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2022.10.16 第41節 H金沢戦「I Have a Dream」

2017年、J2リーグ10位。
初めて1つのサッカークラブを応援するようになった私は、中田のオジキの勝利時の前転にキャッキャし、アウェイ遠征に行く楽しさを知り、見事に沼にハマった。
そして「ああ、サッカーというのはなかなか勝てないもので、中位ぐらいが普通なのかな」と、ホーム最終節のセレモニーを「死んだような目」(友達談)で見ているところをカメラに映りながら思っていた。そんな初年度。

2018年、J2リーグ3位。
タヴァレス爺の笑顔と黄色帽に癒やされ、レアンドロ・ドミンゲス(元彼に似てる。ただし日本人)のプレーに魅了されながら、Jリーグ観戦の勝手を何となく分かってきた2年目。
最終節のA甲府戦は現地で観戦し、「やっぱ横浜FCのゴール裏カッコいいな」と気付かされ、コロ助の決勝弾、プレーオフ進出決定に興奮し、アドレナリンがドバドバどっぴゃーだった。
だけどプレーオフ2回戦で6位の東京ヴェルディに後半ATの決勝弾で敗戦し、絶望というものを味わった。おかげで今でも『後半ATのCK恐怖症』だ。
いまだに「上福元」と「ドウグラス・ヴィエイラ」という単語を聞くとイヤーな気持ちになる……。

2019年、J2リーグ2位、J1昇格🥈
とりあえず楽しい1年だった。
当初はタヴァレス爺の下なかなか勝てずだった。
しかし下さん(現 大分)の下では18戦負けなし、中山のかっちゃん(現 清水)や、当時アルバイトの松尾(現 浦和)の両翼が躍動し、横浜FCの最高傑作である光毅(現 スパルタ・ロッテルダム)がスタジアムを湧かせた。
ちなみに後半戦唯一の黒星、A京都戦は現地で大雨の中観戦していた。むしろ、その場に立ち会ったことは自慢できる。

このヤツ。ポツンと●のヤツ。

2020年、J1リーグ15位。
私にとって初めてのJ1。居ても立っても居られず、行くつもりはなかった開幕戦のA神戸戦に急遽行き、瀬古くん(現 川崎)のJ初ゴールを目にした。
コロナ禍で降格がないシーズンとは言えども、J1のレベルを思い知らされ、それでも通用する喜びもあった。
さらに無観客開催という非常事態に、たかだかサポーター歴3年ながら『Jリーグがある喜び』を実感し、『Jリーグのある日常』にいかに助けられていたのかを思い知らされた。
そして佐藤謙介(現 山口)との別れ。『横浜FCにおける謙介』という存在の大きさに気づいた年だった。(謙介!昇格決めたよ!)

2021年、J1リーグ18位、J2降格。
一転、まーーーーーー!苦しい年だった。
初戦のA札幌戦で「あれ?」と思ってからは、正直ずっと苦しかった。
けれど負けても負けても次の日には次の試合に向けてワクワクし、スタジアムに足を運んで応援する。
「勝てないかも」なんて思って試合に挑むわけではないから当然だけど、サポーターってヤツはドMなんだなと思った。
それでも瀬古樹という選手に出会えたことは幸せだったし、横浜FCというチームで一緒に戦えたことが何より嬉しかった。

満を持して今年2022年、J2リーグ2位、J1昇格🥈
シーズン始め、チームは「1年でJ1復帰」を掲げていた。それを目指すだけの選手陣だったし、スタッフも含めて強化しており、本気度が窺えた。
好調な滑り出しから勝てなくなった時期もあり、だけどサポーターも本気で1年でJ1復帰するという強い気持ちがあった。
今節試合前には昇格が決まっており、難しい入りだったのは想像できる。
もちろん勝ちたかった。勝ちたかったけど、とりあえず今は素直にこの昇格の喜びを味わいたい。


横浜FCサポーター歴6年目にして2度の昇格を味わえるなんて、私は相当幸せなんだと思う。

ホーム最終節のセレモニーで木村COOがこのように述べた。(うろ覚えだから意訳)

近い将来にはJ1優勝争いをしたいと
心からそう思っている

木村COO最終節スピーチより

J1がいかに厳しいリーグなのかは、2020年と2021年で痛いほど味わった。

今はまだ、現実的にはJ1に残留して定着することが1番の目標だ。

でも、夢を持ってもいいじゃないか。
夢が夢でなくなる日が、きっといつか来るだろう。
まずは夢を持たない限り、実現の可能性すらないのだから。

「横浜なら最後に"もっと"笑おうぜ」


1.試合結果

● 2-3
【得点者】 66' クレーベ、72' クレーベ


2.雑感

開幕戦がクレーベに始まり、ホーム最終節もクレーベで締まった。(最終節のA熊本戦残してるけど)

もちろん"たられば"なのは重々承知しているが、クレーベが年間を通して出場していた場合の世界線が見てみたかった気はする。

そしてやっぱり『ハマのエース』航基のゴールが見たかったなーというワガママ。

試合終了後にハセタツキャプテンが膝を落とし、悔しそうにしていた姿が印象的だ。
(涙も流していた…?)
悔しさの残る試合だったことも分かる。
この悔しさは、来年J1の舞台で。



3.総括

昇格が決まって何が嬉しいかって、色々なところから「おめでとう🎉」という言葉が聞けるところだと思った。

かつて在籍していた選手、メディア、選手同士、サポーター同士、横浜FCサポーターと知ってくれている友達、皆んなが笑顔になれる。
こんなサイコーなことはない。



そんな中、このレジェンドの引退が発表。

お立ち台(コロナ前、勝利時にゴール裏前で行われていたイベント)で、まさか俊輔本人も自分のチャントを歌わせられるとは思わなかっただろう😂

横浜FCのユニフォームを着て一緒に戦えたことは、夢のようだけど夢じゃない。

スタジアムDJのシュウちゃんさんや、木村COO、皆んながしきりに言っていた『横浜FCファミリー』。
俊輔も間違いなく、この先も『横浜FCファミリー』だ。

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