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強気と弱気〜金融市場と人との関係〜①

2024年3月21日。日経平均株価も金価格も史上最高値。著名な個別株も幾つかは最高値。
国内マーケットは買い一辺倒が続いている。
このような相場を強気相場、強基調なんていいます。

反対に、為替相場は米ドル円が151円台。円は米ドルに対して売られていますので、円は米ドルに対して弱気です。

英語だと、BullとBear、牛🐮と熊🐻なんていいますが、国内相場用語だと、強気と弱気。

何か面白い🤣。基本的に相場は、上がると思うもうを買って、下がると思ったら売る。それをまるで人の気持ちのように、前者を強気、後者を弱気という。何でかは分からないけれど、感覚的には納得できる。

もう少し理解するために、『強気』と『弱気』をそれぞれ分解してみる。

強気相場では、上手くいく場合、価格が上昇する流れに乗って利益を掴むチャンスを生む。
反対に、上手く行かない場合は、勢いよく買いに行ったところが、上がり切った天井、高値掴みで、直後に反転、元には戻らず、ひたすら損失が拡大するだけとなってしまう。まだまだ上がると強気になりすぎたが故の失敗😔。

弱気相場では、上手く行くというのは、保有していた買いの資産を損失が拡大する前に売り切ることだったり、空売り、ショートポジションで下落相場から利益を生むこと。

反対に、上手く行かない場合は、下落相場で、損切りをする勇気も持てず、ずるずると損を拡大すること。または、価格が高すぎるという思い込みから、結果上昇相場が続く流れであったにも関わらず、弱気のショートポジションを仕掛け、結局大きな上昇相場に呑まれてしまう。文字通りの弱気になり過ぎた故の失敗😔。

こんな風に、市場に対峙する際の行動を示す言葉と、一般的な人の行動や感情には共通点、類似点があるように思われ、それらを理解出来れば、世の中の不透明で理不尽だて思われることも、少しは明瞭で分かりやすいものになるのではないだろうか。

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