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海外ラグビー特集 シックスネーションズ2023
どうもオニギリです!
リーグワンは第8節まで終わりここから折り返し。第16節が終わった時点で入れ替え戦またはプレーオフに進むチームが決まります。
今年のリーグワンは各チーム拮抗した戦いが多く、面白い試合ばかりですね。
しかし、そんなリーグワンが盛り上がってきている中で、海外ラグビーも熱い試合を繰り広げています!!
今回のオニギリ's eye!!は海外ラグビー特集ということで「シックスネーションズ2023」に注目したいと思います。
2月といえば“ヨーロッパ最強は誰だ!?”を決めるシックスネーションズが開催されます。今年は既に2月4日に開幕して、第2節まで終了し、順位は以下の通りです。
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現在首位は世界ランキング1位のアイルランドです。
今年のアイルランドはFWだけでなくBKも好調です。アイルランドといったらSOセクストン。1戦目・2戦目と先発で登場し、37歳は今季もまだまだ現役で衰えを感じません。CTBリングローズ、マクロスキー、バンディアキ、WTBジェームスロウ、ハンセン、FBキーナンと豪華メンバーが揃います。
FWは、前回ワールドカップからメンバーも変わっており、日本戦に出場していたフロントローもスコッドに入っているものの入れ替わっています。ポッター、シーハン、ベールハムのフロントローで、相変わらずアイルランドはスクラムの強さを見せており、ジェームスライアン、バーニーのLOは高さと力強さを伴ったLOです。3列はマクホニーが経験値の高さを出しており、バンダーフリエル、ドリスら近年成長が著しいです。
メンバーを見るだけで優勝候補であり、ワールドカップも結果が出るだろうと期待してしまいます。初戦のウェールズ戦では、自慢の接点で前に出続け、34-10で勝利しました。第2戦、世界ランキング2位のフランスとの対戦では、後半30分まで互角の戦いでお互い点数を重ねましたが、最後10分でパワーが衰えなかったアイルランドがフランス相手に32-19で勝利しました。
ワールドカップイヤーは、シックスネーションズで強さを披露するもののワールドカップで結果が出ない…というジンクスとなっているアイルランド。セクストンも2010年から代表となり、今年のワールドカップが最後になるであろう中、今年にかける想いは計り知れないものでしょう。
2位はスコットランドです。現在世界ランキング5位と好調なスコットランドですが、ここ数年で一番勢いを感じています。
スコットランドといえばレイドローのイメージが強かったですが、海外ではフィンラッセル、スチュアートホッグが人気です。この二人による縦のラインこそスコットランドの強さとなります。CTBにはヤマハでプレーしていたシオネが先発に定着しています。キレのいいランやギリギリまで相手を引き寄せて蹴るキックなど、多彩な活躍でチームに貢献しています。WTBにはサイズを生かしたヴァンダーメルベがおり、簡単に倒れないでボールを前に運べる強さがあります。
FWは、ネルを中心としたフロントロー、高身長LOのイメージが強いスコットランド。リッチーグレイ、ジョニーグレイ、ジルクリストのLO陣はラインアウトで脅威となります。3列は日本戦で田村と小競り合いとなったジェイミーリッチー、いぶし銀のプレーで昨年活躍したワトソンは今季まだ出番がありません。その代わりにファーガソンが定着し始めています。
初戦はイングランド戦。この日はファンデルメルベが大躍進していました。前半はキックカウンターから相手を交わして、個人技でトライをし、後半も敵陣で連続攻撃、最後に仕留めたのがファンデルメルベで、タックルを受けながらトライしていました。結果は29-23でスコットランドが勝利しました。
2戦目はウェールズとの対戦で、この日も終始攻撃する時間が多かったスコットランドでしたが、堅いDFが持ち味のウェールズに苦戦を強いられました。しかしこの日は、ラッセルが絶妙なオフロードパスと正確なキックパスでトライを演出しました。BKでトライが取れているスコットランドの背景には、派手さはないが堅実な仕事するFWがいます。今年のスコットランドは一味違う!
3位はイングランドです。2015年から監督を務めていたエディジョーンズが昨年末で退任となり、後任はボーズウィックが着任しましたが、初戦のスコットランド戦は惜敗となりました。SOマーカススミス、CTBファレルの布陣で臨んだものの小さなミスが重なりました。特にDFについては、新しいものを導入する中で発展途上な部分が見受けられました。イタリアとの2戦目はファレルがSOに入り、スミスはリザーブとなりました。パワーの面で差をつけたイングランド。イタリアのテンポあるアタック機会を抑えたものの、前回ワールドカップで見せたような強さを感じません。しかし、シンクラー、イトジェ、カリー、スレイド、ヤングス、ヒルなど前回ワールドカップ経験者がまだまだ多くいて、実力者が揃っており、ここで若手がうまく絡んでくれば急成長する期待を持てます。今大会、残り3試合にどのようなメッセージを与えるか楽しみです。
4位はフランスです。今年自国開催のワールドカップで優勝できるよう、2019年大会後から若手を積極的に起用して強化に努めてきたフランス代表。結果として昨年チャンピオンになっており、若手起用し続けてきたことにより、着実に実力が伸びてきています。若きSOヌタマックは現在23歳で、19歳から代表デビューしており、現在チームの要として急成長しています。初戦のイタリア戦は苦戦しての勝利で終わりましたが、2戦目となるアイルランド戦では世界ランキング1,2位同士で激しい接点の攻防を見せることができました。フランスの力はまだまだ未知なる部分があるので、今大会もこの後に対戦する相手は脅威に感じていることでしょう。
5位はイタリアです。毎回ダークホースに位置づけられているものの結果がついてきませんでした。昨年は7年ぶりの勝利をウェールズから勝ち取ったことが大きかったです。イタリアは手に対して、テンポで勝負したいところ、苦しい戦いが続いています。初戦のフランス戦は、フランスの勢いを止めることが出来たものの守りきれませんでした。2年連続同じ相手のウェールズに勝利できるのか楽しみです。
6位はウェールズです。イングランド同様に監督が退任し、名将ガットランドが戻ってきました。絶不調と言われていますが、ガットランドがどのように軌道修正させるのか面白そうです。ウェールズの顔ともなっているアランウィンジョーンズをはじめ、ケンオーウェン、ジョージノース、オーウェンウィリアムズなど経験豊富なメンバーがいるものの、年齢層が他チームに比べて高くなってきています。
オニギリが注目していますリースザミットはまだ出場時間0ですが、どこかで出てくることを期待しています!
以上、簡単ではありますがシックスネーションズ2023のオニギリ's eye!!でした。
今後のスケジュールは、以下の通りです。
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やはりシックスネーションズは面白いですね。ワールドカップイヤーだからこそ、どこの国が調子いいのかいつも以上にじっくり見て、考えながらまた見てを、繰り返す。南半球と北半球での戦い方や強みが分かりやすくなってきました。どこまで本気で各国が戦い続けられるか!?
もうワクワクが止まらないので、今回はここまで!
シックスネーションズの続きはまた次回以降とします!!
ワクワクが止まりません!!