ゲーム中心の練習の考え方と修正・課題が誇張されたメニュー①
はじめに
この文章の中で使われている”スキル”という言葉は、ステップやパスを上手く発揮するという意味ではなく、試合で求められる能力全般のことを指しています。例えば、状況に関する知識、意思決定、状況判断能力、スキル遂行能力、認知などを指しています。
スキルは単体で練習するものではない
スキルというものは状況に依存しており、選手が状況を理解していなかったり、不適切な場面で発揮しても効果的な影響を与えられるかはわかりません。私が考えるスキルというものは、状況を解決したり、戦況を有利にしたり、立て直すためにあるものだと思います。そのため、スキルを練習するときにはスキルが必要になる文脈や状況が発生するプロセスを理解することが大切だと思います。文脈や状況が発生するプロセスを理解することで、どこでそのスキルを発揮するのか、どのようなスキルを使えば良いのかということを理解してプレーする事ができると考えられます。ゲーム中心の練習で、試合に即したスキルを身につけることができると言われているのは、スキルとスキルが必要になる文脈をセットで練習をすることができるからです。
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