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教員を目指す大学院生必見!奨学金返還免除制度について分かりやすく解説


こんにちは!奨学金サポーターのるいです。今回は、教員向けの奨学金返還免除制度について、分かりやすくお伝えしていきます。
実は昔(2004年頃)まで、教育職につくと奨学金が免除される制度がありました。その後廃止となりましたが、再び再開することになりました!

私が奨学金業務を担当していたとき、保護者の方から電話で何度か「教員になったら免除される制度まだありますか?」と問い合わせを受けることもありました。
もしかすると、保護者の方には馴染が深い制度かもしれませんね。


なぜ今、この制度が注目されているの?



近年、教育現場では優秀な人材の確保が課題となっています。
この制度は、意欲的に教職を目指す大学院生を支援するために新しく導入されました。

大学院での学びを経済的な心配なく進められる、とても画期的な制度なんです。

どんな人が対象になるの?



大きく分けて2つのケースがあります
違いは所属している大学院の種類です。

1. 教職大学院に在籍している場合


- 教員採用試験に合格していること
- 修了後、正規教員として採用が決まっていること
- 翌年度4月1日時点で実際に教員として勤務していること

2. 一般の大学院に在籍している場合


上記の条件に加えて、以下の条件を満たしている必要があります。
- 教職課程を履修し、専修免許状を取得すること
- 教育実習などの実践的な科目を一定時間以上履修すること



返還免除の対象となる奨学金は?



対象となるのは「第一種奨学金」のみです。大学院在学中に借りた奨学金が対象で、学部時代の奨学金は対象外となります。
大学院だと、今回の教員に関する免除以外に、特に優れた業績を上げたことによる免除もあるため、大学院生は殆どの方が第一種奨学金を申請しているかもしれないですね。

申請の流れは?



例えば2025年3月修了予定の場合
1. 2024年12月頃:返還免除の申請
2. 2025年4月:教員として着任、在職証明書を提出
3. 2025年7月頃:結果通知

つまり、この免除結果がわかるのは教員として働き出してからになります。

この制度を活用するためのアドバイス


1. 早めの情報収集を
・在学する大学院の奨学金窓口に相談
・採用予定の教育委員会にも確認

2. 必要書類は慎重に準備
・教員採用試験の合格通知書
・在職証明書
・その他、大学院での成績証明書など

3. 申請期限を確認
・貸与終了年度内の申請が必要
・期限を過ぎると申請できません





まとめ



この制度は、教職への情熱を持つみなさんを強力にバックアップする新しい支援制度です。
ただし、申請要件や期限などもしっかりと確認する必要があります。

不安な点があれば、まずは在学している(または進学予定の)大学院の奨学金窓口に相談してみましょう。

※この記事は2024年1月時点の情報に基づいています。最新の情報は日本学生支援機構(JASSO)のウェブサイトでご確認ください。​​​​​​​​​​​​​​​​

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