Super Rugby NZ 開幕レビュー!


先週のトップリーグに続きニュージーランドでもスーパーラグビーが開幕しました。今回は開幕戦のクルセーダーズvsハイランダーズをレビューしたいと思います!

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結果から申し上げると王者クルセーダーズの勝利となりました!

まず試合前に観客席にたくさんの人の姿が!しかもほとんどの人はマスクもしていません。NZのコロナ感染状況は非常に良く、無観客試合などの処置は取っていないようですね。日本でも有観客ではありますが、声援の禁止などがありますので、スタジアムで大声で声援を送れる日常が来るといいですね!

さて試合は序盤から見せ場があります。ハイランダーズがPKで敵陣深くでLOを獲得すると早速モールでATします。私の記憶が正しければ現監督のスコットロバートソンが着任してから1度もモールでTRYを許していないクルセーダーズ、今回も1度目はレフリーとの相性でオフサイドとなりましたが2度目はきっちりターンオーバーしました。

モールDFは横から溢れてくる敵をどれだけ抑えられるかが大切ですがクルセーダーズのFWはすぐに戻って頭を差し込み相手モールを崩して行きます。簡単なことですが、全員がサボらないことでこの強度を実現しているのでしょう 

その後試合が動きます。1331のポッドで攻撃している中、10phaseのFW同士でパスを繋ぎHOテイラーがTRY!相変わらずの快速ぶりです笑

またクルセーダーズはショートサイドを攻める時にSHから飛ばしパスをするのですが、これがまた有効です。全員がハンズアップしATのオプションとなることでDFをずらしながら攻撃しています。

対してハイランダーズは人材で劣ることからセットプレーからの用意されたATを得意としていますが、そのセットプレーで圧力をかけられなかなか得点の機会がありません。

そうこうしているうちに2TRY目が!WTBセブリースが抜け出すと内側へキック。そのボールをサポートしていたSHプリンホールが拾ってTRY!これは驚きのプレーでしたね。パスしたらフォローという基本に忠実なプレーが生かされました! 

しかしここからハイランダーズの時間が始まります。Azoneに入るとSHアーロンスミスからのダイレクトATで相手のシンビンを引き出し、スクラムから用意されたプレーでTRY!その後も自陣LOから用意されたサインプレーが決まりこちらもTRY。トニーブラウンの頭脳、健在です

そして後半も熱い試合が続きますが、試合を分けたシーンが66分。ハイランダーズのインゴールパントをSOモウンガが処理をみすしてTRYのように見えましたが、TMOによりTRYならず。その後伝統のモールDFでピンチを凌いだクルセーダーズが勝利という試合になりました。

相変わらずハラハラドキドキのスーパーラグビー。日本でもこれくらい熱い試合が繰り広げられるとファンもさらに増えますね。どこかのチームが大学生を乱獲している現状では難しいかもしれません。

ではまた!

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