花園20-21決勝の注目ポイント①
桐蔭がアタック・京都成章がディフェンス
という状況の注目ポイントを書きます。
桐蔭の強みは、ボール支配だと考えます。
10フェーズ以上攻撃することも珍しくありません。
ボールを支配し、相手のアタックの時間を奪い試合を有利に進めています。
京都成章としては
・桐蔭にボールをできるだけ渡さない
・渡してしまったら前に出さない
・取り返す
ということが必要だと思います。
その上で、注目している3つのポイントを書いていきます。
注目ポイント①桐蔭学園が蹴ったハイパント
桐蔭が再獲得すると、DFが崩れた状態なので
一気にゲインする可能性が高いです。
京都成章が確実にハイパントを処理して
アタックにつなげられるか注目です。
注目ポイント②桐蔭の「パス一回アタック」をゲインさせない
展開ラグビーの印象が強い桐蔭ですが、
実は、攻撃の半分以上はパス1回以下です。
ラック周辺でゲインを獲得し
DFが前に出られない状況を作ってから
大きく外に展開して、ビッグゲインを奪っています。
「パス1回アタック」をゲインさせない。
つまり
「ラック周辺のDFを早くセットし、素早く前に出る」
これを試合を通して続けられるか注目です。
注目ポイント③展開したときのターンオーバー
桐蔭は多少DFが揃っていても、展開して突破しようとします。
パス一回アタックを前で止めているのに
桐蔭が無理して展開してきたときがチャンスです。
パスでボールが下がった所を、
倒せたらターンオーバーを狙えます。
ただし、ターンオーバーに入る判断を間違うと
次のDFが足りなくなって逆にピンチになります。
準決勝の大阪朝高は、ターンオーバーからトライを1本とりました。
逆にターンオーバーの判断ミスで
1本トライを失っています。
ターンオーバーを狙う判断を正確にでき
が勝敗に関わって来そうです。
桐蔭学園の
・ハイパントチェイスとカウンターラック
・パス一回アタックでボールを持つランナー
・下がったときのボールキープ力
これらはいずれも強力です。
京都成章は長い時間ボールを保持しなければ
厳しい戦いになると思います。
次回は、京都成章アタック、桐蔭学園ディフェンスの状況で
注目ポイントを書きたいと思います。