極めし者はやはりイカれてる
ゲーマーのみなさん、楽しくYouTube動画みてますか?
ちまたでは2chを作り裁判で負けフランスへ逃亡した「ひろゆき」が「お悩み相談おじさん」となって人気を博し始めたようですが…
私はゲーマーこそ見てほしい「面白いけど癖の強い万人受けしない実況者」を紹介したいと思います。
それが彼、ふぅ
1、一体何者なのか
元はニコニコ動画で生主をやってた方らしく、YouTubeで動画を投稿し始めたのはここ5年程の事でわりと最近…
「死にゲー」系(海外でいうSOULS LIKE)のゲームをこよなく愛し、主に「FROM SOFTWARE」制作の「DARK SOULS」シリーズをメインで実況動画を投稿。
また本当かどうかはわかりませんが、彼はRTA走者らしいです。
本人曰く、現存する「DARK SOULS」最古のRTA走者。
一番目と二番目に始めた人はもう配信や動画などは世に出してないとか…
RTA走者を名乗るだけあって、シリーズでのバグ技や小技、はたまた武器性能から防具性能など、ほとんど知り尽くしており、初期の頃はこうだったとかアプデでこうなった等、経緯を含めてよく語ってくれます。そして、その知識を活かした「初心者向け」と言いつつ、どう見ても「上級者向け」の攻略技と知恵の数々を見る者に披露してくれます。
ここまでの紹介だと至ってただの廃人プレイヤーの様に思えますが…
時折みせるオリジナル「厨二病」満載な技名と、自分自身で玄人(くろうと)と言いながら見せる芸人寄りなプレイの数々は、どこか狂気じみていながら見る者の笑いを誘います。
墓王の剣でNPCを斬ってただ猛毒状態にして殺す事に技名をつける玄人
動画引用:素性:戦士②なら「黒騎士の大斧」で無駄を省け!!
更に詳しく彼の事を知りたい方は下記リンクをクリック!
2、玄人ゆえの魅力
彼のどこがおもしろいかというと…
時たま見せる玄人と思えない間抜けな死に様、そしてその間抜けぶりを決して認めない言い訳の数々です。
「俺、玄人だから」とか「わかってる、わかってんだよ」と言って、余裕ぶっこいてたら予想よりダメージをくらい「まって!まって!まって!」と本気で焦ったり、「ここはこうしてジャンプ」って言いながら落下死したり…
そして失敗したら大体「気をつけないとこうなるよって視聴者に見せたかった」とか、「あえてだから、あれは本気じゃない」的なことを言って、失敗を視聴者の為にやったと誤魔化しますが、そういう人間臭いところが面白いです。
身内でもこういう奴が一人いますが、楽勝と豪語してる奴が呆気なく死んで必死に言い訳してる様って、傍からみてると相当面白いです。
「最初のボスなんて余裕」といいながら呆気なく死ぬ玄人
動画引用:やがて玄人になる!!【PS5版デモンズソウル】#1
3、玄人なりの技術
ニコニコ時代から活動していただけあり、動画編集者としてもかなり優秀で、最近の動画は大変見やすい様になってます。
・サムネイルや動画内解説文はゲーム合った色・書体にする
・要所要所だけみせて目標までの長い探索時間は全て動画に入れない
・画面切り替え時は派手な演出は極力控えて、地味だが見やすい演出を使う
・シリーズ物は基本的に一本の動画を30分目安に作成
基本的に上記のような事しかしていませんが、これが大変いい出来で長時間見ていても苦になりません。
けっこう一般ウケする動画とかでは、はみ出す程のデカ文字とドギツイ原色の組み合わせで、視聴者の眼に残るような字幕(テレビのエンタメ系のよくある字幕)を、サムネイルや動画内で乱用されたりしてますが…
彼の動画にはそういう物は一切ありません!
私はああいうの嫌いでマジでゴミだと思ってるんで、それに比べて全然落ち着いて見やすいです。
4、玄人の動画戦略
最近になって彼は今更「BIOHAZARD 7」の動画を上げ始めたりしてますが、結構これ賢い戦略なのでは?と思えたりします。
なぜなら「今更」だから
最新ゲームの実況動画などは大手配信者が、発売初日、もしくは前日からこぞって一気に実況動画を投稿するため、よほどの配信者でない限り、動画を上げても見てもらえず埋もれて終わりです。
ならどうすれば視聴してもらえるのか?
簡単です、投稿する時期をズラせばいいんです。
世間の大手配信者が動画を上げ終え、ある程度の期間を経て、世間からゲーム内容が記憶から忘れさられた頃、敢えて「今更」動画を上げる。
この「今更」というのがけっこう重要で、「一回違う配信者で見たけど、このゲーム見るの久しぶりだし、この人の反応を見てみるのもいいか」っと思っちゃたりする訳です。
皆の記憶が薄れた頃を見計らって、一昔前に流行っていたゲームの実況動画を投稿し、改めて視聴してもらう。
これが彼の戦略なのかもしれません、単純に好きな物を好きなタイミングでしてるだけなのかもしれませんが…
5、深淵を歩く者
私がなぜ最初に「ゲーマーこそ見てほしい」と書いたのか?
それは、彼の動画を見ながらこう思ったからです。
ゲーマーなら彼の動画をより深く楽しめるでは?
似た者同士いいますか、一歩踏み込んだ詳しい解説を楽しむためには、ある程度ゲームをクリアするなどして、基本的な情報を頭に入れておく必要があります。
しかし、上記で書いたように、彼のメインとしている実況動画は「死にゲー」が多く、その多くがかなり独特な要素を持っています。
異様に暗い世界観、奇抜な武器や防具のデザイン、おぞましい姿をした敵や、複雑に絡み合ったストーリー、死んで覚えろを地でいく難易度…
そんな人を選ぶゲームを一度クリアしていて、武器や防具性能、ステ振りや小技、世界観の一歩踏み込んだ解説を楽しんで聞けるのは一体どんな人間か?
きっとゲーマーを除いて他にはいないでしょう
6、極めし者でしか見れない世界
動画タイトルでもよく出てきますが、ほんとに彼は「極限まで妥協しない」やり方を貫き、真にやり込んだ者でしか到達できな世界を見せてくれます。
ボスをいともたやすくサクサクと倒し、攻略wikiに載ってる小技や、RTAでよく使われるバグ技の披露、武器や防具のアプデによる変化、ステ振りの最適解などなど…
常人ではたどりつけない「死にゲー」の裏側の攻略を、彼は笑いを織り交ぜながら見せてくれます。
そんな彼の動画を一度でも見た方なら、きっと分かって頂けるでしょう。
この記事のタイトルの意味を…
てかRTA走者って全員やりこみすぎな