2020 Super Rugby 第7節Hurricanes(HUR) v Chiefs(CHI)

2020 Super Rugby 第7節Hurricanes(HUR) v Chiefs(CHI)

※00:24 DF キックカウンター時のFWの戻り


古田「これめちゃめちゃFWの理解度高くない?キックされた後の戻り方がいい。カウンターしたバレットが当たった時点で、ポッドができてる。」
井坂「DFの時点であらかじめポッドの配置通りに立っててまっすぐ戻ったんじゃないですかね?」
岸岡「バレットがオープンに走ってエッジにBD作った。バレットが横に走ってくれてるからできることですよね。スペースをしっかり作ってくれてる。」
古田「たしかに。これが真ん中にポイントできてしまうと右側に15人全員が寄ってしまうね。」

02:40 AT HURの敵陣G前ATのスタイル


古田「このエリアでも戦術変えずにポッドだね。FWゴリゴリじゃない。」

04:00 AT 序盤の敵陣G前ペナルティーからのチョイスについて


古田「このエリア、タイミングでのペナルティはどうする?」
岸岡「10分までで1stスクラム組んでなければ組ませます。それ以降ならショトです。スクラムの力関係見たいので。」
古田「大チャンスでも?ラインアウトではなく?」
岸岡「スクラムですね。この辺りは時間が判断の大きな材料になりますね。」

05:10 AT HURキックカウンター


古田「バレット、真ん中にとりあえず持っていった感があるね。」
岸岡「それでそのBDに2番3番が入ってるから、チームとしてやりたいことはできてるんじゃないですかね。ただ、5番と1番が迷ってますね。本来ならこの二人は同じポッドにいなければいけないけど、自分たちが入るべきポッドは4つのレーンのうちの2,3レーンのどっちなのかっていう判断が難しい。」

06:50 DF SHのスクラムDF


古田「SHのDFはどこに立つ?スクラムの後ろ?」
大学生「ブラインドが狭いので、僕だったら今のシーンと同じように左に立ちます。」

※07:58 AT HUR ラインアウトからの1stトライ


古田「これSH の位置に立ってる選手がSO見ちゃってるから内返しにやられてるよね。(SHの位置に立ってる選手がSOにつめるっていう)分析した結果のデザインされたプレーかな?WTBがあの位置から来たら止められないね。これどう止める?」
井坂「この位置でラインアウト飛ばれるとテールはSOにプレッシャーかけに行きづらいし、SH位置の選手がSO行っちゃいますよね…。」
大学生「本来このシーンでSOにプレッシャーかけるならテールの選手とコミュニケーションをとって連れて行かないとダメですよね」

雑談
古田「()君はラグビー見るときはどうしてる?」
大学生「FLとかの動きを見てます。」

19:00 AT CHIカウンターAT


井坂「このシーン、変なレーンにポッド作っちゃって詰まってますよね。」
古田「停滞してるね。」
井坂「カウンターから順目に9シェイプして、逆目に返すまではデザインされてたと思うんですけど、左展開の時に15m付近でタックルされたせいで1331の3のポッドが2つとも位置どりが変ですよね。結局右にBDを動かしていく中でも、左サイドのポッドはポジショニングが曖昧で、狭い右サイドに強引に攻めざるをえなくなっている感じがします。」

※25:50 DF 7番のジャッカル


古田「今の7番どこから飛んできたの!?バックドアにボールがいって、キャッチした選手がパスしないって分かった瞬間に加速してジャッカル狙いに行ったよね。タックルもこういうシチュエーションは狙い所だね。」
井坂「こういうポッドのつなぎ目はタックル,ジャッカル狙われると弱いですね」

DF HURの失点までの流れ


古田「流れとしてはHURの反則でやられたね。CHIは全然いいATしてないのにペナルティ取られて自陣に入られた。反則さえしなければ有利な展開になったと思うな。」

※28:26 AT HURトライ


古田「岸岡このシーンSOとして立ち位置工夫する?目の前PRだし。」
岸岡「わざと外に立ってDFの距離広げたりしますよね。でもこの場合ノミネートエラー起きてますよね。」
井坂「この場合SOが狭く立って外に流れる余地を残してるんじゃないですかね。目の前のPRとのかけっこで勝てるからランコースを確保しているみたいな。」
古田「確かにこのエリアで狭く立つことに意味はありそうだね。狭く立てばラックから2枚目のDFがノミネートしてくれるかもしれないし。そうなるとBWTBをラックの裏から走り込ませたり、いろいろ出来そうだね」

30:00 DF CHI、22inからのハイパント


大学生「今のキックの狙いって何ですか?」
大学生「再獲得狙いにしても20mも飛んでないね」
古田「風下だったからボールが相当戻ってるね。このエリアで風下なら1.継続してアタックする、2.タッチキック蹴ってDFがんばる、3.ハイパントで再獲得狙う、があるけど1か2がよさそう。」
大学生「継続してATしてもいいと思います。」

31:00 AT HURボールのスクラムか逆目


古田「今の右のほうがチャンスだよね。でも、FB動いたの見て逆に攻めたのか。
早稲田も明治戦でラックから似たようなのやってたよね。FW狙いでしょ?明治のFWが順目に回るの早いし。」
岸岡「僕らの場合は、FWぶつけても勝てる気がしなかったので、エッジにボールを持っていくための作り方のオプションっていう感じですね。」

38:00 AT エッジラックBWTB余り


井坂「1331って今のみたいにBWTBが溢れるの多いですよね。これってBKがBDに参加してたら次の振り返しできないし、FW参加してたらポッドの人数狂ってやりづらくなりそうで、メリットなさそうに感じます。実際今のATも詰まってましたし。」
古田「あえて配置してるのかもしれないね」

