベエが4コストであることから、後攻2ターン目に2面展開できることで、後攻でも強い動きが可能になりました。
ジンベエ登場の返しで1体でもキャラが残れば上出来です。パワー5000のアタックで少しでも相手のリソースを減らしましょう。

イワンコフデッキの性質上、ライフへのアタックは守れる時にはすべてカウンターで守ります。なので、レストの5000キャラに対するアタックでもライフを守るのと同じようにカウンターを切って守ることができます
もちろん効果では除去されますが、他のデッキと比べて5000キャラの生存力は高いです。

10カイドウ型

2024/5/11フラシで使用

10カイドウは、相手の大型をバウンスしながら12000を登場させる優秀なカードです。8キッド、8モリア、8カタクリなど環境に8コストのキャラが多くいることから採用しました。それに伴いカウンターレスが多くなったことから、ゴムゴムの雨も採用してます。
ジンベエを採用していないことで、2000カウンター枠には王下七武海以外のカードを採用することが可能です。

次の章の『各カード解説』で、これらに採用しているすべてのカードの解説をしています。
ここで紹介した2種類の構築では採用していない、その他の採用可能性があるカードについてもすべて解説しています。

各カード解説

イワンコフ

マイクが小さいのではない、顔が大きいのだ

必須度 ★★★★★
採用枚数 4枚

イワンコフデッキのとなるカードです。
このカードを毎ターン出すのが理想ムーブであるので、採用枚数は必然的に4枚です。

7コストで、7000登場&3枚ドロー&6コスト登場とやってることがえぐいです。
このえぐさを数字に表すと、
7000登場→5コスト分(バニラが5コスト7000なので)
3枚ドロー→4コスト分(サンジのピラフが3コストで2ドローなので)
6コスト登場→6コスト分
つまり、イワンコフは7コストで15コスト分の働きをしているといえます。

終盤で手札にイワンコフ1枚しかない場合でも、
イワンコフ登場で3枚ドロー
→6イナズマ登場からの、ターン終了時に6イナズマの効果で2枚ドロー(手札4枚)
または
→ルフィ
登場からの4コストバウンスし、ターン終了時にリーダー効果で2枚ドロー(手札2枚)
という風に、7000キャラを2体並べながら手札を回復することができます。
前のターンに6イナズマを出していたら、イワンコフルフィで4コストバウンス効果を使いながら、ターン終了時にはリーダー効果とイナズマ効果で合計4枚ドローが可能です。

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