第一幕 女装の扉 はじめに
舞台となる仮称「ユートリビア」=「ビデオボックス」です。「楽園」とも表現しています。
女装したいと決めて、35キロ減。
2019年8月、女装してみたいと思う。
100キロ近いぶよぶよなカラダからは女装など想像も出来ない。これまで、考えもしなかったこと。
でも、女の子になってみたい。
まずは痩せよう。
糖質ぬいて、ウォーキングをはじめた。
2020年1月31日に、女装をする!そう決めて
とにかく歩いた。
どこで女装をすれば良いのだろう。
お化粧用品、ウィッグ、下着、お洋服、どうしよう。
行き当たりばったりで、わからないことだらけ。
記憶をさかのぼる。
中学2年生、部活終わりの帰り道。
えろ本が落ちていたら
それを仲間たちと回し読み。
友達から回ってきたエロ漫画、
「森山塔 キはキノコのキ」
衝撃だった。
いじめられっ子の男の子が
毒キノコで作ったドリンクを
いじめっ子たちに飲まそうと。
でも、作った本人がそれを飲むはめに。
飲んだ男の子は、苦しんで
ハッとしたら
女の子のカラダに。
いじめっ子たちに乱暴されるというお話し。
この漫画の出会いから、
女の子になりたいという願望を秘め続けていたのだと思う。
これは、とあるおデブのサラリーマンアラフィフ男子の物語り。
一つずつ、手探りで、女装の世界へ。
冒険のはじまりです。
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