向精神薬等の思い出

機能不全家族で育ち、20代までどメンヘラで生きてきて、長男出産を機にメンヘラメンタルがほぼ消滅（当社比）して、数年立つのでどメンヘラ時代のことを書いてみようと思いました。

やらかしたこと書くのは色々配慮が必要なため、というか10年以上前だったり、記憶ごっちゃだったりのため、処方薬について。なるべく書いていませんが、希死念慮と破滅願望もあってめちゃくちゃだったんで濫用していた記述もちょこっとある。嫌な気持ちになる方はみないでね。

中学生〜高校生

・レキソタン
一番初めに出された薬、かつ、一番トラウマ薬。飲んだら不安が落ち着くと思いきや、胸が苦しくなってより不安が来る。涙がボロボロ。悪い薬じゃないと有名ですが、あわなかったようです。

・セルシン
めっちゃ効く。It's so peaceful.
あまりの効き具合に「おくしゅりさいこー」となる。
まあお薬が効いても現実問題は何も解決してないんですけど、それに気づくのは7年後くらいです。16歳だから現実認識があまかったですね。

・ジプレキサ
聞こえるハズのない声が聞こえてきたり、黒いモヤや虫が見えるようになって処方される。今考えると拒食と睡眠障害で脳に異常がでていただけではと思う。
効果はあまりよくわからなかったが、食べたら吐くのがなくなり、体重が40kg切っててヤバかったのが43kgまで回復した。
食べたいのだけど食べると胃が勝手に口から出すので、食べるのが苦手だったのもなおる。

プー太郎（〜21歳くらいまで）

・セルシン
色々あってメンクリに行くのをやめており、内科でセルシンだけもらう。
内心のむずむずが消え、人と話していてもイライラせず、イッツソーピースだった。勉強の邪魔もしないし、良かったなと思います。
各地のオフ会にフラフラと参加して酒をよく飲んでいたのもあり、それだけでも意外と安定していた（安定しているとは言ってない）。飲むとご飯も食べれるためそれなりに体重はキープしていた。

大学生

・ソラナックス
ある夏、SEIYUでカミソリを購入しようと思ったら、自傷していた時代のことがフラッシュバックし、過呼吸が出そうになり、冷や汗と手の震えがとまらなくなり、病院にいったら処方された。
10代の時に患った広場恐怖症もプチ復活しており、人が多いところだと挙動不審が止まらないので頓服で出ていたものの、1日3回くらい飲んでいた。発表前に飲むとめっちゃ効くんですよこれ。

・マイスリー
効かない。うんちである。

・ハルシオン
マイスリー飲んでもキンキンだったのでチェンジ。最初は効いた。上の出来事の結果睡眠障害も復活していたため、めちゃくちゃ助かった。が、当時アルコール依存気味になっており必ず日本酒で晩酌していたため、一緒に飲むことが多く、段々効かなくなる。アルコールは基本ダウナー系だけど、なぜかハイテンションで覚醒している時の方がよくあった。酔いの方が強くて、ハルシオンが負ける。

・リーマス
金遣いや、過覚醒、食事をしない、考えがとまらない、万能感などのエピソードから、「双極性障害では？」との診断がでたのか、リーマスが処方される。なんか効いた気がするも、ハローアカシジア＆グッバイリーマス。

・バルプロ酸ナトリウム
リーマスと一緒に出る。効いているような効いていないような。よくわからないけど飲む。この時期持病の頭痛がほとんどなかったの多分バルプロ酸のおかげですね。（現在偏頭痛の予防薬としても出される薬）

・ベンザリン
ハルシオンが効かなくなってきてから出た薬。（ハルシオンも併用。）いい感じに眠りにつけて、そこそこ長く眠れて、寝起きもすっきり持ち越さない。良い薬だったと思います。
が、メンタルが悪化するにつれ残念ながら効かなくなってきました。

