A-5sd
こないだ初めてA-5sdをやったので調べてみたくなっただけ。2-7sdすら遊べる場所が限られてるから多分何の役にも立たないけど強いて言えばA-5tdのラストドローにほんの少し役に立つかも。多分。
完成vs1枚チェンジ
2-7のときにもやったやつ、もはや伝統芸能。とりあえずフリップになるボーダーを数えてみる。AA234からAを変えて残り47枚のデッキから1枚引くとする。24(≒47÷2)枚くらいアウツがあれば確率的に50%なので56789Tくらいがアウツになっていればいいことになる。なんか意外と2-7とほぼ変わらないらしい。
初手完成の頻度
プリドローでxロー以上完成する確率
8→2.2%
9→5%
T→9.9%
T9876と4432Aが戦うとして、残り42枚から1枚変えて19アウツなので45%
T側は勝ってる気一切しないけどこれでも一応AKvsQQくらいある。(もちろんベットラウンドを切り抜けないといけないけど)
1枚チェンジの出現頻度
xロードロー以上が配られる確率
7→6.2%
8→12.4%
9→22.3%
T→37.2%
2-7ではJ完成(9.7%)とTドロー(24.4%)を基本にレンジ構成されるだろうと推測していたが、A-5ではT完成(9.9%)と8ドロー(12%)で22%程度の参加頻度をベースにBTN等レイトポジションでは9,Tドローを加えて参加頻度を上げる戦略になると推測できる。
2-7と違いガット等がエクイティに影響を与えないため、T完成に対してフリップに持ち込める1枚チェンジハンドが2-7より単純に多い。
BTN参加頻度をT完成とTドローで賄えるから2枚チェンジは基本的に要らなそう。
2枚チェンジ
とはいえ一応ね?
AAA23から2枚変えてみると…
8→15%
9→22%
T→31%
ポラライズとかいうポーカーの必殺技を使うことで何とかなりそうではあるもののやっぱ基本は1枚チェンジでレンジをまかなうという結論に代わりなさそう。
結論
・ベースはT完成(9%)と8ドロー(12%)
・レイトポジションになるにつれTドロー(37%)を増やしていく
・2枚チェンジは不利なことは変わらないので相当腕に自信がある人だけ
・(相手がTローを全てプレイしている前提で)初手完成の半分はTロー、2/3が9753Aなので1枚変えて96くらいが多分バリュー打てる、8できたら絶対打てる
おまけ
「明日から使える小ネタ」とかには程遠いので普通のA-5tdラストドローについてちょっとだけ
この記事を見て、例えばA-5tdでもTローはpadや!という人が現れるとまずいのでトリプルドローの場合の確率を概算します。
BTNvsBB
お互いのドロー枚数が2→2→1(BB)、1→1→「1?pad?」
①何ロー完成からpad?
そんなに変な前提でもないはず。
2ndドローまででお互いに見たカードの合計は16枚なので残り36枚から相手は1枚引く。仮にこのときお互いの見た全てのカードが相手のアウツでない場合にこちらの勝率が50%を超えるためには相手の必要アウツは18枚未満になる必要がある。(例:相手432Aとして5,6,7,8全部残ってる場合で16枚)
→このことから
・8完成の場合はpad
・9完成は相手が最大20アウツで、途中で9以下のカードを追加で見ていれば自分のハンドも込みで大体相手のアウツを2枚つぶしていそうなのでpad
すべきといえる。
トリプルドローは途中でデッキの不要カードを除去している分残りデッキに当たりカードが含まれる確率が上がっているのでsdと同じpad基準にはならないことに注意。
意外と道中に見たカード次第で完成対1枚のEQは変わりそうやなあと思いつつも、正直これまで途中にひいたカードなんてめんどいから覚えてなかった。でも皆があまりにも「途中に8をいっぱいみたから」「7をいっぱいみたから7ロー無いと思ったんやけどなぁ」とかうるさいから最近は自分もアミュおじアクションとるために覚えることにし始めた。もしかしたらいつか悩んだときに決める要素になるかもね。でもそんなに7とか8とかなんて来ねえよ絵札しか見ないからブラフもせずに静かにチェックフォールドしてんだよ。いっぱいペアったからブラフしたら相手その数字持ってんだけどどうなってんだよいい加減にしろよ。