「ルイとの出会い、家族が増えた日」

　今から数週間前のこと。私たちは家族で新しい家族を迎え入れてもいいかなと漠然と話していました。何かが欠けているわけではないけれど、家族に小さな命が加わることで、家の中がもっと明るく、賑やかになるような気がしていたのです。そしてその日、私たちは念願のオーストラリアン・ラブラドゥードルに出会うために、とブリーダーさんの元を訪れました。

　

　初めて会ったルイは、ふわふわの毛に包まれた小さな体で、ちょこんと座ってこちらを見つめていました。目が合った瞬間、その瞳に不思議な引力のようなものを感じたのを、今でもはっきりと覚えています。まるで「僕を見つけてくれてありがとう」と言っているような表情でした。

　私たちがルイに近づくと、小さな体で一生懸命に尻尾を振りながら、ゆっくりと寄ってきてくれました。その姿があまりに愛らしく、すっかり心を奪われてしまいました。ルイの温かいぬくもりを抱きしめたとき、私は「この子は私たち家族の一員になるべき存在だ」と確信しました。

　家に帰る車の中では、ルイもまだ少し緊張していたのか、クレートの中で静かに眠っていました。でも、途中で小さなため息をついた後、安心したようにぐっすりと眠り始めた姿を見て、「この子も家族になろうとしてくれているんだな」と感じました。

　家に着くと、妻も目を輝かせながら、ルイを優しく迎えてくれました。その日からルイは、私たちの生活に喜びを運んでくれる存在となり、私たち家族にとって、かけがえのない「優しい時間」を与えてくれる大切なパートナーになりました。

ルイとの出会いは、私たち家族にとって、まさに「宝物」がひとつ増えたような瞬間でした。これからもルイと共に、たくさんの思い出を作っていけることが、私にとって大きな喜びです。

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