・ワイパックス
ソラナックスが肩こりにくらいしか効かなくなってきて、変更になった薬。効きます。くらいしか言えないですが、いろいろなことにビクビクせず普通に過ごすためには必要な薬でした。カフェのざわざわ感すらダメだった...。

・リスパダール
なぜ出たのかわからないけど、地獄だった。飲むとめまいがして外出できない。できても出先で寝る。バイト中（立ち仕事）白目向いてた報告が多かった。歩いてても接客しててもとにかくぐらんぐらん。多分半分寝てたと思う。
じつは、めまいがどんなものか今でもあんまり定義がわからないのですが、脳が揺れる感じです。本当にあわなくて、脳揺れと吐き気で一週間のんでギブしました。

・フルニトラゼパム
商品名でいうとサイレースとかロヒプノールとかですね。ベンザリンMAXでいよいよ眠れなくなり、こちらに変更になった。これがまたよく眠れました。次の日少し残ってる感じもあったけど、この時期、1日トータル10錠くらい飲んでたと思うので何が原因かわからないですね。ワイパックスをラムネのように飲んでた。アホか。

・インヴェガ（リスパダールの除法剤）
パリペリドンってめっちゃ気持ちいい発音ですが、気持ちいい薬ではなかったです。
なぜ出たのかわからないけど、リスパダールは生活できなくて死活問題だったので飲めないと言ったら代わりに出た薬。もう2度と飲みたくないです。なんで出たんだろう（2回め）。
まず、感情がボロボロだったのには効きました。超平坦になる。ていうかない。感情の死。それがまた辛かったな...。感情と辛い感覚って別物なんだなってこの時期に知りました。
そして、思考することができなくなる。一定の深さ以上考えられない感じ。超えられない壁ができる。確かにぐるぐる考えるのはなくなった。考えられなくなるせいか勘が効かなくなり、鈍臭さに磨きがかかる。
次に算数ができなくなる。十円単位の計算すらできなくなり、5回やっても間違える。電卓使っても間違えため、ポルナレフ状態だった。バイト先が暗算必須だったので、完全に死亡。まじでつらかった。もう辛さが尋常じゃなかったな...。

最後に危機管理能力がこの時期一切なかった。
まじでよく殺されなかったなと思いますね...。

この薬が原因で病院に行くのをすっぱりやめてしまいました。
自己判断で急にやめるのかなり良くないんですがいかなくなって良かったなーと思います。あれ辛すぎて続いてたら自殺してたのでは。

折しも夏になりかけでこれから躁になる時期なのであった...。

新社会人という名のプー太郎時代

上記が原因でメンタルが限界を迎え色々とはにゃにゃにゃにゃとなりましたが、その後働き始めてセルフブラック企業みたいなことしてたら、再びメンの調子が悪化し病院へ...。（県単位で居住地が変わったので別の病院です）

・バルプロ酸ナトリウムとワイパックス
可もなく不可もなく第一選択として出ました。

・カルバマゼピン
リーマスが使えないので出た。「おっいい感じ！」と思ったらまたそわそわむずむずハローアゲインアカシジア、そしてグッバイカルバマゼピン。

・エビリファイ
効いていた、と思う。割と人と穏やかに接することができるようになり、思考も浅くはなるけど仕事や日常生活に支障は全くなし、突飛な考えは出なくなり、感情もゆるやかになり「めっちゃ普通〜」と思っていましたが、パリペリドン（インヴェガ）の時のように危機管理能力がなくなりました。今考えるとよく殺されなかったなと...（2回め）

あれ相手が悪かったら殺されてたのではと思うことがいくつかあるのですが、殺人するほど悪い人と出会うことがなくて良かったです。

後、最初の時、量が多かったのか、脳みそがおかしかった。
スマホのキーボードが思っている位置でタップできないんですよ。認識している世界と、実際の世界に5〜10ミリくらいのズレがあった。歩いている時とかは支障がないのですが、仕事している時は5ミリくらいのずれが大変だった。

