(私見)石見智翠館高校対京都成章高校 レフリングレヴュー
第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会2回戦
石見智翠館高校(I) 対 京都成章高校(S)
レフリー;吉野(九州)
2023年12月30日
0034 I PK Sealing off after kick saving turn over (AG)
0204 S TRY ( 0 - 5 )
0348 S ADV High tackle (AG) PK
0534 I TRY ( 5 - 5 )
0738 S ADV Offside PK
/ 事象が起きた時のRefereeの目線はそこにないため、認識できていないで笛を吹いているように見えます。Iのボールを持ち出したプレーヤーがタックラーに引っかかっただけ、反対側にいたSのプレーヤーなのでオフサイドは間違いとは言えませんが。。
I 1015 Set reset
1045 BO
1203 S ADV High tackle PK
/ 今シーズンから胸骨より上へのタックルが厳しくなりましたが、このタックルを反則とするなら他にもたくさんあるように思えます。インパクトで判定するとこうなるのですね。
1415 I TRY ( 12 - 5 )
1552 S Knock on
/ 脚に当たって手には当たっていないようにも見えますが、映像でははっきりとわかりません。
I 1625 BO
1650 S #14 PK Lift tackle / イエローカードでも仕方がありません。
1822 I Tackled player never release the ball before on foot (ND)
/ ボールキャリアーがタックルされた後、もう一度起き上がって前に行っているように見えます。一度ボールを地面に置いていれば問題ありませんが、そうは見えません。
S 1915 BO
I 2005 Set reset
2052 BO
2109 I Obstruction contact in front of the ball carrier (ND)
/ トライに繋がるライン攻撃時に、横にずれようとしているディフェンスに内にダミーランしたIのプレーヤーがぶつかっています。オブストラクションの反則。TMOがあった場合も2フェイズ中の出来事なのでトライはキャンセルされます。
2134 I TRY ( 19 - 5 )
2436 I #15 ADV High tackle (ER)
/ 高いタックルと言えますが、かなりパッシブ(受け)なのでプレーオンでもいいような気がします。他にもこのようなタックルが見られますが判定していない事象はあります。
2640 S Knock on (ND)
/ ボールを前に弾いて、相手に当たって再度獲得しているので正確にはノックオンです。
2721 S TRY ( 19 - 12 )
S 3045 BO
2nd half
I 0050 Set reset
0145 BO
0342 S TRY ( 19 - 19 )
0544 S PK Not release the ball
/ ドンピシャにジャッカルしたのか、アシストタックラーなのか、タックルしたプレーヤー(向こう側)が邪魔でジャッカラーを排除できない部分もあるので難しい判定です。
0652 S #7 YC Tackle in the air
/ 空中に上がったボールを取ったプレーヤーにドンピシャでタックルしようとジャンプする前にタックルの姿勢に入っていますが、ボールをキャッチしてからタックルしないとこのようになり危険です。
1006 I TRY ( 26 - 19 )
1223 I High tackle (ND)
/ その他のハイタックルの基準からすると笛を吹いてもいいような気がします。
I 1315 reset before crouch
/ FWにシンビンを出した場合は、スクラムのセットアップの前に確認が必要。
1340 BO
1415 S PK Not release the ball (AG)
S 1530 S LH Collapsing from AR2
1808 I TRY ( 33 - 19 )
2143 S TRY ( 33 - 26 )
S 2330 BO
2429 S PK Side entry
/ タックルが起きた後、Iのプレーヤーが乗り越えて行っています。ラックができていればSのプレーヤーはオフサイドですが、単に乗り越えて行っただけではオフサイドラインはできませんので、タックルのサイドからエントリーしない限りは反則ではありません。雰囲気としてSのオフサイドは妥当ですが、ラックができていたと言えますかね。
2549 I PK LO Maul side entry
I 2650 BO
2725 S ADV High tackle (ER) OPT
/ 完全に受けのタックルです。高い位置ですが一貫性はどうでしょう。
2740 S ADV Line offside from AR2 (AG) PK
/ レフリーは反則のプレーヤーを認識できていないように見えます。ARは大外のプレーヤーが前に早く出たことをトランシーバーでレポートしたと思いますが、雰囲気で反則の地点をレフリーが示して、ずいぶん内側になっているように思えます。ゴールキックを狙っているので正しいポイントを示すためのコミュニケーションがARと必要です。
PG success ( 36 - 26 )
I 2945 BO
試合終了
9つのトライのうち、6つのトライの前にトライを取られたチームの反則、1つは反則の見逃しでトライになっています。高校生のラグビー、特に得点の競る試合でのレフリーの判定は得点や勝負に直結することが多く、リーグワンや大学生の試合以上に正確さが求められます。
3回戦以降の試合で、レフリーの判定で高校生の人生が左右されないことを祈ります。
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