ラグビーワールドカップ2021を楽しむ為に知っておくべきこと。
歴史的なラグビーワールドカップが、あと2日で開催されます。
歴史的に世界の舞台を席巻してきたブラックファーンズの本拠地で、史上初めて女子の世界的な祭典が繰り広げられるのです。
しかし、今年は、ディフェンディングチャンピオンのブラックファーンズは、ブックメーカーから好意的に扱われず、4半世紀にわたって勝ち続けてきた印象的なイングランドチームの厳しい挑戦に直面しています。
ワールドカップはいつ開催されますか?
大会名の「2021」に騙されてはいけません、タイムスリップしたわけではないのです。
このワールドカップは当初、2021年9月18日から10月16日に開催される予定だったが、新型コロナの影響によって中止に追い込まれました。
その後、昨年5月に2022年10月8日から11月12日に開催が変更されました。
試合は6週間に渡って行われ、10月29日と30日に準々決勝までの3ラウンドのプールプレー、11月5日に準決勝、11月12日に第3/4プレーオフと決勝が行われ、後者は19時30分にキックオフされます。
そして、この大会はこれまでここに来たことがない?
実は、南半球で開催されるのが初めてなのです。
これまでは1991年にウェールズで初開催され、1994年にスコットランド、1998年にオランダ、2002年にスペイン、2006年にカナダ、2010年にイングランド、2014年にフランス、2017年にアイルランドで開催されています。
NZ各地で試合があるのですか?
オークランドとワンガレイだけで行われます(NZ北部の2つの都市)。
これは、2018年の大会招致に成功したニュージーランドラグビーが、運営団体の財政的要件を満たすためにワールドラグビーにビジョンを売り込み、最大の人口基盤を目指し、移動を制限するモデルを選択したことの一端です。
ノースランド・イベントセンターでは、プール戦9試合(毎週末3試合)と準々決勝2試合(ブラックファーンズが予選通過した場合の1試合を含む)、ワイタケレ・スタジアムではプール戦6試合(最初の週末はなし)と準々決勝2試合、イーデンパークは初日のプール戦に加え、準決勝、第3・4プレーオフ、決勝と3試合開催する予定となっています。
参加国は?
5年前の前回のワールドカップで、上位7カ国が自動的にこの大会への出場権を獲得していました。上位から順に、ニュージーランド、イングランド、フランス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ウェールズです。
残りの5カ国は、予選を勝ち抜いた南アフリカ、日本、イタリア、フィジー、スコットランドが出場権を獲得しています。
大会の形式は?
12チームが4チームずつ3つのプールに分かれます。(カッコ内は世界ランキング)。
プールA: ニュージーランド(2)、オーストラリア(7)、ウェールズ(9)、スコットランド(10)
プールB: カナダ(3)、アメリカ(6)、イタリア(5)、日本(13)
プールC:イングランド(1)、フランス(4)、南アフリカ(11)、フィジー(21)
プールプレーで一度対戦し、その後、新たに導入された準々決勝というフォーマットにより、少し試合がややこしくなります。
それぞれのプールで上位2チームと、各プールの中で3位のベスト2チームが進出します。彼らは、プールの順位とコンペティション・ポイントに基づいて、1位から8位までのシードを獲得することになります。
準々決勝は、第1シードが第8シード、第2シードが第7シード、第3シードが第6シード、第4シードが第5シードと対戦します。
そして、準決勝では、第1シード対第8シードの勝者が第4シード対第5シードの勝者と対戦し、第2シード対第7シードの勝者が第3シード対第6シードの勝者と対戦することになります。
前回チャンピオンでホスト国であるブラックファーンズは優勝候補で間違いない?
そうではありません。女子ラグビー界を席巻し、過去6回のワールドカップのうち5回優勝している一方で、母国はニュージーランドTAB(3ドル)の2番人気で大会に臨みます。
昨年末にオールブラックの女性たちに43-12と56-15で勝利したのをはじめ、現在25連勝中の世界ランク1位のイングランドという勢力が1.50ドルで組み込まれているからです。
イングランドは過去すべてのワールドカップ決勝に出場しており(1994年と2014年に優勝)、前回はベルファストでブラックファーンズに41-32で敗れたため、リベンジに燃えていることでしょう。
フランスは、過去4回の対戦でブラックファーンズを破っており、昨年は25点差、その1週間後には22点差という記録的な大差をつけています。
視聴方法は?
日本では、J-Sportsさんが日本戦全試合、決勝戦を生中継、オンデマンドでは全試合LIVE配信するとの事です。
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