美容師さんは私の最強ストッパー
色々考えすぎて脳みそが疲れた。考えすぎて動けなくなる事もある。
疲れた頭をリフレッシュするために、数ヶ月ぶりに髪を切り白髪染めをしてきた。
私自身は一般的な50代が好まないだろう色合いの服を好み、派手な髪色を好む。
でも、現実は人間相手で真面目な面を出していかなければならない第一印象命!の職種の個人事業主である。
私の行く美容室の担当の方は、そんな事をよく知ってくれている。
一度全ハゲしてしまったため、五分刈りからの再スタートだったので今でこそショートに切ってくれているが、抗がん剤を使う前のセミロングの頃は「頭が暑いのでベリーショートでいきたいです。ツーブロックでも良いですけど」って言ってもなんだかんだ言って希望通り切ってくれなかった。(私の美容室に行く頻度を考えると綺麗にショートを維持するのは無理だと考えてのことらしい)
この人、ショート苦手なんだろうかって勝手に疑っていた。
今回も「白髪染めでできる限りの赤色で!」って言っても蛍光灯の下では悪目立ちしない程度の赤に抑えてくれる。(外の光当たるとそこそこ赤い。そもそも黄色系よりも室内では派手めにならないのはわかっている)
「なかなか伸びてくれない前髪を活かしてバッチリオン眉にしてください」と言ったら、素敵アシンメトリーな前髪にしてくれた。
分け目も余程のことがない限り毛の流れを考えて積極的には変えてくれない。
全然おかしな髪型にしてくれない。多少好みじゃないハズレ回もなくはないが、だいたい一般ウケの良い感じに仕上げてくれる。
クレームではない。
ありがたいのだ。
良い意味で最強のストッパーなのだ。
その美容師さんのおかげで、普段着も仕事着も派手すぎない量産型のものにして、小物などで差し色に派手な色や変な形を使うくらいで我慢できている。靴下が紫とかバックがグリーンとか、靴の形があんまり売っていないデザインとかね。
好きな服を着ると残念なお顔と髪型がそこそこ真面目で浮くからだ。
そんな担当さん。
今回お店に行ったら店長って呼ばれてた。
店長は他の人だったはずなんだけど。
そっか〜。店長さんになったのか。初めましてから7年くらいになるのかな?その時はすでにベテランさんだったから別に店長さんでも不思議じゃないのか。
本人には言わなかったけど、良かったね〜って思った。(良かったかどうか真意はわかんないけど)
そのお店、なんかいつの間にか医療用ウイッグの取り扱いも始めたらしい。
またウイッグが必要になったらウイッグ専門店の初めましての人に触られるのではなく、本当は頭皮の事とか色々知ってくれているいつもの美容師さんにお願いしたいと思っていた。
さて、その時はお願いしたら希望通りに潔く顔まわり若干残してあとは丸刈りにカットしてくれるだろうか?
初めての抗がん剤前にベリーショートをお願いした時は、辰兄(梅宮辰夫さん)ヘアにされたからなぁ。ちっともベリーショートじゃなかったからな。
そもそも私は美容師さんは1度決まるとその人が辞めるまでその美容院に通いその人にお願いすることにしている。新たに自分の事を説明するのが面倒だからだ。
だいたい7年くらいの付き合いになると女性なら結婚して辞めちゃうとか、男性なら遠くの地でお店を出して独立するとかでさよならすることが多い。
パターンとしてはそろそろお別れなのか?なんて思っていたので、もう少し長く切ってもらえるかもという期待で少し嬉しい。