ジンバブエでラグビースクールを開校した、たった一つの理由。
『この世界から戦争や貧困をなくしたい』
その思いは僕だけでなく、人類の誰しもの願いであると思う。
僕自身もジンバブエで2年間、IT講師の立場で何かできないかとモガキ、アガき続けながら、トライ&エラーを繰り返し、学生たちや農業大学に何か残せないかと模索していた。
しかし、同時にこんなことも思うようになっていた。自分が講義の中で教えたITスキルは枝葉の部分。ITというのは手段であって、テクニックを教えたに過ぎない。
ジンバブエの再興にあたり、むしろ心の「根」の部分の育成が重要なのではないかと次第に考えるようになっていた。
その一つの方法として僕が赴任していた村で学生たちに協力してもらいながら、ラグビースクールを開校するに至った。
ジンバブエが栄えていた当時、国技であったラグビーは彼らの「誇り」そのもの。ラグビーを通してかつてのメンタリティを取り戻して欲しく、ラグビーの「5つのコアバリュー」品位、情熱、結束、規律、尊重を自分が愛する村に残したかった。
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