44:00 AT ゴール前ペナルティ判断


古田「G前のAT、CHIとHUR全然違うね。CHIはゴリゴリ。」
古田「このペナルティ、ショット?AT?」
岸岡「ショットです。点差縮めて前半終わりたいです。」
古田「風上だからリードしており返したいって気持ちもあるよね、、」
井坂「CHIはゴリゴリのスタイルですし、後半風下になるって考えるとトライを取りたかったんですかね。」

41:25 NZの芝について


古田「NZの芝って滑るの?」
大学生「めっちゃ滑ります。シーズンがちょうど5月なんでいい感じに湿ってるんです。」
古田「ボールは?」
岸岡、勝田「滑らないです。ごつごつしててグリップしやすいです。」

43:00 DF 自陣のDF


古田「これアライマロすごいね!!前の選手見てからバレット止めにいってる。スーパーDF!!」
井坂「ただこれ、前の選手本当に見れてるのか気になりますね」

45:00 AT 自陣SCからWTBへキックパス


一同「うわー…」
井坂「今のなんでこのチョイスなんですかね。BK3の立ち位置どうなってたのか見えないんで推測しかできないですけど、これじゃないですよね。」
古田「めちゃくちゃ14が速かったのかな。」
岸岡「それにしてもスペースはなさそうすね。風上だしこんなに無理したプレーしなくていいと思います。」

49:50 DF 中盤 LOから


古田「今の4番の判断素晴らしいね。フォールドしようとしてたけどちゃんと相手見て止まってる。」

※53:00 DF 中盤 余られた時のDF


井坂「今の結果的に抜かれましたけど、WTBは数的不利を抑えるっていう面でいいDFしましたよね。内側のDFミスは痛いですが。」
古田「これ、7の内側の選手がセット遅れてない?さっき同じようなプレーで逆目にアタックしたから今度はDFが逆目のアタックを意識してしまって順目のプレーに立ち遅れるっていう駆け引きありそうだよね。」
岸岡「このシーンは、ノミネートどうなってるんですかね。5-3で余られているので、外側が上がって外へ展開するオプションを潰すかみんなで流すかですよね。」

57:23と57:38 AT CHIのSHのボディポジション


井坂「この一連、同じシーンで狭い右サイドのスペースをATできたかどうかってSHの BDへのアプローチ次第だと思うんです。右向いてBDに入ってるから警戒された1回目と、正面向いて入ったからトライにつながった2回目とっていう感じで。SHの向きを見れば、次にパスする方向を予測してDFしやすくなるので。」

62:00 HURのゲームメイクについて


古田「HURはCHIにボール渡して、風下からの短いキックを蹴らせたいっていう感じなのかな。」
井坂「そういう意図は感じますよね。でも、前半みたいにポゼッションラグビーでも全然ゲインできると思うんですけどね。」
古田、勝田「だからこそゴール前でもポッドなんだろうね」
井坂「あとはポッドにしてDFを広げておいたほうがSOの走るスペースも確保できるからって理由もありそうですね。」

74:00 AT HURのWTB、エッジラックでBDに参加しない


井坂「さっきからずっと気になってるんですけど、HURはエッジラックにWTB参加しないですよね。BDがレーン内のどこにできるかに関わらず。割と多いので意図的な気がします。」
古田「あと外のpodはウイングがファーストキャリーアーになることが多いね、これも意図的にやってると思う。」
大学生「右だったらHUR23番、左だったら11番が最初にもらってます。」
古田「どういう意図なんだろ、」

※75:47 AT CHI(風下)のエリアマネジメント


古田「CHIはこれどうしたらいいんだろうね。また同じミスキック蹴ってる。」
大学生「これSOからロングでいいですよね。」
井坂「さっきの結果的にも全然そっちの方がいいよね」
岸岡「3点取ったら勝ちだから敵陣行けばいいからね」
古田「風下だからCHIはしんどいよね…」
井坂「ここまで見ていくと、接戦になって後半は風下っていうことを考慮した上での前半ラストプレーだったように思います。結果論でいうとショットの方が良かったですけど、トライとってセーフティーリードひきたかったんだろうなという風に感じますね。」

80:00~ AT HURのFWフェイズの連続


古田「普通にATしてほしいなあこれ。我慢比べだね笑」
大学生「長い我慢比べですね笑」
井坂「これずっと真ん中でBD作ってドロップちらつかせてるっていうのはいいですね。」
古田「15mより外絶対出ないもんね。いつペナルティーもらってもいいように真ん中だよね。」

~試合終了~
古田「HURの勝ちっていうより、CHIの負けだね。このゲームは風向きの重要性の勉強になった。」

~いいSHとは~


大学生「いいSHの条件ってなんですか?」
岸岡「いいボールくれればいいです。」
古田「それ本質だと思う。いい意味で目立たないSHがいいハーフだと思う。目立たないってことはいい意味で変なことしてないからね。テンポで出したほうがいい時はそうやって出して出さないほうがいい時は出さない。SHが目立つ時って悪く目立ってることが多いと思う。」
岸岡「いいSHは違和感のないベストなタイミングでボールくれるからこそ、目立ちませんよね。」
井坂「なんかすごくSO至上主義的ですね笑」
大学生「確かにNZはSOがキングですけどね笑」
井坂「僕は矢冨さんみたいなSHがいいと思います。インターナショナルレベルでいうとデクラークみたいなフィジカル強い系のSHがDFのポジショニング的にもベストかなって」
岸岡「DFの穴埋めてくれるのがいいよね」
井坂「9人目のFW的にジャッカル出来て、BK3以上のキック処理の嗅覚が欲しい。ATで差を出すというよりもDFで差が出せるSHがいい。」
大学生「確かにみんなパスできるからATは差が出づらいですね。みなさんありがとうございます!」

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