2/1(水) 【Jpn1】川崎記念 回顧

 では回顧に移りましょう。結果から言えば私の本命⑧エルデュクラージュは9着。8人気でしたからまぁ仕方ないと言ってしまえばそれまでですが。1着⑤ウシュバテソーロ2人気、2着③テーオーケインズ1人気。3着には道中控えた5人気①ニューモニュメントが入りました。では展開を追って振り返って行きましょう。

 スタート直後、出が良かったのは③テーオーケインズで⑧エルデュクラージュも良いスタート。大外の➉ライトウォーリアが押してハナを主張します。最初のコーナーを曲がるまでに➉ライトウォーリアが先頭に立ち、③テーオーケインズは手綱を抑える形に。➉ライトウォーリア、③テーオーケインズ、④ペイシャエス、⑥ノットゥルノ、⑧エルデュクラージュの5頭が一塊となって先行し残りは後方待機の隊列になりました。隊列が決まったと思われた一周目のホームストレッチで後方にいた⑦テリオスベルが一気にハナを奪います。
 以降体勢に大きな動きはなく、⑥ノットゥルノと⑧エルデュクラージュがやや後退した程度です。3コーナーで⑧エルデュクラージュが捲り気味に動いて行きましたがいまいち動きが鈍い。ラチ沿いをスーッと上がっていった⑤ウシュバテソーロとは対照的です。大外を回して直線を迎えるもあとは力尽きてズルズルと後退していきました。

 結論から言えば、少々騎乗が不徹底だったのではないかと考えます。好スタートから先行集団に取り付く、これは全く問題ありません。しかし他に先行馬が多く一番外を回らされる形になっていました。その後中団まで位置を下げ、そこから捲るという無理のある展開。大外を回してくるであろう③テーオーケインズの外につけたせいで4コーナーではかなりの後手を踏んでいます。序盤に捲り切ったテリオスベルが4着、後方待機から直線だけで追い込んだスワーヴアラミス(前走エルデュクラージュが先着)にも0.7秒差を付けられたことを鑑みるに、もう少しやれたのではないかと思います。無論出走馬の層の厚さ・馬体のデキ・地力不足などもあるでしょうし一概に批判できるものでもないのは確かです。

 最後にレース展開に反した馬を探して〆としましょう。ハイペースを先行して粘れた馬、スローペースで後ろから差し脚を伸ばせた馬というのは得手して着順以上の力を秘めていることが多いものです。
 今回で言えばテリオスベルになるでしょう。牝馬ということで軽く見積もっていましたがなかなかどうして牡馬の一線級ともやり合える。能力の近いであろう牝馬達(グランブリッジ・ヴァレーデラルナ等)が混合重賞に出てきた時も注意が必要そうです。

 それでは今回はこの辺りで。また週末にお会いしましょう、錦でした。

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