#21 やっぱりラグビーが好きです
くやしいから早く眠ろうと床に就いて、
ワクワクして眠れないからnoteを開きました。
マルガオ(筆者)のパーソナルなラグビーストーリーです。
トップリーグ2020最終戦
2020年2月22日。
14時、雨粒を越えるように高々とキックオフのボールが上がった。
雨が打ちつけ、にじるような展開が続く。
先制は33分、ホームチームの主将がトライを決めてスタジアムのボルテージを一気に高めた。
しかし、その後もロースコアの展開が続き、相手チームがじわじわと点差を詰めていく。
後半40分、ついにスコアがひっくり返り、直後にホーンが鳴った。
勝負あったかと思われたとき、ホイッスルが鳴り、レフリーが手を掲げた。
逆転に次ぐ再逆転。
後半42分、ドラマのような幕切れだった。
その後、トップリーグ2020の中止が決まり、この試合が両チームにとって最終戦となったのだった。
ドラマティカルな試合がもたらしたもの2020
この試合をずぶ濡れになって観戦したマルガオはホームチームのファンでした。
はじめは所縁のあるチームを選んだだけでしたが、現地観戦するたびに応援仲間が増え、負けたり勝ったりを選手や仲間と共に嘆き喜ぶうちに、チーム愛が自然と深まっていきました。
その日は一日中雨でしたが、試合時間が進むにつれて雨足が激しくなり、気温はどんどん下がっていきました。
気候に影響されるように、選手のプレーは凄みを増し、会場の熱気は高まっていきました。
マルガオも、凍えながらも熱い気持ちが込み上げて、応援していたチームをさらに好きになっていました。
ところが、それを上回って、対戦相手のことを好きになってしまったのです。
粘り強く点差を追いかけ、緻密なアタックを繰り返し、仲間の好プレーもミスも、遠くからでも駆けつけて労い合う。
80分間、止むことなく繰り返されたその光景に、わたしの気持ちは奪われていきました。
そして、会場全体が騒然とする中、きびきびと、颯爽と、バックスタンドに歩み寄り、潔く感謝を伝えてくれた選手の姿(入力しながら思い出して涙が出てきてしまったほど、目に焼き付いています)。
その姿を目にした瞬間、クボタスピアーズに恋をしました。
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トップリーグ2021 リーグ最終節
2021年4月11日。
13時、青空を越えるように高々とキックオフのボールが上がった。
レフリーが手を掲げ、この試合の勝敗を分けたプレーをコールしたのは、奇しくも昨季と同じく後半42分のことだった。
(試合内容を振り返ろうとも思いましたが、本日の試合はぜひご覧いただきたいです。)
ドラマティカルな試合がもたらしたもの2021
日程再調整の影響により、中立地ともいえるスタジアムでの開催となった今季最終節。
この試合を自宅観戦したマルガオは、現地観戦できないくやしさに悶え、昨季の自分の幸福さに嫉妬しました。
マルガオはまた両チームを好きになりました。
そして、クボタスピアーズの闘いぶりの素晴らしさに、このチームを好きになって良かったと、試合中何度も、試合後も何度も、心の底から幸福が込み上げています。
サッカーでは、カードの出し方次第では「試合を壊す」と表現されることがあります。
今日もそんな展開を覚悟して恨み節が口をつきかけたけれど、そういう試合にはならなかった、そうしなかったクボタスピアーズの選手たちを誇らしく思いました。
Switch!!
その幸福を自覚した瞬間、気持ちが切り替わりました。
トーナメント戦の対戦相手が決まっただけです。
対戦するタイミングが変わっただけです。
リーグ戦の借りを返せる可能性が高まっただけです。
下を向く必要はない。
この試合は、クボタスピアーズをさらに強くしてくれるはずです。
5月23日の夜、4月11日がターニングポイントだったと振り返りましょう。
まずは応援しているわたしたちから、そのことを信じて。
そして、そう信じさせてくれるチームだと、胸を張って言えます!!
ラグビーっていいなぁ
今夜、一番嬉しかったのは、他チームファンの何名かが
「クボタスピアーズ惜しかったね!クボタにならトーナメントで負けても本望だと思ったよ!」
と声をかけてくださったこと。
今季のクボタスピアーズの躍進はたくさんのラグビーファンの心を惹きつけたよう。
クボタスピアーズ優勝を願っているのはオレンジアーミーだけではなさそうです。
心強い!!
勝ちましょう!!
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