メンヘラ終末期

住む場所が変わりそれまでの病院に通えなくなったので、別の病院へ。お薬手帳があって良かったなと思った。抗精神病薬まじで辛かった記憶と危ないことしがちな記憶しかなく、現在の夫と出会ってかなりメンタルが落ち着いていたのもあり、先生には今は本当に飲みたくないと伝えてスタート。

・ワイパックス
パニック防止に。やはり外出が苦手で飲んでないと苦しかった（人混みは特に）ので飲んでいた。肩こりにもよく効く。

・バルプロ酸ナトリウム
基本的に飲みたくないと伝えていたけれど偏頭痛もあるし、ということで。確かに偏頭痛の頻度は減る。うまくトリプタン系製剤を飲めないので助かる。

・なんか漢方薬
覚えてないけれど、対症療法的な感じで2〜3個でていた。漢字がいっぱいだったしよく覚えていないですね。

現在（番外編的な）

子供産んだ後精神症状がピタリとなくなりました。びっくりだよ。
「機能不全家族育ちだし、双極性障害だし、里帰りとかないので、絶対産後うつとか虐待リスク高いと思うので、気にしてて欲しいです。」と新生児訪問時に保健師さんに直球で伝えてたにもかかわらず、ぜーんぜん出てませーーーん。
超平和だし、なんならメンタル増強されてるし、意味がわからないよ。なぜ？オキシトシンか？プロラクチンか？狼少年になっちゃったよ...。

その分発達系の問題がゴリゴリ浮き彫りになったので、病院へGO。
夫のストレスがマッハだった。

・コンサータ
初めからこれ一本でよかったのでは説〜〜〜〜。
今までの人生で苦労してきたことの7割が解消された〜〜〜〜〜〜。
別の投稿に書いたので詳細は割愛。

・GABA（DHC）
サプリだよ。コンサータ12時間くらい効くらしいのですが、私は9〜10時間くらいから落ち込みや焦燥感・倦怠感に襲われます。「安定剤飲みたくねえな...」と思っていましたが、なんとなく飲んだGABAで持ち直すことがわかり飲んでます。
でもGABA自体摂取しても意味ないらしいじゃん？なんで効いてんの？と思いながら「効いてるからいいかー」と思って、10時間たったら飲んでます。

===

最後に

結局、環境を変えないと薬飲んでても袋小路ですね。

環境というか私の場合周囲の人も大事でしたね。
夫の存在には本当に救われました。ありがたいです。

追い詰められて窮鼠猫を噛むにでもなればいいんですが、追い詰められるころには色々ズブズブなので噛むという脳みそも残ってないんですよ。

大学生時代でも薬飲んでる間に問題解決にたどり着けば良かったんですけど、家族（他人）の問題に巻き込まれている感じで解決にたどり着くどころか、更に状況は混乱を極めており、県を跨いでどこに逃げても逃げられなかったですね。（切る勇気はなかった。）

子供が生まれて「あいつらの話にいちいち反応してたらまともな子育てできねーな」と思って

・連絡があるたびに静かにブチ切れたり
・正論しかかまさなかったり
・「お前の問題だよな？関係ねーよ。自分で解決しろ。（要約）」と突き放す
・「お前のせいでいらいらして子育てに影響出そうだから連絡してくるな（直球）」と突き放す
・最終手段：着拒

など、しているうちに段々静かになっていきましたね。

やっぱ相手してるからつけあがるんだなと。

今ではほとんど当たり障りのないことしか連絡がこないですし、あっちもキチガイみたいなこと送りたくなったら「独り言です。返信いりません。」とちゃんとつけてくるようになりました。進歩ですね。

全部「通知が来ないメールマガジン」フォルダにいれてます。

今メンヘラ化でつらい人は「あいつうざい」と思う自分の心を大切にして欲しいなと思いました。

おわり。